大学の倫理学(大谷大学)に行こうと思っていたんですが、少し悩んでいます
大学はとても短いのでやるんだったらいっそう大学の間は倫理学というステップのためにめいいっぱい哲学科の論理学と分析哲学と言語哲学で論理力をつけた方がいいと思いました
わかるように倫理学をやるより哲学科の論理学と分析哲学と言語哲学の方がはるかに論理力は上がります
倫理について考えるのはその後でもかまいません
大学に入ってから決めれば、と 卒業した後は触れないでください。
さらば、大学 ~ 出口なき象牙の迷路 ~
論理学は理系の自然科学、倫理学は文系の人文科学に属します。
ただし、大学によっては、どちらもおなじ教授が講座を掛持ちして、
兼任していたりするので、いかようにも間口の広いジャンルです。
倫理観は、宗教的な背景に支配されやすく、一神教・多神教(仏教は
両面性をもつ)によって、しばしば間逆の解釈が対立します。
したがって、自然科学に軸足を置けば、無神論に傾斜するでしょう。
論理術は、ギリシャ・ローマの古典主義を規範とするので、いちおう
合理的・近代的・普遍的ですが、現状はプロテスタンティズムの傘下に
あるのではないでしょうか。
…… この番組は、テレビ・ショッピングの(お手本の)ように聞える。
http://d.hatena.ne.jp/adlib/20100606
三段論法 ~ 豊富な事例、意外な比喩、攻防の反問 ~
まったくの私見ですが、現代の論理学は、すでに自然科学にあって、
倫理学に至っては、もはや自立していないように思います。
ひいては、大学教育そのものが、機能を失いつつあると感じられます。
…… そこで利根川教授は、すこぶる興味ある事実を述べた。
「わたしの研究室では、来年の課題を“文学”と決めることもできます」
これには、作家とノンフィクション作家も、黙りこんでしまった。
http://oshiete.goo.ne.jp/qa/4149869.html (No.3 20080705)
理系文学待望論 ~ さらば、余りに文系的な文学談義 ~
論理学でも倫理学でも、簡単な書籍を購入してみると良いんじゃ無いでしょうか。
私が読んだ本を紹介しても良いのですが、証拠も無いし、他の回答者が真似したり等の悪影響もあるので、紹介はしません。
質問をすれば、余計な解釈も聞かなければいけない事を知っておくと楽だと思います。
コメント(1件)
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主題1:論理学の訓練を受けておかないと分析哲学(や言語哲学)についての専門家の意見を読み解いたり議論に参加したりするのは難しいらしい。
河出書房新社の「ウィトゲンシュタイン」http://www.kawade.co.jp/np/isbn/9784309740393/ に寄稿している言語哲学・分析哲学の飯田隆によると、こんな感じだそうです。
「哲学は専門的でテクニカルなものになった。だから、現在標準的とされる論理学の基本的な訓練を受け、その分野での標準的な理論や論争点に関する合意を知らないと、現在の哲学に参加することはできず、そもそも理解もできないことになる」
飯田隆は細分化された例として科学哲学を例に挙げていますが
#科学哲学は物理学の哲学、生物学の哲学といった風に細分化されてしまったので
#昔から言われている一般的な哲学的概念、例えば
#「帰納の問題」「理論と観察」「法則性」と言ったものでは足りない、
#というようなことを言っています
「他の哲学の分野においても状況は全く同じ」だそうです。
飯田のいうことを信用すれば
#飯田の著作「言語哲学大全」が分析哲学での必読と書とされていることを考えると
#まず間違いなく信用していいでしょう
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主題2:倫理学を深く理解し、かつ理解したことを元に学問的に意味のあることを言おうとすれば、まず標準的な論理学の訓練を受けなくてはならない
となります。
そうかなあ。そりゃ学者になるためにはそう言う訓練が必要だと思うけど、一般人にそこまで必要かなあ、とも思います。
まあ、「倫理学を学ぶ前提として論理学と分析哲学と言語哲学のどれを学ぶべきか」という問いには「論理学である。他の二つは論理学を学んでからでないと理解が難しいから、消去法的に論理学が残る」となると思います。
一番いいのは「大学に行ってから論理学担当の教授のところに顔を出し『倫理学を学ぶのにあなたの授業を取る必要はあるか』と聞く」または「倫理学担当の教授のところに顔を出し『倫理学を深く学びたいが論理学の訓練を受けておく必要があるか」と問うことでしょう。
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主題3:「論理学独習ソフトで論理学を学んでおく」という手法の紹介
「大学に行く前に自分で出きることをやりたい」と言うのであれば、他の回答者さんのおっしゃるように本を読むか、論理学独習ソフトをやってみるといいと思います。
小生は大学で論理学の授業を取りましたが、その内容は「Tarski's World 」というソフトを使って一階述語論理を学ぶ講座で、結局は独習(「各自が自分のペースで課題をこなす」という公文式システム)でした。
しかし、それなりに一階述語論理がわかったように思います。
日本語版がない?のと最新版はどうなっているのか・どう入手するのかわからないのと、小生も英語を忘れてしまったのでどうすればTarski's Worldをプレイできるのかわからないのですが、興味があれば調べてみてはいかがでしょう?
http://www.keio-up.co.jp/np/isbn/476641313X
小生が調べたところではこれぐらいしか見つかりませんでした。
これ、1万円以上してむちゃくちゃ高いですが、大学の論理学の授業のテキスト+Tarski's World、Fitch、Booleという論理学独習ソフトにSubmitというオンライン答え合わせソフトのセットらしいです。ただしテキストは650P、最終的にゲーデルの不完全性定理まで進むという超本格派。普通ではとても最後までたどり着かないでしょう。
小生ではこれ以上はわからないので、お買いになる際は詳しい下調べをお願いしますm(__)m、高い買い物ですから。Tarski's Worldだけ入手する方法や他の優れた論理学独習ソフトもあるかも知れませんし、野矢茂樹の「論理学」を紙と鉛筆で解いていくという方法もあります。
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結論として
・倫理学を学ぶ前にやることがあるとすれば
・論理学独習ソフト、例えばTarski's Worldなどで記号論理学を学んでおくのがよい
というのが小生の意見です。
普通はそこまでやる必要はないと思いますが。
お役に立ちますかどうか。
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※事情がつかめていないのですが、とりあえず名前を外しました。失礼しましたm(__)m。