動物 - タスマニアデビル - ナショナルジオグラフィック 公式日本語サイト
http://www.nationalgeographic.co.jp/animals/mammals/tasmanian-de...
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ナショナルジオグラフィックの公式日本語サイトの説明です。
気性の荒さで有名なタスマニアデビルは、捕食動物との対峙や、メスの奪い合い、あるいはエサを取られないよう守るときなどは闘争心をむき出しにする。背筋が凍るようなしゃがれた唸り声を出し、歯をむき出しにして相手に突進する。タスマニア島へヨーロッパ人が移住を始めた頃、彼らはそのような威嚇行動を目の当たりにして「デビル」という名前を付けた。
タスマニアデビルは世界最大の肉食性有袋類であり、最大体長76センチ、体重12キロまで成長するが、実際の大きさは生息域やエサの豊富さによって大きく異なる。体の割に大きな頭部は鋭い歯と強靱なアゴを備えており、体重比で見れば、噛み砕く力は哺乳動物の中でもトップレベルだと考えられる。
タスマニアデビルは夜行性で、単独で行動する。日中は空洞になった倒木の中や、洞窟、ほかの小動物の巣穴にこもって過ごし、夜になるとエサを探して歩き回る。長いヒゲや優れた嗅覚と視覚を利用して、捕食動物との遭遇を避け、獲物や死肉を探す。とにかく口に入る物はほとんど何でも食べ、見つけたエサは毛から内臓、骨まですべてを食べ尽くす大食漢である。
絶滅危惧種
しかし、1990年代半ばには種の存続を脅かす病気が発見され、これまでに数万匹が感染によって命を落としている。急速に被害が拡大しているこの病気は、デビル顔面腫瘍性疾患(DFTD)と呼ばれる珍しい接触伝染性の癌(がん)である。感染すると口元や頭部に大きなこぶが形成され、エサを食べることが困難になる。そのため、この病気に感染した個体は最終的に餓死してしまう。専門家は種の絶滅を防ぐため、伝染の及んでいない個体群の隔離を進めると同時に、飼育下繁殖プログラムを強化している。タスマニアデビルは現在、この病気の発生を重く見たオーストラリア政府により絶滅危惧種に指定されている。
分類: 哺乳類
保護状態: 絶滅危惧
食性: 肉食
寿命: 最大5年
体長: 51~76センチメートル
体重: 4~12キログラム
敵と対峙したタスマニアデビルは、まるで脅えていないふりをするかのように目の前であくびをしてみせる習性を持つ。
成人男性(180cm)との比較
http://animals.nationalgeographic.com/animals/mammals/tasmanian-...
上記サイトの英語版です。
http://www.konicaminolta.jp/kids/animals/library/field/tasmanian...
体は小さいけれど、骨をくだくほど強力なあごを持つタスマニアデビル。仲間同士で感染する病気が大流行して、絶滅のピンチなんだ。
http://kotobank.jp/word/%E3%82%BF%E3%82%B9%E3%83%9E%E3%83%8B%E3%...
フクログマとも。有袋目フクロネコ科の哺乳(ほにゅう)類。体長47~83cm,尾22~30cm。外形はクマに似て,黒色。タスマニアに分布。夜行性で,岩穴や樹洞にすむ。
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