水も砂糖もみんな毒? 身近な食品の致死量を調べる(Excite Bit コネタ) - エキサイトニュース
これからするとボツリヌス毒素は0.00000005gです。
さらにwikipedeiaでしらべると
ヒトに対しA型毒素を経口投与した場合、体重1kgあたりの致死量が1μgと推定されている
とのことです。
ボツリヌス毒素は微量ならば医療でも用いられていますが、
単位があるのでそれを踏まえて計算してみようと思います。
「100単位」の「単位」の定義について
関連学術書によりますと、ボツリヌス毒素1単位とは、マウス(より厳密には;「Simonsens社が生産・供給する、体重17~22gのSwiss-Webster系雄性マウス、もしくは同等の動物」への腹腔内投与による「50%致死量」として定義されています。
この1単位に相当する「重さ」については、ボツリヌス毒素の種類(A~G型)や製剤の成分等によって異なりますので一概には云えませんが、例えばボトックスが該当するA型でいいますと、重さ1mgの毒素は、およそ「3千万」単位です。
故に、1単位はごくごく微量の重さであることをご理解いただけるかと存じます。
なお補足でございますが、「専門医がやさしく答える気になる『けいれん』を治す本」(リヨン社)から引用した説明をさせていただきますと、以下のようになります。
~単純に計算すると、ヒトの場合、2万ビン分(200万単位)を口から飲まなければ「死ねない」ということになり、これだけの量を摂取するのは事実上不可能です。~
致死量2万ビン分(200万単位)とした場合の100分の一の量
2万ビン分(200万単位)×1/100=2万単位
しわ取りなどの使用量の目安として100単位ですので、2万単位は決して少なくない量です。
そのため作用メカニズムからすると、
胃腸障害(嘔吐、下痢)から自律神経の異常、四肢のマヒ、呼吸筋のマヒを生じます。
呼吸筋のマヒまで進行するかは分かりませんが、死は免れます。
ただしマヒ(特に顔など繊細な部分)は1年間単位で経過を見ないと完治とは言えないと思います。
参考:ボトックス注射
もう少し具体的な物質名がないと答えられない質問だと思います。
蓄積するのかそうでないか、長期的な影響など色々あるからです。
例えば、青酸カリよりも猛毒とさるニコチンについては、タバコやニコレットにもあるように摂取しても直ぐに死ぬことはありません。
http://www.bl.mmtr.or.jp/~shinjou/niko4.htm
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%87%B4%E6%AD%BB%E9%87%8F
このように、例え猛毒であったとしても、体で分解しますので問題無いかと思います。
但し、蓄積するような物など毒物には様々な性質がありますので決して一言では語れないと思います。
例えば、アスベストや放射能など急性の毒性は低いように思えますが、長期的に見ると非常に危険に思います。
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