囲碁で両者最善手を打った場合、n目以下の全てのコミでは黒勝ちであり、n+2目以上の全てのコミでは白勝ち、というnは存在しますか。
2.
もし、そのようなnが存在する場合、n+1目のコミでは、「黒勝ちか白勝ちかのどちらか」でしょうか、それとも「引き分け」でしょうか。
>1.
>囲碁で両者最善手を打った場合、n目以下の全てのコミでは黒勝ちであり、n+2目以上の全てのコミでは白勝ち、というnは存在しますか。
存在しません。ただし、盤のサイズによって、
1路盤=双方着手ができず(反則)、パス。
2路盤=黒1/1,白2/2でセキ
3路盤=黒2/2で、白どこに打っても全取られで負け
4路盤=黒2/2or2/3or3/2or3/3で白どこに打っても全取られで負け
といった結果になります。盤のサイズを拡大していくことによって、コミというか平行点は移動していきますので、一概には言えません。
>2.
>もし、そのようなnが存在する場合、
前提が否定されているので、意味がない回答になります。
存在するか?という問いには、おそらく存在する、という回答で世界の碁界の合意があると言っていいと思います。それはnとn+1で議論されていて、コミはn+0.5とされます。1目単位ですと持碁になることがありますから、現在は半目をつけるのが慣例です。
両者が最善手を打つという仮定を、初手以外まったく同じ価値の手を互いに打ち続けるという仮定に置き換えます。ちょっと強引ですけど。
初手に星やら小目やらに打つ価値は、おおよそ10目と言われています。nがあるとすれば、その半分の5以上、10以下であろうというわけです。
ちょっと前まで日本は、n=5でやってました。今は日本はn=6で実験中ですね。世界ではn=7の大会もあります。
「おそらく存在する」のですか?
絶対に存在するようにも思いますが。
現在当然最善手でない手を交互に打っているので、打つ度に先手の有利さが減少していっているように思います。
それで、先手に打つ価値は、80目位ではないでしょうか。
白地はできるような気がしますが。