たまたま、次のような日経BPの記事を見つけ、
http://www.nikkeibp.co.jp/article/mental/20110301/261875/
関心が沸いたので、
それを書いた人が所属している団体のHPも探し当てました。
http://www.mdajapan.net/new/
最初は、日経BPの記事になるくらいなので、
将来性があるのかな、とも思ったのですが、
・復職支援プログラム他の料金が書いていない
・日本法人の電話番号が記載されていない
・欧米でもいいのですが、具体的な成功例が書いていない
・MDAなる組織が、検索した限りでは、
欧米でそれほどの評価を受けているとは感じられなかった
という印象も同時に持ったもので、
試しに資料請求だけでもしてみようか、
とも思ったのですが、躊躇していたりします。
これらの点について、よきアドバイスを
いただける方がいらっしゃいましたら、
よろしくお願いいたします。
復帰プログラムは主治医の意見書が必要のようです。
主治医にご相談になってみるのがいいかと存じます。
主治医はたぶん、この団体のことを知らないと思うので、
ハッキリした回答は得られないような気もします。
訓練を受けても問題ない、という意見書だけなら
書いてもらえるとは思うんですが。
どれに興味があるのか不明ですが
復職トレーニング系でしたら専門家の間でももうマニュアルがありますし
厚生労働省も、企業向けに復職トレーニングの方法のサンプルを提示してます。
完治をめざしてるということで現状どのような症状なのかも不明なのですが
この系統で完治することはありません。
この系統でうまくいく人の多くが、これを実施しなくてもうまくいくことが多いのが現実です。
>復帰プログラムは主治医の意見書が必要のようです
会社に復職する場合でもたいていの会社が要求してきますので、サラリーマンを患者に持っている医者は
なんなくかけますよ。別にたいしたことが書かれてるわけではないです。
どの程度のことができるかどうかを書いてるだけなんです。
>訓練を受けても問題ない、という意見書だけなら
意見書はフォーマットが決まってる場合がほとんどですから
その団体がどのような人だけを受け入れたいかという選定に便利に使えます。
症状が軽く、成功率の高そうな人だけを受け入れるほうがよいからですね。
この手のトレーニングは、治り具合を調べたり、復職させては駄目な人を見つけ出すのには
非常に効果的なんです。本来のトレーニングの意味で使ってるところは余りありません。
この団体も、そんな感じがします。
職場復帰のノウハウとスキル (専門医のための精神科臨床リュミエール) (専門医のための精神科臨床リュミエール 18)
中村 純
>この系統でうまくいく人の多くが、これを実施しなくてもうまくいくことが多いのが現実です。
確かに、これが教科書通りの答えのように思えます。
社会復帰→再発を繰り返している私には、やはり違うのかな、と。
これを最初に提示しておくべきでしたね。すみません。
私は、強いストレスがかかると症状が出ます。
離職した今の状態なら、症状が出にくいので本当の診断は難しいのかもしれません。
意見書については、私も何度も書いてもらっているので、何となくなら事情はわかりますが、
本質に近い診断書や意見書の書かれ方も、討議されるような時代が到来するのを
願って止みません。もちろん、協力できることがあれば、喜んでやりたいところです。
>日経BPで記事を見つけた。どんな団体か?
数年前から記事の保健師さんが新聞、TVで、セルフディフェンス、グループミーティング等、MDAの活動を紹介しています。
MDAは病院のような精神疾患の治療を行うのではなく、心理教育、当事者と家族支援を行っているNPOです。
>MDAの欧米での評価?
欧米では国策で違いがあり、またMDAのような組織も多く、評価も様々だと思われます。
(1)欧
心の病は大きな損失、国家をあげて取組んでいる。
・イギリス
臨床心理士は約2万人。認知行動療法が行える心理士3600人養成(2009年)。希望者全員が心理療法を受けられる。
・オランダ
労使の双方が復職に努力、義務付ける制度。労使の努力が適切か点検される。
(2)米
悩みがあるとき、精神カウンセラーに気軽に相談できる(日本で風邪をひいたときに近所の内科へ。といった感覚)。
もっとも、MDAの日本での評価はいいように感じます。なぜならば、このような支援を行っている組織が少ないからです。
似た組織はあるかもしれません。しかしメディア発信力が弱く情報が伝わらないのが現状ではないでしょうか。
>具体的な成功例?
成功とは?受講者側、MDA側、ゴールに違いがあると感じます。
・受講者側からの成功=精神疾患の完治。
・MDA側からの成功=回復を目指すうつ病患者の心理教育、当事者と家族支援が行えた。
具体的な成功例を示すのは、難しいと思います。TVでは、以下のような実習シーンが放送されていました。
上司役(残業を命令)→部下(うまく断わる練習)→うまく断れるようになった。
>日本法人の電話番号が記載されていない。
不安になりますよね。以前は掲載されていました。理由はサイト内、郵便番号の下辺りですかね。
ttp://web.archive.org/web/20060108143244/http://www.mdajapan.net/
>資料請求だけでも。躊躇していたりします。復職支援プログラム他の料金なし。
過去にサイトを見たときには、受講条件があったと記憶。離職していない人。元の職場への復帰者が対象。
・セミナーですが8つの条件、確認要。料金もけっこう高かったと思います。
ttp://web.archive.org/web/20030201182415/http://mdajapan.net/
昨年、サイトリニューアル。archive.orgで過去のサイトが断片的にですが確認できます。
・検索窓に、MDAのURLを入力。Classic Interface(こちらの方が見やすい気がします)
ttp://www.archive.org/web/web.php
日本では臨床心理士も国家資格ではなく、まだまだですね。精神疾患の治療には長い時間がかかる場合が少なくない。
焦らないことが大切のようです。「心の病治療、薬に頼らぬ療法(認知行動療法)普及へ」来年発足。初年度予算1億円。
専門家を年間100人育成。イギリスは専門家育成に120億円投資。昨日2011.03.09朝日朝刊に載っていました。
・メンタルヘルス雑誌「こころの元気+ 」
疾患者を表紙モデルに採用したりしています。完治のヒントがあるかもしれません。
・初台関谷クリニック(関谷透院長)
http://www.hatsudai-sekiya.com/
メンタルヘルスが叫ばれる前から、新聞、雑誌で記事をみかけることがありました。企業戦士、銀行員、エリートも
完治を目指し仕事をしながら通院と記事にありました。強いストレスで症状が出たときに対応するナイトホスピタル、
心理カウンセリングもあり、同僚が疾患になったらここを勧めます。
また、随分お詳しいですね。
ですが、「料金もけっこう高かった」(かもしれない)
という情報は貴重かもしれません。
ありがとうございます。
ポイントになるのは、料金と実績ですね。
悪いと言っている訳ではないのですが、
資料請求になんで400円取るの?
という疑問は、やはり残ります。
その上、時間もかかる、ということであれば、
きちんと個別対応はしてもらえるだろうか、
という心配もあります。
顧問カウンセラーさんは、どの程度
団体と絡んでいるかも不明ですしね。