幕末から明治初期にかけての日本の変動について取り扱った本を探しています。


質問者は日本史に精通しているわけではなく、高校の授業においても及第点とるのが精いっぱいでした。
最近、この不勉強を改めようと思い立ったのですが、どの本に手をつけたらいいのか見当もつきません。

事件の因果関係や、後世への影響など、明治維新を社会学的に分析している本。庶民、藩士、或いは海外など、異なった立場からの認識を紹介した本。等、高校の教科書と比べて、一歩踏み込んだ内容の本を探しています。

大学の講義で使うようなものでは頭が追いつかない可能性があります。新書のように、誰でも容易に手に入れることのできる本の中で、深い考察を持って明治維新付近の日本の情勢を論じている良書をご存知でしたらお教え願います。

「明治維新」「幕末」などの検索ワードに該当したタイトルを羅列するのはご遠慮願います。

回答の条件
  • 1人2回まで
  • 13歳以上
  • 登録:2011/02/20 22:58:42
  • 終了:2011/02/27 00:44:10

ベストアンサー

id:Baku7770 No.4

Baku7770回答回数2831ベストアンサー獲得回数1812011/02/21 17:29:32

ポイント35pt

コメントを拝見し、回答します。

 時間に余裕があるのなら、まず歴史街道の定期購読をお薦めします。歴史を扱った雑誌は数多く出版されていますが、歴史街道はPHP出版の雑誌で、現在のパナソニックの創業者である松下幸之助の遺志を継いでいます。松下幸之助は幕末から明治維新にかけての歴史や文化の保存にも傾注した方です。

 そのため、各号のメインテーマが幕末から明治維新にかけての時代から離れていても、何らかの内容がその時代の日本を扱っています。

 目の前にある2010年3月号だと総力特集は「長篠合戦真実」ですが、特集は「幕末の私塾」ですし、東京23区内の幕末維新の偉人の銅像マップが記載されています。

 これは書籍ではありませんが、京都を訪れるなら霊山歴史館に立ち寄るのも一興です。ここは、先述のパナソニックが寄付をしたりしていますから。

 次に明治時代はどのように考え、政治が行われたのかを知る手っ取り早い方法としては児玉源太郎について調べるのがいいと考えます。彼を有名にしたのは日露戦争でのエピソードですが、神風連の乱鎮圧の直後、東京から現地へ真っ先に送られた電報「児玉少佐ハ無事ナリヤ」は、当時24歳の一少佐にかける期待がどれほどのものであったかを物語る逸話もあったほどの人です。太平洋戦争後も米軍から児玉が生きていれば負けたかもとまで称されています。

 児玉については、

天辺の椅子―日露戦争と児玉源太郎 (文春文庫)

天辺の椅子―日露戦争と児玉源太郎 (文春文庫)

  • 作者: 古川 薫
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • メディア: 文庫

謀将児玉源太郎―ある名補佐役の生涯 (光人社NF文庫)

謀将児玉源太郎―ある名補佐役の生涯 (光人社NF文庫)

  • 作者: 生出 寿
  • 出版社/メーカー: 光人社
  • メディア: 文庫

史論 児玉源太郎―明治日本を背負った男

史論 児玉源太郎―明治日本を背負った男

  • 作者: 中村 謙司
  • 出版社/メーカー: 光人社
  • メディア: 単行本

と結構出版されていますので、多読してみてください。

 最後に意欲に火が点いたばかりの方の腰を折るようで申しわけありませんが、アドバイスを幾つか申し上げます。

 目標は崇高です。その分障害が多いことを覚悟してください。例えば、明治末期まで日本が本当に強かった時代です。そのため現代とギャップが大きいんですよ。日本海海戦で大勝利して、戦艦を沈没させるのは愚将という見方をさせるようになってしまった。それが太平洋戦争で勝てる戦いでも戦力の投入を躊躇させることに繋がっていきます。

 また、現在の腐敗政治に繋がるのもこの時代で、現在入手困難なので紹介はできませんが、「賄賂の歴史」という書籍が入手可能なら読んでみて下さい。後半のわずかだけですが、中学や高校の日本史の授業で維新以後を教えないのはこういった理由かと思えるような内容が記述されています。

id:muchi1234

アドバイスありがとうございます!御紹介いただいた書籍、いくつか購入しました。時間をかけてゆっくり消化していきたいいと思います。

2011/02/21 21:54:11

その他の回答(5件)

id:castle No.1

castle回答回数1011ベストアンサー獲得回数122011/02/21 00:35:49

ポイント20pt

氷川清話 (講談社学術文庫)

氷川清話 (講談社学術文庫)

  • 作者: 勝 海舟
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • メディア: 文庫

幕末の事を知るなら、その時代を生きた人たちの言葉をじかに読まれてみてはいかがでしょうか。

この本では明治維新の渦中にいた当事者の一人、勝海舟ご本人の言葉を読むことができます。生きた時代感覚を感じることが出来るのではないかと思います。

id:muchi1234

ありがとうございます!早速注文してみようと思います。

2011/02/21 21:40:34
id:online_p No.2

online_p回答回数1153ベストアンサー獲得回数592011/02/21 00:43:52

ポイント20pt

岩波文庫ででているアーネスト・サトウの日記が一番、実相に近いと思います。

http://www.amazon.co.jp/%E4%B8%80%E5%A4%96%E4%BA%A4%E5%AE%98%E3%...

http://www.amazon.co.jp/%E4%B8%80%E5%A4%96%E4%BA%A4%E5%AE%98%E3%...

id:muchi1234

ありがとうございます!早速注文してみようと思います。

2011/02/21 21:40:43
id:nawatobi_penguin No.3

nawatobi_penguin回答回数696ベストアンサー獲得回数992011/02/21 02:06:59

ポイント35pt

福沢諭吉の口述を記録した自伝。

口語なので読みやすいです。なかなかお札になった人の本を読むことはないのではないでしょうか。

ただ口述をまとめた自伝なので少しオーバーに話していると感じる部分もあります。

新訂 福翁自伝 (岩波文庫)

新訂 福翁自伝 (岩波文庫)

  • 作者: 福沢 諭吉 富田 正文
  • 出版社/メーカー: 岩波書店
  • メディア: 文庫


外国人女性から見た日本。

二人とも1900年前後に来日しています。

やはり今も昔も自身の少ない国から来日された方は地震に非常に恐怖を持つというのが分かりました。

ベルギー公使夫人の明治日記

ベルギー公使夫人の明治日記

  • 作者: エリアノーラ・メアリー ダヌタン
  • 出版社/メーカー: 中央公論社
  • メディア: 単行本

明治日本見聞録 (講談社学術文庫)

明治日本見聞録 (講談社学術文庫)

  • 作者: エセル・ハワード
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • メディア: 文庫

id:muchi1234

ありがとうございます!早速注文してみようと思います。

2011/02/21 21:41:06
id:Baku7770 No.4

Baku7770回答回数2831ベストアンサー獲得回数1812011/02/21 17:29:32ここでベストアンサー

ポイント35pt

コメントを拝見し、回答します。

 時間に余裕があるのなら、まず歴史街道の定期購読をお薦めします。歴史を扱った雑誌は数多く出版されていますが、歴史街道はPHP出版の雑誌で、現在のパナソニックの創業者である松下幸之助の遺志を継いでいます。松下幸之助は幕末から明治維新にかけての歴史や文化の保存にも傾注した方です。

 そのため、各号のメインテーマが幕末から明治維新にかけての時代から離れていても、何らかの内容がその時代の日本を扱っています。

 目の前にある2010年3月号だと総力特集は「長篠合戦真実」ですが、特集は「幕末の私塾」ですし、東京23区内の幕末維新の偉人の銅像マップが記載されています。

 これは書籍ではありませんが、京都を訪れるなら霊山歴史館に立ち寄るのも一興です。ここは、先述のパナソニックが寄付をしたりしていますから。

 次に明治時代はどのように考え、政治が行われたのかを知る手っ取り早い方法としては児玉源太郎について調べるのがいいと考えます。彼を有名にしたのは日露戦争でのエピソードですが、神風連の乱鎮圧の直後、東京から現地へ真っ先に送られた電報「児玉少佐ハ無事ナリヤ」は、当時24歳の一少佐にかける期待がどれほどのものであったかを物語る逸話もあったほどの人です。太平洋戦争後も米軍から児玉が生きていれば負けたかもとまで称されています。

 児玉については、

天辺の椅子―日露戦争と児玉源太郎 (文春文庫)

天辺の椅子―日露戦争と児玉源太郎 (文春文庫)

  • 作者: 古川 薫
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • メディア: 文庫

謀将児玉源太郎―ある名補佐役の生涯 (光人社NF文庫)

謀将児玉源太郎―ある名補佐役の生涯 (光人社NF文庫)

  • 作者: 生出 寿
  • 出版社/メーカー: 光人社
  • メディア: 文庫

史論 児玉源太郎―明治日本を背負った男

史論 児玉源太郎―明治日本を背負った男

  • 作者: 中村 謙司
  • 出版社/メーカー: 光人社
  • メディア: 単行本

と結構出版されていますので、多読してみてください。

 最後に意欲に火が点いたばかりの方の腰を折るようで申しわけありませんが、アドバイスを幾つか申し上げます。

 目標は崇高です。その分障害が多いことを覚悟してください。例えば、明治末期まで日本が本当に強かった時代です。そのため現代とギャップが大きいんですよ。日本海海戦で大勝利して、戦艦を沈没させるのは愚将という見方をさせるようになってしまった。それが太平洋戦争で勝てる戦いでも戦力の投入を躊躇させることに繋がっていきます。

 また、現在の腐敗政治に繋がるのもこの時代で、現在入手困難なので紹介はできませんが、「賄賂の歴史」という書籍が入手可能なら読んでみて下さい。後半のわずかだけですが、中学や高校の日本史の授業で維新以後を教えないのはこういった理由かと思えるような内容が記述されています。

id:muchi1234

アドバイスありがとうございます!御紹介いただいた書籍、いくつか購入しました。時間をかけてゆっくり消化していきたいいと思います。

2011/02/21 21:54:11
id:Hyperion64 No.5

Hyperion64回答回数791ベストアンサー獲得回数842011/02/24 19:48:10

ポイント20pt

 幕末から明治初期にかけて多くの欧米人が日本を訪れて、その異質性や特異性、

美点や欠点について見聞録を書き残してくれています。

 この本は丹念にそうした見聞内容を拾い集め、政府や権力者、産業などではなく

どちらかというと生活者や民衆の目線でかつての日本がどんな国だったかを

伝えてくれます。

 先進国民であるという欧米人の偏見をこえて、独自な文化を培った

我らの先祖の国への彼らの尊敬や驚きが新鮮です。

 面白いのは、そうした外国人の視点のほうが現代のわれわれ自身の視点に近いのですね。

そうとうに美化されている面もあるかもしれませんが、純朴で真面目な国民性の原点を

教えてくれる良著だと思います。

 平凡社のロングセラーです。

逝きし世の面影 (平凡社ライブラリー)

逝きし世の面影 (平凡社ライブラリー)

  • 作者: 渡辺 京二
  • 出版社/メーカー: 平凡社
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)

id:muchi1234

ありがとうございます!

2011/02/27 00:41:16
id:matsunaga No.6

松永英明@ことのは回答回数536ベストアンサー獲得回数872011/02/25 22:45:56

ポイント30pt

まず、ざっとした流れはこちらで。私も読みましたがわかりやすいと思います。

次の本は日本の近代化について、外国人の視点ですが非常に参考になる本としてお勧め。

近代日本の誕生 (クロノス選書)

近代日本の誕生 (クロノス選書)

  • 作者: イアン・ブルマ
  • 出版社/メーカー: ランダムハウス講談社
  • メディア: 単行本

一般的に明治維新・近代化は薩長藩閥政府(維新政府)側から語られることも多いのですが、旧幕府側から見ることもおすすめします。

幕臣たちの明治維新 (講談社現代新書)

幕臣たちの明治維新 (講談社現代新書)

  • 作者: 安藤 優一郎
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • メディア: 新書

幕末維新 消された歴史

幕末維新 消された歴史

  • 作者: 安藤 優一郎
  • 出版社/メーカー: 日本経済新聞出版社
  • メディア: 単行本

徳川家が見た幕末維新 (文春新書)

徳川家が見た幕末維新 (文春新書)

  • 作者: 徳川 宗英
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • メディア: 新書

偽りの明治維新―会津戊辰戦争の真実 (だいわ文庫)

偽りの明治維新―会津戊辰戦争の真実 (だいわ文庫)

  • 作者: 星 亮一
  • 出版社/メーカー: 大和書房
  • メディア: 文庫

偽りの幕末動乱 (だいわ文庫)

偽りの幕末動乱 (だいわ文庫)

  • 作者: 星 亮一
  • 出版社/メーカー: 大和書房
  • メディア: 文庫

明治を支えた「賊軍」の男たち (講談社プラスアルファ新書)

明治を支えた「賊軍」の男たち (講談社プラスアルファ新書)

  • 作者: 星 亮一
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • メディア: 新書

戊辰戦争 裏切りの明治維新 (静山社文庫)

戊辰戦争 裏切りの明治維新 (静山社文庫)

  • 作者: 星 亮一
  • 出版社/メーカー: 静山社
  • メディア: 文庫

id:muchi1234

ありがとうございます!

2011/02/27 00:41:22
  • id:fut573
    同時代史料(幕末や明治の人が書いたもの)をそのまま読むってのは、多分厳しいですよね。
    現代の人が分かりやすくまとめた本で、ターゲットは歴史マニアではない普通の人ってところでしょうか?
  • id:muchi1234
    コメントありがとうございます。
    当時を生きた人たちの認識は、御紹介いただいた文庫を購入して勉強しようと思います。
    しかし、単に当時の出来事を事実として整理したかったわけではありません。
    明治維新の後世への影響、根本的に変化した部分、当時の世界情勢においてどんな意味をもったかなど、現代を生きる、見識を備えた専門家の方の研究結果のような本も探しています。
    専門家の方々の意見を参考にし、さらに多面的にアプローチすることで、自分なりに、明治維新とは何だったのかという結論を構築したいのです。ただ、私自身が専門家を目指しているわけではないので、一般人向けに噛み砕いた、或いはレベルを合わせた入門書のような本であると助かります。
  • id:rsc96074
     こういうのもあるみたいですよ。無料です。
    ●「江戸から東京へ」テキスト(教科書)について
    >「江戸から東京へ」テキスト(教科書)(平成23年度版)(PDF形式:55MB)
    http://www.kyoiku.metro.tokyo.jp/buka/shidou/nihonshi.htm
    ●高校講座HOME >> 日本史
    http://www.nhk.or.jp/kokokoza/tv/nihonshi/
    http://www.nhk.or.jp/kokokoza/tv/nihonshi/index2.html

  • id:muchi1234
    コメントありがとうございます。早速サイトを拝見させていただきました。今後も活用していこうと思います。
  • id:nawatobi_penguin
    回答した書籍についてですが、「福翁自伝」はお住まいの自治体の図書館に必ずあります。
    「ベルギー公使夫人の明治日記」は注文しても在庫が無いようですので、却って図書館の方があると思います。
    「明治日本見聞録」はちょっと図書館によるかなと言う感じです。
    回答で紹介した3冊はどちらかというと教育関係に近いので、もうちょっと商業の内容を紹介したかったです。

    漫画になりますが手塚治虫「陽だまりの樹」も幕末から明治にかけての動乱を手塚治虫の曽祖父の蘭方医と
    架空の人物である武士を主人公にして描いた作品です。
    これも漫画を受け入れている図書館ならば歴史の勉強になると所蔵されていることが多いです。

    幕末から明治の動乱を医学を絡ませたSF歴史漫画「仁ーJINー」村上もとかは
    作者が「花魁が悲惨な生涯をおくっていた時代に抗生物質があったらどんなに助かったのに」との
    着想から始まった漫画なので鉛中毒に苦しむ歌舞伎役者など庶民に近いレベルから
    脚気に苦しむ和宮など歴史の表に出てくる人物まで描写されています。
    これは完結してまだ間もないこともあり多分図書館にはまだ所蔵されていないと思います。
  • id:muchi1234
    捕捉の御回答、重ねてお礼申し上げます。注文できなかった書籍に関しては図書館で借りることにします。

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