THEME:「わが家にお部屋に、ずっとありつづけるモノ」
“ディア・ライフ”=『親愛なる日々』。イエは暮らしと人生の舞台。「LIFE」という言葉に、生活と人生の2つの意味をこめて、イエと家族のストーリーを語り合いませんか? 心のページに刻まれた思い出も、現在のイエでの愛しいワンシーンも。毎回のテーマに沿って素敵なエピソードを、豊かな暮らしを創っていく〈イエはてな〉のマインドで投稿ください!
*回答条件* 下記のページをご覧になってご投稿くださいね!
「Welcome to イエはてな」
http://d.hatena.ne.jp/ie-ha-te-na/20080731
テーマ詳細とアイデア例
http://d.hatena.ne.jp/ie-ha-te-na/20101013
※ピックアップ受賞メッセージは、〈みんなの住まい〉サイトにて記事紹介させていただきます。またメッセージは表記統一や文章量の調整をさせていただくことがございます。
※〈イエはてな〉では、はてなスターを「おすすめメッセージ」として活用しています。投稿期間中ははてなスターのご利用を控えていただけますようお願いいたします。
※質問は10月18日(月)正午で終了させていただきます。
祖母から受け継いだ50年ほど前の、陶器の重箱。
この重箱は祖母の叔母の結婚式の引き出物にいただいた物とのこと。
丸みを帯びた四隅と少し色あせたようなレトロな梅柄、丁寧に使用しているので今もなお現役です。
祖母が料理に目覚めた私に、10年ほど前に譲ってくれました。
お正月のおせち料理、お彼岸の頃には牡丹餅やお萩を詰めて墓参り、小学校の運動会には、母と共に風呂敷につつんだこのお重に、いっぱいの料理を持ってきてくれたことを覚えています・・・
イベントにはいつもこの重箱が出てきたように思います。
私にとって、とてもなじみ深く、思い出がいっぱいつまった大切な宝物です。
漆塗りの重箱はハレの日の物というイメージがありますが、陶器の重箱は普段使いにも合います。
そして、料理をいつもよりもっとおいしく見せてくれるのです。
いろんな料理をお重から取っていただいたり、一人分ずつ分けて盛ったり・・・・
おもてなしに、お花見に、七夕の時期にもと大活躍♪
年に一度でなく、頻繁に利用し重箱の魅力をみんなで楽しみます。
祖母からは、重箱と共に我が家に伝わるお節料理の作り方と由来、そして縁起言葉等も改めて教えてもらいました。
我が家のお節料理は、正式な物とは若干違ってちょっぴり洋風アレンジされています。
・野菜のお煮しめ(椎茸、人参、コンニャク、ごぼう、レンコン、里芋、鞘インゲン)
・出汁巻き玉子 (砂糖ではなく、みりんだけで甘みを出します)
・鰤の照り焼き (タレに漬け込むことと、焼く時に小麦粉をまぶすのがコツ)
・紅白ナマス (干し柿入り)
・煮豚(スコッチエッグと一緒に仕込みます)
・スコッチエッグ (鶏卵使用)
・黒豆(古釘を入れて煮ると皮の表面にシワが寄らないようにします)
・昆布巻き(にしん入り)
・田作り(くるみと和えます)
いつか娘にも「ひいばあちゃんのお重を大切に使ってね」と渡す日を楽しみに、お節料理のレシピと、重箱を開ける楽しみを伝えたいと思います。