IXY32SかIXY600ｒ

ええと、先ずニコンの８１００と８２００の比較から行きます。
二つの仕様で大きく違うのはズームの倍率とセンサーの画素数。
８１００は１０倍ズームで12.1M。
８２００は１４倍ズームで16.1M。
これってスペックデータは８２００の方が上に見えますが、そうはいかないのが面白いところ。
ハッキリ言ってコンパクトで１４倍ズームというのはかなり欲張った設計です。
倍率が高くなるほど画質は落ちる。
具体的には発色や解像度、周辺歪みなどが違ってきます。
もちろん明るさも違ってくる。
それと、小さな撮像素子で１２Ｍと１６Ｍではあまり違いがない。
高画素数でもノイズが多かったりしますので、逆にわざと画素数を抑えた製品もあります。
ＣＭＯＳセンサーよりもＣＣＤ（基本的にノイズが少ない）が使われて、そちらの方が画質がよい場合もあります。
　
　以上の点から、画質だけ比べるならば「ズームの倍率の低い」IXY32Sに軍配が上がります。
明るいｆ２のレンズと高感度を可能にする撮像エンジンで、特に暗い場面に強い。
手ぶれ補正も強力なので使いやすいでしょう。
同じキャノンでも光学8倍ズームのIXY 600Fは画質面では多少落ちる。
その分、倍率を上げて望遠の倍率が高いのですが、レンズそのものはｆ３からで、暗くなっています。
日常的に普段撮りで使うのであれば望遠はほとんど必要ありませんので絵のキレイな
IXY32Sをお勧めします。