大分類 売上構成比 粗利率 相乗積
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食品 50% 30% 15
文具 40% 25% 10
その他 10% 20% 2
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合計 100 27% 27
であるとして、大分類「食品」の下位分類の中分類の相乗積を表す場合、どちらを使われてますか?
中分類 売上構成比 粗利率 相乗積
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飲料 60% 30% 9 or 18?
パン 40% 30% 6 or 12?
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参考URL
http://www.aquair.co.jp/yosan.html
よろしくお願いします。
ある分類に属する下位分類の相乗積の合計は
その分類自体の相乗積に一致しなければ意味がありません。
でないと、全体に対する個々の商品の「重み」の評価を適正に行えません。
この例の場合、大分類「食品」内の売上構成比が
「飲料」60%、「パン」40%となっていますが、
相乗積を算出する場合は、下位分類内の売上構成比でなく、
全体における売上構成比を用いなければなりません。
全体における「飲料」「パン」の売上構成比は、
大分類「食品」の売上構成比である50%を乗じて
「飲料」60%×0.5=30%、「パン」40%×0.5=20%となり、
この数字を用いて計算すれば、相乗積はそれぞれ飲料9、パン6になり
その合計は、大分類「食品」の相乗積である15に等しくなります。
何のために「相乗積」を求めるか、ですが、
これが「100万円の総売り上げ、27万円の利益の内で、食品の占める
のは何万円?15万円!」というのを見つけるためとすれば、
「食品の内で飲料の占めるのは何万円?9万円!」が分かるのが
よいでしょう。
もっとも、これが事業部別に独立採算制をとっている総合商社であれば、
商社中の食品事業部の割合と、食品事業部中の飲料部門の割合とでも
いうのなら、行きかたもあるでしょう。
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