ただし、単なる「こんにゃく」とかは除きます。あくまでも、それまでカロリーが高いと認識されていたもののカロリーが(ほぼ)ゼロになったとか、お酒みたいだけどアルコールのない飲料とかです。
「ノンアルコール・ワイン」は昔からあったみたいですが、
ふつうのワインと遜色がない品質のものとして著名になったのは、
アメリカのArielですね。1985年に誕生だそうです:
http://www.arielvineyards.com/our_history.html
製法としては、逆浸透圧でアルコール分を除くようです。
「ノンアルコール」を、ノンアルコール・ビールテイスト飲料だとして、
キリンフリーがお初(2009年4月8日発売)。
http://www.kirin.co.jp/company/news/2009/0109e_01.html
以下、各メーカーの商品ラインナップ。
メーカー | 商品 |
---|---|
アサヒ | W-ZERO |
POINT ZERO | |
キリン | キリンフリー |
休む日のAlc.0.00% | |
サッポロ | プレミアム アルコールフリー |
スーパークリア | |
サントリー | ALL-FREE |
FINE ZERO | |
神戸居留地/富永食品 | ファインフリー |
日本ビール | 龍馬1865 |
バービカン 0.000% | |
ハタ鉱泉 | よいこの泡びぃー |
お初は ホッピー だろうと思って探し始めたんですが、アルコール度数が 0.8% くらいあるんですね。
(追記)
バービカンも 0.1 % あったようです(飲んだこと無い)。
http://dealco.racco.mikeneko.jp/BEER/barbican.html
アルコール度数表示の変遷
かつては,1%未満のアルコール分は問題にならないと考えられていたのか,バービカンの缶にはアルコール度数の表示がありませんでした(写真[1]-[4]).その後,ノンアルコールビールのアルコール分が0%でないことが問題になり始めた結果,2003年2月ごろからは「アルコール分0.1%」と表示されるようになりました
リソースについては、言及されて無いんですが。
酒気帯び運転の罰則強化が 2008年だった ので、酒税法上「酒じゃない」だけではなくて、
本当にアルコールが入ってないものが、流行ったということでしょうね。
そうなんですよ。ホッピーだとアルコールあるんですよ。
で、ここのところ「ノンアルコールビール」が急増したなぁと思って。キリンフリーの2009年が最初ですか。
「低カロリーコーラの歴史」 http://j.mp/qdoVvY によれば、1962年にDiet Lite Colaが、1975年にPepsi Light/Diet Pepsiが登場しています。食品名に「ダイエット」「ライト」などを用いた初期の例かと思います(が他ジャンル食品の事例などを詳しく調査したわけではないので、先例があるかも知れません)。
砂糖不使用のノンカロリー製品では1984年のダイエットコーラがありますが、名称としてダイエット/ライト→ゼロ/フリーなどへの変化は2005年コカコーラ・ゼロあたりが最初期でしょうか。
酒類では、ビールテイスト飲料 - Wikipediaによれば大正頃には既にノンアルコールのビール風飲料が登場しているようですね。
コーラ四季報ってサイトがあるんですね。興味深いです。
ノンカロリー、ノンアルコールの大攻勢はここ数年のことというイメージがありましたが、古いものも結構あるのですね。
上記の回答にない「カロリーゼロ」「ノンアルコール」(飲料に限りません)があればよろしくお願いします。
「お酒みたいだけどアルコールのない飲料」
沖縄で人気の炭酸飲料。子供の頃、「こどものビール」などといってこれで乾杯。
ビールのルーツ(起源)で「ルートビア」
沖縄に展開する米国系ファーストフードチェーン「A&W」のジョッキでの飲み放題が人気。
沖縄の少年少女たちはルートビアと共に大きくなるといっても過言ではない。
味はドクターペッパーぽくバニラの風味を足した感じ
商品化は1866年、沖縄ではA&Wと共に1963年上陸
[参考] ⇒ 教えてA&W「ルートビア」(A&W OKINAWA)
[参考] ⇒ ルートビア(Wikipedia)
≪ルートビアの銘柄≫
・A&W ・Dad's ・Hire's ・IBC ・IRIS ・Mug ・Shasta
・DuBouchett ・Barq's ・沖縄バヤリース(現在はクリームソーダのみ製造)
・亜洲<高級飲料>沙示 (asia ROOT BEER)(中国)
シャンメリーのコメントで思い出しました。
[追記]
[参考] ⇒ ルートビアって何?(ROOTER’S CAFE)
新しい飲み物はルートビアと名付けられましたが、それはアメリカの大自然の中で育まれた薬草類の根(ルート)のエッセンスを調合したものという意味と、時の大統領ウィルソン(第28代)により、1919年(A&W創立の年)に禁酒法が交付された為それに替わるアルコールを含まないビールとして売り出された歴史的な背景に由来するものです。
コーラ白書サイトで公開されている中本晋輔氏の「ダイエット戦線異常アリ!~ダイエットコーラの新展開」という記事に次の記載があります。
人口甘味料を使ったカロリーゼロのコーラが誕生したのは1962年。マーケティングに長けたRoyal Crown社が発売したDiet Liteは予想を越えたヒットとなり、これにペプシが追従。ついには単一商品にこだわりつづけたコカ・コーラまでも動かし、ダイエットコーラ市場が形成された。
この記事では1962年となっていますが、別な情報では、カロリーゼロコーラは1961年で、代替甘味成分はサッカリンだという説があります。詳細は未確認。
砂糖や糖分を禁じる宗教的戒律やフードファディズム自体は、昔からあったとされていますので、糖分の禁欲を保持するために用いる代替飲料のようなものは、もっと以前から存在していたかもしれません。
禁酒戒律を持つ国・地域、あるいは禁酒法時代に、アルコール代替飲料のようなものがあるという話題は確認できますが、具体的なメーカーまでは確認できていません。
1904にカナダジンジャーエールが開発され、アメリカの禁酒法時代に、シャンパンに似た口当たりと風味から「アナザー・シャンパン(もうひとつのシャンパン)」と呼ばれヒットになったという情報がありますが、ジンジャーエールをノンアルコール飲料と呼んでよいかどうかは、意見が分かれるところだと思います。
ありがとうございます。
ダイエットコーラは古いけれども、完全にカロリーゼロに移行してきたのはごく近年という感じですね。
確かにジンジャーエールは、シャンパンに似たものを作ろうとしたのか、結果的に似たのかで意味合いが違ってきますね。
ありがとうございます。