よろしくお願いします。
紹介した作品について、簡単に説明をつけていただけると助かります。
媒体は漫画でも映画でも小説でも何でも構いません。
【作品例】
・とらドラ(アニメ)
・君が望む永遠(エロゲ)
既に回答されている方がいたら重複してしまって申し訳ありません。
夏目漱石の「こころ」です。
主人公が私淑している先生とその親友と下宿先のお嬢さんです。
時代が時代なので下宿先のお嬢さんの気持ちは分かりません。
http://www.aozora.gr.jp/cards/000148/card773.html
あとは今映画も上映されている村上春樹の「ノルウェイの森」です。
どうしても主人公と緑と直子という関係に目がいきがちですが、
主人公と親友のキズキと直子の三者の関係は幼馴染のカップルになぜ主人公という他者が必要だったか?を
考えると三角関係ともいえなくはないです。
「正しい恋愛のススメ」
出版社/著者からの内容紹介
竹田博明:17歳。ルックスよし、彼女ありのフツーの高校生。護国寺洸:オモテの顔は秀才の委員長。ウラの顔は一晩5万円で“愛”を売る出張ホスト。洸に裏の世界に導かれて、博明の日常はとんでもないことに…
http://www.amazon.co.jp/%E6%AD%A3%E3%81%97%E3%81%84%E6%81%8B%E6%...
「恋のめまい 愛の傷」
内容説明
婚約者の亮と共に、久しぶりにフランスから帰国した更紗。しかし空港で更紗を出迎えたのは、3年前に愛し合いながらも仲を引き裂かれた年下の恋人・琳だった。実の兄弟・亮と琳の間で、更紗の感情は激しく揺れ動く――。あとがき/一条ゆかり
http://www.amazon.co.jp/%E6%81%8B%E3%81%AE%E3%82%81%E3%81%BE%E3%...
一条ゆかりさん
映画化、テレビアニメ化、テレビドラマ化もされた人気作品。第28回(昭和57年度)小学館漫画賞受賞。
主人公、若松真人が二人のみゆきに振り回される。1人は血の繋がらないかわいい妹、もう1人は美人同級生。ほんとに好きなのは?
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%BF%E3%82%86%E3%81%8D_%28%E6%...
みゆき全5巻 完結コミックセット(ヤングサンデーコミックス ワイド版)
ヨスガノソラ(エロゲ.アニメ)
ハーレム
ああっ女神さまっ
天地無用!
いちご100%
恋姫†無双
To LOVEる -とらぶる-
ラブひな
ロザリオとバンパイア
ハヤテのごとく!
生徒会の一存
藍より青し
セキレイ (漫画)
シスター・プリンセス
双恋
天使のしっぽ
ネギま!?
BLOOD+
化物語
涼宮ハルヒの憂鬱
エルフェンリート
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8F%E3%83%BC%E3%83%AC%E3%83%A...
ダブル三角
著/小松左京
発行/イオ
形 式 :
価 格 : 105円(税込
これ以上複雑な三角関係は無いというくらい複雑な三角関係
解説
男と女の複雑な三角関係…
1963年11月「週刊サンケイ」に掲載された作品。
抄録
夫が、私の眼のとどかない所で、なにかこそこそやっているらしい事は、こないだうちからうすうす感づいてはいた。——亭主のやっていることなど、妻がそのするどい眼で、ジロリと一べつすれば、いっぺんにわかってしまう。それをいやというほど知っていながら、なおこそこそやりたがるなんて、男ってほんとに性根の悪い、女々《めめ》しい動物だ。——一度はたしかに証拠をつかんだと思った。その日の朝食の時、夫は“レストラン・インターナショナル”の朝食のボックスに手をつけなかった。
「どうしたの?」と私はきいた。「“インターナショナル”の食事にあきたの?
——こないだ“コスモス食事宅送会社”から、きりかえたばかりじゃないの。そうぜいたくをいわれたんじゃ、家計がもたないわ」
「たべたくないんだよ」夫は、色白の顔の長いまつ毛を伏せて、おどおどといった。
「どうして?」
「別に——食欲がないんだ」
それだけで、なんとなくピンと来た。私は額《ひたい》ごしに夫をにらみすえながら、自分の保温容器の中から、朝食をとり出して、一口あまさず平らげた。夫は私の正面に、身をちぢめて坐《すわ》っていた。食事がすんで、汚れた容器と、手のつかない容器を食事宅送パイプの中へいれた時、ちょうど出勤時間を知らせるオルゴールが鳴りはじめた。とたんに夫は、はじかれたように立ち上がって、かくすようにカバンをひっつかむとそそくさと戸口にむかった。
「お待ち!」と私はどなって、夫の腕をむんずとつかんだ。
「そのカバンの中をちょっと見せて!」
「はなしておくれよ!」夫はカンだかい悲鳴をあげた。
「うでがおれる!」
私がカバンをひったくると、夫はまっさおな顔をして立ちすくんだ。何か——何だか知らないが何かの‘証拠’がかくされていると、直感的にさとった私は、そのカバンをあけて中をひっかきまわしてみた。だが——出てきたものは、意外にも、古ぼけた料理の本と、これも古道具屋で買って来たらしい、料理用の包丁だった。
「なんなの、これは?」私は、多少あてはずれの感じで、二つの品物をつきつけた。
「いや、あの……」夫はあぶら汗を流しながら、窮鼠《きゅうそ》がネコをかむような表情で、必死に威厳をとりつくろおうとした。
「つまり、ねえ、——たまには家で料理をつくってみないか? いくら便利で、栄養たっぷりでも、毎日、規格品の味ばかりじゃげっそりしないかい?」
「なァんですって?」私はハッタとばかり夫をにらみすえた。——もうそれだけで夫は気絶しそうになった。「じゃあなたは、私を、一世紀前の解放されない主婦みたいに、ドレイ的台所労働にしばりつけようっていうの? 妻の貴重な時間を、イモをむいたり、ナッパをきざんだりしてつぶそうというの? 第一私に料理なんてやれて?」
「君にさせるとはいってないよ」夫は半ベソをかきながらいった。「僕がやるよ……やってみたいんだ」
「よしてちょうだい!」私は金切り声をたててやった。
「あんたがそんなめめしい事やりたがってるなんて、ご近所に知られたら、私の顔はまるつぶれだわ。このきれいなアパートを、煙だのタマネギの臭《にお》いなんかでいっぱいにさせて、たまるもんですか! 家で料理をしたがる男なんて、私のおばあさんの頃から、ゴキブリ亭主とかいって女たちにケイベツされてたのよ——さァ、こんなものかえしてらっしゃい」
だが——夫が骨董品《こっとうひん》の菜切包丁をにぎりしめた時の、妙に恍惚《こうこつ》とした表情の中に、私は単に料理をしたいというだけでない、もっと深いところにある秘密を、ふとかぎとったような気がした。——女の第六感という奴だ。いくら女性が男性化したといっても、このカンだけはおとろえていない。これこそ、女性の男性支配におけるもっとも強力な武器なのだから。
ハーレム系は三角関係としてはちと弱いような気がします。
君望くらい明確な三角関係だと嬉しいです。