なぜ、エジプトの車は夜間に無点灯で走るのでしょうか?
年末年始のエジプト旅行で、カイロ空港からレンタカーを借りて、カイロ市内やスエズ運河、シナイ半島の南側まで行き、トータルで1500kmほどドライブをして帰ってきました。
初めてのエジプトでしたが、他のアフリカの国や東南アジアでのドライブ経験が多数あり、さらに携帯電話のGPSのおかげで、昼も夜も楽しくドライブできました。
エジプト市内のハイウェイや街中でも1-2割程度の車がヘッドランプを付けないで走っています。(その内半数は補助灯も付けません) 街灯が一切無いようなシナイ半島でも同様でした。
ヘッドランプが壊れている車もあると思いますが、無点灯の対向車が近づいてくるとパッシングを数回してそのまますれちがいます。追い越し時も同様です。
試しに街灯が一切無い状態の砂漠のハイウェイで時速100kmでヘッドランプを消してみたら数秒すら走ることができません。
エジプト流ドライブに慣れたのですが、街灯無し夜間ヘッドライト無点灯の時速100km運転だけは理解不能です。
エジプト事情に詳しい方、教えてください。
真偽のほどは定かではありませんが、イスラエルとの戦争中に始まったそうです。その後、その習慣が続き、「本当の漢はヘッドライトは必要ない」という意味合いでヘッドライトは点けないらしいです。
http://speakingupandspeakingoutfromcairo.wordpress.com/2010/08/1...
I visited Egypt in 1990 and the only thing you didn’t mention was the driving after dark with LIGHTS OFF. Are they still doing that?? I was told it was started during the war with Israel and got continued afterward as a macho thing. After all, “REAL men don’t NEED their headlights at night….”
検索すると諸説あるようですので、いくつか。
私見で一番納得できる理由は Donald and Esther's Travels: Three Facts about Electricity in Egypt にある、ツアーガイドさんの説明でした。
Our tour guide explained that Cairenes feel that they shouldn't waste their batteries and headlights, as long as streetlights provide at least a little light to drive by.
「カイロでは街灯がある限り多少の明かりはあるので、そういう時にライトとバッテリーを使いたくない」という事です。
エジプトで電球が高価かどうかは寡聞にして知りませんが、高温の場所だとバッテリーの劣化が促進されます。
日本でも、昭和40~50年代の話ですが、バッテリーを長持ちさせるために、交差点での信号待ちの間に車のライトを消していた人も多かったと記憶しています。
(昨今のバッテリーは性能が向上しているので、意味のない事かもしれませんが)
これと同様に、エジプトのドライバーの間では、ライトを点けるとバッテリーが上がりやすくなる、と信じられているのではないでしょうか。
ご参考になれば幸いです。
色々と納得できそうな点があります。ありがとうございました。
そんなもんなんでしょうか。戦争や山賊との関係からきているものとはなんとなく理解できますが、、、