工学部の学生で、現在政治とウェブに関する研究を行なっております。新しい技術を使って新しい国家の意思決定システムを構築できると考えているのですが、そもそも政治学のバックグラウンドが無いのでご教授いただければと考えております。参考になる書籍等もあればご紹介下さい。
誰が票をどれだけの重みで持つべきかという議論はあるのでしょうか?
例えば現在世代別の人口分布が偏っており、発言権に格差が生じています。高齢者の発言権が相対的に大きいために、長期的なスパンを見ての意思決定ができなくなっているという指摘もあるようです。これを是正するために若年層の票の重み付けを少し大きくするという措置はありうると思うのですが、もしこれを否定する政治思想や、肯定するような政治哲学があればご教授下さい。一体誰がどれだけの重みで投票権を持つべきなのでしょうか?それはなぜなのでしょうか?
実現可能性のことは考えずにあくまで思想的な理論的な部分について知りたいです。
正当性理論による選挙権と被選挙権の性質分析
http://yamagensemi.web.fc2.com/saitou.pdf
選挙権論における二元説の意義
http://www.tku.ac.jp/kiyou/contents/law/8/tkulr8_5_katou.pdf
今昔考 ~ 普通選挙の終焉 ~
19581003 理想論 ~ 天は人の上に人を創らず ~
越山 康 弁護士 19321220 東京 静岡 20091127 76 /19620326 ベイカー事件
http://d.hatena.ne.jp/adlib/20091127
一票の格差 ~ One Man-One Vote ~
もとは百姓の長男が、七十を越した母親を、冬山に捨てた(楢山節考)。
http://d.hatena.ne.jp/adlib/20120415
年金 ~ 誰が為に誰を養うのか? ~
20120515 現実論 ~ 孤ならんとせば、孝ならず ~
河本 準一 芸人 19750407 名古屋 岡山 /お笑いコンビ次長課長/母の生活保護?
http://oshiete.goo.ne.jp/qa/7474913.html (No.4)
ゆりかごから墓場まで ~ 福祉行政のゆらぎ ~
20120522 揶揄論 ~ 所得に応じて評価されるか ~
城 繁幸 コンサルタント 19730510 山口 /東京大学法学部卒/ジョーズ・ラボ代表
http://d.hatena.ne.jp/adlib/19730510
城繁文庫 ~ Joe's Labo Library ~
未来考 ~ 票の格差は、違憲論議にそぐわない ~
かつての参議院「全国区」は、いまでは小選挙区制「比例区」となり、
総得票が少ないのに、僅差で勝った議席数が増えました。
議員が定数を決めるかぎり、このような矛盾の堂々巡りは当然です。
理念上、むかしのように「男性の高額納税者」だけの選挙制度は復活
しないまでも、所得に応じて複数票を行使する可能性はあるでしょう。
あるいは、後期高齢者の「投票権返上」も議論されるかもしれません。
逆に、ネット投票が実現すれば、選挙カーによる連呼や、買収犯罪が
激減するかわり、予想できない政界再編を招くので、保守系はもとより、
左翼系守旧派の政治家が、一致団結して阻止するはずです。
いまだ出現しない概念に「世代別比例区」というのもあります。
世代ごとの人口や性別にあわせて、定数を決めると、女性の高齢者が
議員になる確率が倍増するでしょう。
日本は資本主義ですから、資本をいっぱい持っている人が世の中を握ることが当たり前です。
資産に応じて投票権を与えれば、くだらない細かいことには関心を示さないで、
広く長期的な政治が行われるでしょう。
と、思っていましたが、、、、、
でも、きっと金持ちはもっと金稼ぎたいんで、どこまでも自分たちに有利な政治をするでしょうね。
ぐちゃぐちゃになるかもしれませんが、まあ、世の中そんなもんでしょう。
http://www.ippyo.org/
正当性理論による選挙権と被選挙権の性質分析
http://yamagensemi.web.fc2.com/saitou.pdf
選挙権論における二元説の意義
http://www.tku.ac.jp/kiyou/contents/law/8/tkulr8_5_katou.pdf
コメント(3件)
投票権は個人の人権であり、年令による差別などあってはならんのだ。憲法にもそう書いてある。世代分布とかナンセンス。人間はそんな単純じゃない。
女性参政権の生まれた経緯とか、18歳世代への選挙権の付与とかの議論なら探せば出てくるかもしれませんね。
その「総意」を確認する方法として、現在は「一人一票の平等な投票」による多数決という手段が取られています(充分に平等に運用されているかどうかは別問題)。
では、今ここで、ある特定の集団に投票権の重み付けがなされたとしましょう。当然、社会の運営において、その重み付けが行われた分その集団の意見が大きく反映されることになります。その後、改めて投票権の重み付けが見直されるときにはどういうことになるでしょうか?。
重み付けの決定もまた投票が基準であるなら、たいていの人は誰でも自分の意見がより重用されることを望みますので、必然的に重み付けされた集団の投票権は見直すごとに大きくなることになります。重み付けは累積し、やがては実質上の貴族政治、もしくは専制政治に至ることになるでしょう。
これを回避するためには、「一人一票」の原則を貫くしかありません。この原則を変えるのは非常に危険でしょう。