1323082877 PC本のサイズについて教えてください。

多くの書籍は規格が統一されており、同ジャンルは同じサイズで販売されています。
しかし、PC関連のムック本や最近多く出版されているスマートフォン本は、サイズがまちまちです。
特にスマホ本は概ね小ぶりで、正方形や細身の本まで、様々なサイズがあります。
これは何か理由があるのでしょうか。(画像参照)
 
小ぶりなのは、持ち運びやすい為と推測できますが
サイズがバラバラなのはなぜなのでしょう。スマホユーザーがバラバラサイズの本を選ぶ隠れた理由などがあるのでしょうか。
あなたの論理的な推測や、この情報に関するインタビューやブログエントリーなどありましたら教えてください。

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  • 終了:2011/12/12 20:00:05
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ベストアンサー

id:NazeNani No.3

回答回数1615ベストアンサー獲得回数276

ポイント25pt

おっしゃる通り、ソフトのマニュアルやゲーム等のPC関連の本は確かにそうですね。
それは、多分、文系の書籍や文庫、新書、マガジンなどに定格があるのに対し、
これらには工業的な「マニュアル本」の要素が強いだからではないかと思います。
文庫などがきっちりきれいに本同士で本棚に並ぶのに対して、
マニュアルは解説する製品の箱ときれいに並べられるものもあるのが特徴です。

しかし中には、サードパーティによる製品の解説本ではあるが、
出版社によっては色々なソフトの攻略にシリーズで出していて、
そこで出している他の本のシリーズと一緒に並べられるように
変形だけでなく、一般的な書籍や参考書の様な規格の場合もあります。
このために、同じジャンルの本であるにも関わらず、
工業マニュアル的要素と一般書籍的な要素が同時に混在するために、
サイズがまちまちに感じられるではないでしょうか。

PC関連のサードパーティの非公式解説書は、その昔、
ソフトウェアがまだダウンロード販売ではなかった時代に、
アドビ製品などメジャーな米国の会社が、製品の箱の形に合った
正方形っぽいUS変形規格の公式マニュアル本を同梱していたのに
合わせた様なデザインでサードパーティ製も出て来た
変形版のものが記憶に古いです。
あと、元が米国製で、A4と違ってUSレターサイズの説明文書とか。
工業的な製品マニュアルは、製品デザインや製品の箱に合わせて
作られる為に、本の様な定格がなく、サイズや形がまちまちです。

また、画面のキャプチャの上下横などに解説の文をつける場合、
正方形っぽい変形版や横向きの方が向いている場合もあります。
PCスクリーンが横長なのに対し、スマートフォンでは縦中心だったりもします。
スリムな縦長でポケットに入れて持ち運べる実用的なものもあります。
これは旅行書や趣味の実用書にもいえることで、携行性や利便性を考えて、
変形ハンディサイズのものもあれば、地図等がたくさん載っている為に
大判の変形のもの、文庫サイズなど用途によって様々なサイズがあります。

更にPC関係はアップデートがすぐに出てくるので、
他の文庫よりも短い製品サイクルの関係で、
開けやすいワイヤバインディングなども基本選択できる
オンデマンド出版のものもありますし、
米国で出た本の翻訳とかは、レイアウトを真似る為に
米国でよくある製品マニュアルの変形本のサイズに
日本語バージョンでもなっているものもありました。
米国のペーパーバックやトレーニングマニュアルなどの
本のサイズは、日本の文庫とは違っていますので、
日本では変形本に見えます。
http://www.printondemand.com/training-manuals.php
基本的には、通常の商業的なオフセット印刷に比べると
小ロットのオンデマンド印刷は単価が高くなりがちですが、
すぐにバージョンアップされるようなソフトの解説本や専門書、
一部のマニア向けなどの場合は、大部数で大量の売れ残りを
在庫に抱えるよりは、こまめにアップデートが出せるために
トータル的なコストは安く済む場合もあります。

あと、PCやWeb、ゲーム画面のキャプチャのフルカラーは
約1670万色の天然色の再現よりも単純で色数も少なく、
Webカラーなど、ものによっては約256色程度でなので、
美術印刷の様な個別のページの色校正の手間が省けるので、
この色合わせの簡単さが、数種類の違う本の面付け印刷と
変形裁断も可能にしました。
印刷前の紙は基本的に通常のA版やB版を使っていても、
ページ数の同じ数種類の異なる本(ゲーム攻略などの
細長いポケットガイドと、正方形っぽいソフトの
マニュアル本など)を一緒に面付けして印刷して、
裁ち落として、変形本数種を作れることも増えました。
分野的に、若い世代向けの本も多いので、
こういった変形本はデザインの面でも目新しくて、
PC関連には合っているので、文庫の様には
特に規格を統合されることもなく、多様なサイズや形で
出版されているのではないかと思います。
そして、それらが一気に本屋さんに並ぶと…
確かに他の分野に比べてバラバラに見えるのだと思います。
只、あえて、バラバラにしているというよりは、
用途的に、特に定格にする必要もないので、
こうなってるんだと思います。

私もその昔は箱付きの製品と、製品版マニュアルと解説本とかを
棚に並べて保存していたのですが、最近はダウンロード販売の増加で、
紙のマニュアル自体を持つ事が少なくなって来たのが微妙なところです。
紙でもサイズ規格が多様な上に、付属のCD/DVDやオンラインの
マルチメディア・コンテンツと連動だったり、電子マニュアルや
インタラクティブなのもあり、もう紙でもない場合もありますからね。
そういうもの考えに入れると、本当に色んな形がありますねw

id:TOMOTAKA

大変素晴らしい回答、ありがとうございます。とても勉強になりました!!
論理的で、用例も多く、文章も面白かったです。
確かに、一昔前のPCソフトのマニュアルは奇妙な形でしたねぇ。
自分もPainter8のマニュアルがずいぶんヘンチクリンな形だなぁと思いながら読みふけったのをよく覚えています。ソフトが落ちるたびに広げていました……。
確かに、いっそ全部電子書籍で出版してくれた方が、買う側としては本棚が不揃いにならず嬉しいかもしれません。同じジャンルなのに、高さがバラバラなので、全くブサイクな書棚になってしまいました……トホホ。

2011/12/07 23:03:07

その他の回答3件)

id:kodairabase No.1

回答回数661ベストアンサー獲得回数80

ポイント25pt

家電量販店のソフトコーナーや、携帯ショップのアクセサリの棚にも配架できるようにするためでしょう。

id:TOMOTAKA

id:kodairabaseさん、回答ありがとうございます。
なぜサイズが違うと家電量販店のソフトコーナーや携帯ショップのアクセサリの棚にも配架できるのでしょうか?
普通のA4サイズやB5サイズの書籍だと、何か問題があるのでしょうか?大きすぎるためですか?
教えて下さい。

2011/12/05 21:18:15
id:windofjuly No.2

回答回数2625ベストアンサー獲得回数1149

ポイント25pt

(1)概ね小ぶり
画像中心にするならば大きな本にする必要があったりしますが、
スマホなどでは画像そのものが小さいので、大きくする必要はありません

仮に大きな本にして、1ページに大量の情報を載せるとすると、
ページ数は必然的に少なくなり、薄い本が出来上がります
対照的に、本のサイズを小さくして、画像や文字を少しだけ大きくすれば、
そこそこの厚さの本が出来上がります

人は不思議なもので、情報量ではなく本の厚みで価値判断する傾向にあり、
同じ値段なら、30ページの薄い本より、90ページの本に価値を見出したりします

さらには、
大きな紙面よりも小さな紙面のほうが歩留まりが良くなります

スマホそのものがコンパクトなものですから、本もコンパクトで、
そこそこ持ち歩ける厚み(1.5cmくらい)になるのも、必然だったのかもしれません

(2)正方形や細身の本まで、様々なサイズ
特殊な変形版であれば製作者サイドのデザイン的なものもあるでしょうが、
おおよそは出版社や編集部が「よく使う扱いなれたサイズ」からの流れでしょう

流行に乗れと言わんばかりに様々な編集部がスマホ本をだしてたりもしますので、
例えば本来の分野がファッション誌(A4変形が多い)なら半分のA5変形、
B5変形のパソコン雑誌なら半分のB6変形、新書は・・・新書サイズ(笑)

こんな程度なので、コメントがいいかなとも思いましたが、戦陣を切ってみたいと思います

id:TOMOTAKA

なるほど。面白い回答、ありがとうございます。
>>人は不思議なもので、情報量ではなく本の厚みで価値判断する傾向にあり、
>>同じ値段なら、30ページの薄い本より、90ページの本に価値を見出したりします
は確かにそうですね。
とても参考になりました。感謝します。

2011/12/05 23:16:43
id:NazeNani No.3

回答回数1615ベストアンサー獲得回数276ここでベストアンサー

ポイント25pt

おっしゃる通り、ソフトのマニュアルやゲーム等のPC関連の本は確かにそうですね。
それは、多分、文系の書籍や文庫、新書、マガジンなどに定格があるのに対し、
これらには工業的な「マニュアル本」の要素が強いだからではないかと思います。
文庫などがきっちりきれいに本同士で本棚に並ぶのに対して、
マニュアルは解説する製品の箱ときれいに並べられるものもあるのが特徴です。

しかし中には、サードパーティによる製品の解説本ではあるが、
出版社によっては色々なソフトの攻略にシリーズで出していて、
そこで出している他の本のシリーズと一緒に並べられるように
変形だけでなく、一般的な書籍や参考書の様な規格の場合もあります。
このために、同じジャンルの本であるにも関わらず、
工業マニュアル的要素と一般書籍的な要素が同時に混在するために、
サイズがまちまちに感じられるではないでしょうか。

PC関連のサードパーティの非公式解説書は、その昔、
ソフトウェアがまだダウンロード販売ではなかった時代に、
アドビ製品などメジャーな米国の会社が、製品の箱の形に合った
正方形っぽいUS変形規格の公式マニュアル本を同梱していたのに
合わせた様なデザインでサードパーティ製も出て来た
変形版のものが記憶に古いです。
あと、元が米国製で、A4と違ってUSレターサイズの説明文書とか。
工業的な製品マニュアルは、製品デザインや製品の箱に合わせて
作られる為に、本の様な定格がなく、サイズや形がまちまちです。

また、画面のキャプチャの上下横などに解説の文をつける場合、
正方形っぽい変形版や横向きの方が向いている場合もあります。
PCスクリーンが横長なのに対し、スマートフォンでは縦中心だったりもします。
スリムな縦長でポケットに入れて持ち運べる実用的なものもあります。
これは旅行書や趣味の実用書にもいえることで、携行性や利便性を考えて、
変形ハンディサイズのものもあれば、地図等がたくさん載っている為に
大判の変形のもの、文庫サイズなど用途によって様々なサイズがあります。

更にPC関係はアップデートがすぐに出てくるので、
他の文庫よりも短い製品サイクルの関係で、
開けやすいワイヤバインディングなども基本選択できる
オンデマンド出版のものもありますし、
米国で出た本の翻訳とかは、レイアウトを真似る為に
米国でよくある製品マニュアルの変形本のサイズに
日本語バージョンでもなっているものもありました。
米国のペーパーバックやトレーニングマニュアルなどの
本のサイズは、日本の文庫とは違っていますので、
日本では変形本に見えます。
http://www.printondemand.com/training-manuals.php
基本的には、通常の商業的なオフセット印刷に比べると
小ロットのオンデマンド印刷は単価が高くなりがちですが、
すぐにバージョンアップされるようなソフトの解説本や専門書、
一部のマニア向けなどの場合は、大部数で大量の売れ残りを
在庫に抱えるよりは、こまめにアップデートが出せるために
トータル的なコストは安く済む場合もあります。

あと、PCやWeb、ゲーム画面のキャプチャのフルカラーは
約1670万色の天然色の再現よりも単純で色数も少なく、
Webカラーなど、ものによっては約256色程度でなので、
美術印刷の様な個別のページの色校正の手間が省けるので、
この色合わせの簡単さが、数種類の違う本の面付け印刷と
変形裁断も可能にしました。
印刷前の紙は基本的に通常のA版やB版を使っていても、
ページ数の同じ数種類の異なる本(ゲーム攻略などの
細長いポケットガイドと、正方形っぽいソフトの
マニュアル本など)を一緒に面付けして印刷して、
裁ち落として、変形本数種を作れることも増えました。
分野的に、若い世代向けの本も多いので、
こういった変形本はデザインの面でも目新しくて、
PC関連には合っているので、文庫の様には
特に規格を統合されることもなく、多様なサイズや形で
出版されているのではないかと思います。
そして、それらが一気に本屋さんに並ぶと…
確かに他の分野に比べてバラバラに見えるのだと思います。
只、あえて、バラバラにしているというよりは、
用途的に、特に定格にする必要もないので、
こうなってるんだと思います。

私もその昔は箱付きの製品と、製品版マニュアルと解説本とかを
棚に並べて保存していたのですが、最近はダウンロード販売の増加で、
紙のマニュアル自体を持つ事が少なくなって来たのが微妙なところです。
紙でもサイズ規格が多様な上に、付属のCD/DVDやオンラインの
マルチメディア・コンテンツと連動だったり、電子マニュアルや
インタラクティブなのもあり、もう紙でもない場合もありますからね。
そういうもの考えに入れると、本当に色んな形がありますねw

id:TOMOTAKA

大変素晴らしい回答、ありがとうございます。とても勉強になりました!!
論理的で、用例も多く、文章も面白かったです。
確かに、一昔前のPCソフトのマニュアルは奇妙な形でしたねぇ。
自分もPainter8のマニュアルがずいぶんヘンチクリンな形だなぁと思いながら読みふけったのをよく覚えています。ソフトが落ちるたびに広げていました……。
確かに、いっそ全部電子書籍で出版してくれた方が、買う側としては本棚が不揃いにならず嬉しいかもしれません。同じジャンルなのに、高さがバラバラなので、全くブサイクな書棚になってしまいました……トホホ。

2011/12/07 23:03:07
id:ym-mayuka No.4

回答回数30ベストアンサー獲得回数3

ポイント25pt

基本的には、大きな本ほど図表や画像中心またはデザイン重視だと聞いたことがあります。
また、編集する側はもちろんスマホの画面と本を交互に見て使うことを想定しています。
そのため、
・スマホと見比べる時、参考画像とスマホ画面のサイズ感があまり変わらない方が見やすいから
・スマホとマニュアル本を一緒に持ち歩きやすくするため
辺りの理由が妥当かな、と思います。
本によって微妙にサイズが変わってくるのは謎ですが、趣味ジャンルの本はサイズがバラけているものが多い気がしますし、そういうものということで^^;


それと、出版社側の思惑とは関係無さそうな気もしますが、以前友人が
「大きい本ってなんか取っ付きにくいっていうか…難しそうだよね」
と言っていたことがありました。

機械に苦手意識がある人なら、マニュアル本もなるべく簡単なものを選びたいはず。
コンパクトな本は気軽に手に取れる、敷居の低いイメージがあるのかもしれませんね。

id:TOMOTAKA

>それと、出版社側の思惑とは関係無さそうな気もしますが、以前友人が
>「大きい本ってなんか取っ付きにくいっていうか…難しそうだよね」
それは興味深いですね。
そして、スマホ本などは雑誌コーナーやコンビニの棚にも置かれていますので
敷居の低さが売れ行きに大きな影響を与えているのかもしれません。
とても勉強になりました。回答感謝します。

2011/12/08 11:19:07
  • id:TOMOTAKA
    画像が正常にアップロードされなかったので、一旦質問をキャンセルして再度質問を公開しました。
    RSS登録、Twitterフォローなどをされていた方、
    二重登録に表示されてしまい、ご迷惑をおかけしました。
  • id:TOMOTAKA
    回答ありがとうございました。
    どの回答も良い内容で、それぞれ勉強になる部分がありましたので
    ポイントは均等に配布させて頂きました。
    ベストアンサーは一番詳細な内容を記載して頂いた、id:NazeNaniさんにお送りします。
    ご回答、ありがとうございました。

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