背景: 司馬遼太郎著作『坂の上の雲』の後~1937年(昭和12年)位迄
舞台: 日本
内容: 文化・世相・生活・人の心/気持ち 等を味わえる
文庫本になっているものが第一希望ですが、
単行本であってもかまいません。
絶版となっているものでも、古本として入手できるものが良いです。
申し訳ございませんが、コミック系は除外して下さい。
回答を宜しくお願い致します。
ねじの回転 (上) FEBRUARY MOMENT (集英社文庫)
両方とも、舞台は日本。ニ・ニ六事件です。
調べれば、筋は分かっちゃいますけど、当時の風情を楽しむ、というような本ではないです。
「蒲生邸事件」の方は、Bookoff とかにいっぱいあります。
「ねじの回転」の方は、見たり見なかったり、という感じでしょうか。
多少時間軸が広くなりますが、北杜夫の「楡家の人びと」はいかがでしょう。
文庫本は新潮社から出ている三分冊が入手しやすいと思います。
oota様
人びと とタイトルにあるからには、
人と生活が描かれているわけですよね。
三分冊というと長編になりますかね。
参考にさせて頂きます。
回答ありがとうございました。
末期ですが三浦綾子『銃口』…主人公は教師。時代背景や戦時中の庶民の生活、思想・言動の統制などを具体的に描く。
後は山田風太郎の明治物。
『ラスプーチンが来た』
『明治波濤歌』
『地の果ての獄』
『警視庁草紙』
『エドの舞踏会』
『明治バベルの塔』
等がよろしいかと。
明治バベルの塔―山田風太郎明治小説全集〈12〉 (ちくま文庫)
songwriter5様
三浦綾子著作『銃口』と山田風太郎・明治物シリーズを教えて頂きまして
ありがとうございます。
前者は、上下巻で長編ですね。
後者はいくつか読了しておりましたが、バベルの塔はまだでした。
参考にさせて頂きます。
回答ありがとうございました。
恩田陸なら、こちらも該当すると思います。
吉屋信子の作品は、大正~昭和初期を背景にしているものがいくつかあります。
個人的にイチオシしたいのが、昭和7年にタイプスリップするこちらです。
マイナス・ゼロ 広瀬正・小説全集・1 (広瀬正・小説全集) (集英社文庫)
知名度はあまり高くないかもしれませんが、もっと知られてほしい作家ですね。
u_u-zzz様
順にファンタジー系・女の子系・SF系の作品を教えて頂きまして、
ありがとうございます。
系等が異なっていても時代背景が同じですので、
違ったおもしろみがありそうです。
参考にさせて頂きます。
回答ありがとうございました。
http://susukkekki.fc2.blog
李朝滅亡、閔妃暗殺
drakiti63様
記入下さったURLは、クリックしてもページが表示されませんでした。
ご確認の上、正しいURLをお知らせ下さい。
李朝滅亡 というと 舞台は日本ではないと思うのですが、
世情と致しましては日韓併合に関連して 日本側の話もあるわけですよね?
回答ありがとうございました。
大正から昭和の初め日本一の年商があった鈴木商店の女将物語
玉岡かおる 「お家さん 上・下」 新潮文庫
http://www.shinchosha.co.jp/shinkan/nami/shoseki/373709.html
ywata様
「お家さん」文庫本が出たときに買いたいと思っていたのですが、
買いそびれ、そのままになっておりました。
ある意味で近代日本の短くも平和な期間が時代背景ですよね。
思い出させて頂きましてたすかりました。
回答ありがとうございました。
http://susukkekki.fc2.blog
googleでオリジナルなぞかけとなぞなぞと検索してみてください。
李朝滅亡は、確かに、日本が舞台ではありませんね。日本の近代史を勉強するには、もってこいのノンフィクション作品です。
drakiti63様
ご指定のURLブログ内における 質問への回答・書籍についてのページを
みつけることができませんでした。
ご案内下さいました『李朝滅亡』に関してのページURLを教えて下さい。
回答ありがとうございました。
久しぶりに回答したくなる質問に出会いましたが、すぐに思いついた作品は既出で、他はなかなか思いつきません。
この日露戦争から日中戦争までの期間って題材としては谷間なのかも・・・いや単純に自分があまり読んでないだけかもしれませんが。
そこでやや変化球の作品をあげてみます。
『猿丸幻視行』 1909(明治42)年
ある大学生が新薬の試験を受けて過去を溯り、折口信夫の精神に同調。折口は友人から先祖伝来の万葉仮名で記された猿丸額を受け取り、そこに書かれたいろは歌に隠された意味を解読していく。
著者は多数の歴史ミステリ小説を書いていますが、その中でも個人的に随一の作品だと思います。
テーマ自体は古代における柿本人麻呂の謎を迫っていますが、民俗学者として大成する前の折口信夫はもちろん金田一京助や南方熊楠などの実在の有名人物も登場して娯楽小説としても楽しめます。
『劒岳 点の記』 1906(明治39)年~
日本地図最後の空白地帯を埋めるという重要かつ困難を極める任務に挑んだ男たちの物語。
当時未発達で和洋混在の測量・登山技術でもって、非常に厳しい環境で人を寄せ付けなかった立山連峰をいかに踏破していったかがわかります。
http://d.hatena.ne.jp/goldwell/20090712/1247400406
また『坂の上の雲』に関連して、日露戦争の旅順包囲戦などにおいて陸軍第3軍の司令官であった乃木希典が明治天皇大葬の日に夫婦で殉死するまでを描いた『殉死』は読まれましたでしょうか?
もともと司馬遼太郎は『坂の上の雲』においても乃木希典をあまり好意的に書いてはいませんが、それは戦後の神格化された乃木像への反発があったのかもしれません。
本作では特に痛烈に書かれていますが、著者本人は「最も書き上げるのに難渋した作品」と回想しているようです。
goldwell様
日露戦争後~日清戦争前 の期間 が時代背景となっている小説は、
他の時代背景ものよりも格段に数が少ないと 自分も感じております。
歴史年表上、大きな事柄があまりない地味な時期なのでしょうかね。
★井沢元彦著作『新装版 猿丸幻視行 (講談社文庫)』★
面白そうですね!
> 折口信夫の精神に同調 ← これはかなり ハード(しんどい)かも・・・
それでも歴史ミステリであれば、一気に読めると思います。
★新田次郎著作『劒岳―点の記 (文春文庫)』★
DVDで映画『劒岳』は観ていたのですが、すっかり時代背景を失念しておりました。
新田次郎作品をしばらく手にしておりませんでしたので、
これを機会に小説のほうも読んでおくことにします。
★司馬遼太郎著作『殉死 (文春文庫)』★
こちらは、だいぶ以前に読みました。
乃木希典の人物像が思っていたより人間味があり教育熱心だったことが
印象に残っています。
再読してみようと思います。
ご丁寧な回答ありがとうございました。
質問内容の時代背景に若干ずれがあるのですが、自分が探してみたところ
安田善次郎(天保9年・1838年11月25日 - 大正10年・1921年9月28日)
についての伝記もの小説も候補にしようと思っているのですが、
どの位時代のことが書き込まれているかわからない為 【保留】です。
その時代の空気がわかる小説といったら、やっぱりこれでしょう。
内容は旧制中学の生徒がケンカ修業にあけくれるというたわいもない
ものですが、作者が同時代の人なので、とても鮮明にきなくさい時代の
空気を伝えています。上巻の終わりが二・二六事件で、下巻では主人公が
日中戦争に従軍していきます。下巻は実録風の戦陣小説となっているので、
小説らしいのは上巻までです。
鈴木清順監督で映画化されたこちらもお薦めです。たしかNHKでも一度
少年ドラマ化されています。
pigmon88様
面白そうな小説+映画DVDですね。
> 作者が同時代の人なので、とても鮮明にきなくさい時代の
> 空気を伝えています。
なるほど なるほど。
映画DVDのほうも是非観てみたいと思います。
先に小説を読んでみますね。
回答ありがとうございました。
映画DVDが 2012年12月04日 発売 のようです。
楽天ブックス: http://books.rakuten.co.jp/rb/%E3%81%91%E3%82%93%E3%81%8B%E3%81%88%E3%82%8C%E3%81%98%E3%81%84-4907953049277/item/11885149/
Amazon: http://www.amazon.co.jp/%E3%81%91%E3%82%93%E3%81%8B%E3%81%88%E3%82%8C%E3%81%98%E3%81%84-DVD-%E9%88%B4%E6%9C%A8%E6%B8%85%E9%A0%86/dp/B008YRDRZQ/ref=sr_1_1?s=dvd&ie=UTF8&qid=1347474927&sr=1-1
http://susukkekki.fc2.blog
李朝滅亡のホームページアドレスは、以下のとおりです。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9D%8E%E6%B0%8F%E6%9C%9D%E9%AE%AE
drakiti63様
小説本を回答して頂きたいという質問です。
宜しくお願い致します。
回答して下さる皆様へ
★該当書籍購入ページのURLを記述していただけない場合は、
ポイント配分は無しとさせていただきます。
宜しくお願い致します。 <(_ _)>
★質問終了後にも、該当する小説がみつかりましたなら、
コメント欄・はてなハイク・はてなポイント送信等より
お知らせ頂けますと幸甚です。
宜しくお願い致します。 <(_ _)>
まずはいかにもという感じですが…、「蟹工船」が該当しますね。
『蟹工船』は、1920年代後半から1930年代はじめにかけての昭和初期を時代背景にしています。
http://vl-fcbiz.jp/article/ac069/a000826.html
また、林芙美子の自伝的小説「放浪記」もあてはまると思います。
あと、藤田宜永さんのモダン東京シリーズ「1 蒼ざめた街」「2 美しき屍」「3 哀しき偶然」「4 堕ちたイカロス」をご紹介。
【追記】
北村薫「鷺と雪」もですね。
>> ちなみに、ぼくは、未読のままとっておいてます。
>お差し支えなければ、その理由を教えて頂けませんでしょうか?
北村薫は、大好きなんですが、著作が少ないのが残念です。
しばらく新作が出なく、評論とかアンソロジーとかをずっとやってたので、もう書かないのかな、とあきらめてたんです。
確か、人力検索だったと思うんですけど、直木賞を取ったことを知って、ああ、また書くようになったんだな、と思い、調べてみたら、うれしいことにシリーズものになってて。
「無性に、○○が読みたいっ!」ってサイクル、ありません?
次の、北村薫が読みたいってときまで、大事にとっておいてあります :-)
a-kuma3様
大変詳しくご説明頂きましてありがとうございました。
お話し、参考になりました。
> 「無性に、○○が読みたいっ!」ってサイクル、ありません?
あります あります。
特に既に他界された作家さんの場合、新作がもう出ないので、
a-kuma3様のおっしゃること とてもよくわかります。
北村薫氏の場合は、次の作品が出たら
a-kuma3様は安心して、ベッキーさん シリーズ 読み始めることができますね。
コメント記入 ありがとうございました。
結構有名だと思いますが、宮尾登美子の「蔵」があります。
http://bit.ly/U9sVP9
確かお酒の話だったと思います。
楽1978様
ドラマで観てそのままになっておりました。
原作の小説のほうは、ドラマより深く描かれていますか?
回答ありがとうございました。
a-kuma3様
2012/09/11 01:05:04SFもの2作品ですね。
> 当時の風情を楽しむ、というような本ではないです。
わかりました。その事を踏まえれば良いですよね。
参考にさせて頂きます。
回答ありがとうございました。