1.モノクロームフィルム 2.カラーネガフィルム 3.カラーリバーサルフィルム の内、
A 粒子性が最もすぐれている(粒子が細かい)ものとその理由
B ラティチュードが最も広いものその理由
1の回答をした者です。
1点弁解をしないといけないことがあります。
粒状性と解像度で違いがありまして、粒状性そのものは、メーカーによってその基準が違うということもありますので一概に比較できないという問題があるので「解像度」で置き換えたもので回答いたしました。この粒状性の問題は実際に撮像データをどのように使いたいかということで答えが変わります。そして、デジタルカメラと比較するということは意味がないという結論になっているかと思います。
また、ご質問にあります、フィルムの製造工程による粒状性の差ということを考えるよりは、現像方法によりどのようにその粒状性が変わるかということの方が大きいと思います。モノクロフィルムの現像には非常に多様な現像方法があります。実際同じ現像液で現像しても攪拌時間を5秒/30秒と10秒/1分では結果が変わります。
微粒子現像液と希釈現像でも結果は変わります。そのような工夫の余地のあるモノクロと、C-41、E-6処理という一定の処理による現像を行うものでは粒子にチューニングをした現像というのはできない分、結果も勝ち目がないということになるかと思います。
フィルムによる結贈には、ご指摘の粒子の大きさを作るための現像(結晶化工程)はとても重要なプロセスですが、その一方でこの結晶を大きくする作業は「鮮鋭度」「コントラスト」にも影響を及ぼします。そういったバランスの上で結果が出てくるものですので、なかなかそのバランスをとる必要のあるカラーは白黒に比べて不利になるかと思います。
実際、フィルムの性能があがったとはいえ、同じ感度のフィルムでは基本的に
白黒<ネガ<リバーサル
という粒状性を実感します。
(化学薬品・フィルムメーカーの者ではありませんので、正確性に欠ける表現になりますことご容赦ください。あくまでもフィルムを使って写真を撮っている者としての感想です)
RMS粒状度というスケールがあるのですが、その数値は同じフィルム間(ネガ・ポジ・白黒)では比較は可能ですが、フィルムが異なった場合比較方法が異なるようですので注意が必要です。
カラーリバーサルは下記のように比較をして使い分けることができるのですが、
http://www.h2.dion.ne.jp/~p24o934/photo/film.htm
コダックの説明にあるとおり、なかなかやっかいな問題に陥ります。
http://www.kodak.com/JP/ja/motion/student/handbook/sensitometric...
A 粒子性が最もすぐれている(粒子が細かい)ものとその理由
200本/mm
http://komamura.co-site.jp/Rollei/pd/Film.html
(駒村紹介では取扱中止となったようです)
現在はこちらになるかと思います。
いままでの歴史で言えば
テクニカルパン+Pota現像
による超微粒子というものがありました。
ネガ・ポジではこれに勝てるものは出ていないと思います。
リバーサルで一番粒状生の細かいベルビアで
160本/mm
http://fujifilm.jp/support/pdf/filmandcamera/datasheet/ff_velvia...
ネガカラーリアらエースで
125本
http://fujifilm.jp/support/pdf/filmandcamera/datasheet/ff_realaa...
B ラティチュードが最も広いものその理由
上と関連しますが、本当にラチチュードを広げるということではないですが、この超軟調現像(pota現像)によってコントラストの低いネガが作成できます。
ラチチュードは上のようなデータシートはないと思います。
一般的には
ネガ(モノクロ)は±3段
ネガ(カラー)は±2段
ポジは±1段
というような感覚で私の場合撮っていますが、
このような説明をしている人もいますね。
http://www24.big.or.jp/~antares/photo_gallery/camera/camera24.ht...
アンセルアダムスはゾーンシステムによりラチチュードのコントロールをしようとした(正確な意図は違うんでしょうが、私はそのように解釈しています)事例があります。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%BE%E3%83%BC%E3%83%B3%E3%82%B...
もっとも、フィルムに映ったものも印画紙のラチチュードもありますので、実はネガにある全領域を光画することはできません。
ありがとうございます。
粒子性の優れている物は、モノクロネガフィルムという事でしょうか?
製造工程による差で、どのフィルムが有利という事は無いのでしょうか?
1の回答をした者です。
1点弁解をしないといけないことがあります。
粒状性と解像度で違いがありまして、粒状性そのものは、メーカーによってその基準が違うということもありますので一概に比較できないという問題があるので「解像度」で置き換えたもので回答いたしました。この粒状性の問題は実際に撮像データをどのように使いたいかということで答えが変わります。そして、デジタルカメラと比較するということは意味がないという結論になっているかと思います。
また、ご質問にあります、フィルムの製造工程による粒状性の差ということを考えるよりは、現像方法によりどのようにその粒状性が変わるかということの方が大きいと思います。モノクロフィルムの現像には非常に多様な現像方法があります。実際同じ現像液で現像しても攪拌時間を5秒/30秒と10秒/1分では結果が変わります。
微粒子現像液と希釈現像でも結果は変わります。そのような工夫の余地のあるモノクロと、C-41、E-6処理という一定の処理による現像を行うものでは粒子にチューニングをした現像というのはできない分、結果も勝ち目がないということになるかと思います。
フィルムによる結贈には、ご指摘の粒子の大きさを作るための現像(結晶化工程)はとても重要なプロセスですが、その一方でこの結晶を大きくする作業は「鮮鋭度」「コントラスト」にも影響を及ぼします。そういったバランスの上で結果が出てくるものですので、なかなかそのバランスをとる必要のあるカラーは白黒に比べて不利になるかと思います。
実際、フィルムの性能があがったとはいえ、同じ感度のフィルムでは基本的に
白黒<ネガ<リバーサル
という粒状性を実感します。
(化学薬品・フィルムメーカーの者ではありませんので、正確性に欠ける表現になりますことご容赦ください。あくまでもフィルムを使って写真を撮っている者としての感想です)
RMS粒状度というスケールがあるのですが、その数値は同じフィルム間(ネガ・ポジ・白黒)では比較は可能ですが、フィルムが異なった場合比較方法が異なるようですので注意が必要です。
カラーリバーサルは下記のように比較をして使い分けることができるのですが、
http://www.h2.dion.ne.jp/~p24o934/photo/film.htm
コダックの説明にあるとおり、なかなかやっかいな問題に陥ります。
http://www.kodak.com/JP/ja/motion/student/handbook/sensitometric...
ご丁寧なご説明をありがとうございました。
ご丁寧なご説明をありがとうございました。