あなたにとってのライトノベルとは……?
関連質問:
http://q.hatena.ne.jp/1362754680
ろくにライトノベルを読んでいないにも関わらず、最近ライトノベルを書き始めて、壁にぶちあたっております。そんなグラ娘。さんを救うべく、ラノベ読みの皆さんからのご意見を募集したく候。
・ラノベの定義(あなたにとって)
・ラノベの必須要素
・推奨キャラクター群
・お好きな世界観、ストーリ
・読書歴、うちラノベの割合とかを簡単に
などなどをお答えいただけたら幸いでございます。
自分自身にとってラノベとは何か、何故ラノベを読むのか?
など、自己を振り返る回答により、回答者様自身の中でもラノベに対する意識変化を促そうとかそんな大それたことは申しませんので、お気軽に回答ください。
おすすめラノベを紹介してくださるのでもあり。ただし、読まない可能性も多いので、アピールポイントなどを簡潔にまとめていただけると、超ありがたいです。
先ほど引用されている質問にも答えてきました。ご参照くだされば幸いです。
ひとことでいうと、昔は「~~の皮をかぶった青春モノ」でした。今はそうでもないですね。
・ラノベの定義(あなたにとって)
→まず、売る人(編集者・出版社)、書く人(小説家、挿絵イラストレータ)など制作側がラノベと称するものはまちがいなくラノベと呼んでも怒られないということはわかります(人によっては自分が書いているモノはまったくライトではないと怒る小説家もいますので、編集側も明らかにラノベラノベいわないところもあります)。
昔はジュブナイルなどと呼ばれていました。次に具体的特徴を挙げます。
・ラノベの必須要素
・推奨キャラクター群
・お好きな世界観、ストーリ
→まずはキャラとして中学生高校生大学生などの未婚男女(またはそれに準ずる精神年齢の人々)が主人公である確率が非常に高い。容姿の良い異性との恋愛もサブストーリーに入ってくるが、主人公はもともと容姿がそれほどよくはない、もしくは未成熟な容姿にコンプレックスを抱いていたなどという未成年読者になじみやすい設定の割合が高い(男ならほそっこい。女性なら胸がない)。普段はすごく恵まれた境遇というわけでもなく、そうそう、茶髪に染めていたりファッションに気を遣う人は大体脇役。
読者として中学生~大学生読者層(どっちかというと男子)を想定しており、それらに通用する魅力を備えている(学生生活かファンタジー設定、ゲームか巨大匿名掲示板の設定、推理小説風などとっかかりやすい状況。上記のような未成熟なりの恋愛。表紙と挿絵がアニメ風。最初から文庫版で発行されるため価格が安いが、内容が比較的短く区切られてしまうため、続編がすぐに出る。結果、シリーズ化することが非常に多い。読破しやすい)などの特徴を備える確率が高いということも言えます。
さらに、アニメとのコラボレーションがあるものもラノベっぽいです(アニメ原作またはゲーム脚本をノベライゼーションしたもの)。アニメからノベライゼーションしたものは、「絵になる」シーンをつなげていった構成であるという特徴があります。ゲームからのノベライゼーションはそれほどでもありませんが、いずれにせよ、R18やゲームのZ指定にひっかかってしまうと、購買層が狭くなってしまうし、アニメ化の道もたたれたり、ゴールデンでは放映できないものになるので、エログロ、暴力表現などはラノベでは極力回避されます(ちょっとジャンルがずれた表現手法がえらばれる)
未成年者のための物語の特徴として、エンディングまでに未成熟な精神が成熟へ向かうというものが多いです。
#ここ一連のラノベ質問を見ていて、さっそく対象者と話す機会をつくったのですが、中学生のヘビーラノベ読みにとっては、表紙がアニメ絵である文庫本はラノベという定義だったようです。
・読書歴、うちラノベの割合とかを簡単に
→活字中毒です。ラノベという言葉がなかったころから似たようなものを好んで読んでいたので、割合は自分ではわかりません。今の作品もSAOとか、fate/zeroとか、昨日読んだのは東のエデン(アニメノベライズ単行本。ラノベかなあ?)などアニメ化された有名なものしかおっかけられていませんが、内緒で30年来しつこくおいかけているラノベ作家さんが数人います。漫画方面でも同様にしつこい感じでつづいてるファンです。
成人して身辺がおちついてからアニメにはまりなおしており、そのからみでアニメのノベライズや、アニメの脚本家・監督の書いたモノ、講演会や対談(ファンイベントなどが多いですが)にはわりあい注目できています。純粋ラノベ読みさんが身近にいます。
※グラ娘。さんへのメッセージとしてですが、ラノベは本当に考え得る限りのネタをありったけつめこんで、何千冊も出版されているものです。いまからおいかけても小学生からラノベ読んでいたという人は多いため、大同小異のなかに埋もれがちです。ですが、絶望することはありません。あなたならではの詳しい分野をいっぱいつくっておいて、そこを上手く小説の筋にとりいれていきましょう。別にいまから自衛隊にはいって戦闘機運転してこいなんていいません。調べるだけでちゃんとものを書くことはできます。ただしラノベを読んでラノベをかくのは、コピーのコピーです。それではラノベ以下のものしかできません。しっかりした読書体験なり社会人体験を、高校生にもおもしろがれるようなお話に作り替える方針でいってはいかがでしょうか。あまりラノベにこだわることで流されて通り一遍の物語になってほしくはないですね。あなたの物語を語ってください。ラノベレーベルからの受賞狙いでも内容は重厚でけっこうです。
参考
ライトノベルとは何ですか? - 人力検索はてな
読書感想文で、ライトノベルを使っていいでしょうか? もしダメ.. - 人力検索はてな
ライトノベルと文学小説の違いって何ですか? 二つの違いを、以.. - 人力検索はてな
【アメリカ人作家の書いたライトノベル風小説】を探しています。.. - 人力検索はてな
ライトノベルの本を出版するのには、どうしたらいいのでしょうか.. - 人力検索はてな
ライトノベル
「ろくにライトノベルを読んでいない」という意味では、ひけを取らない a-kuma3 です。
ちょっと前に、「ラノベって、総じてつまらないけど、面白いラノベってある?」という質問をしようと思ってました(もっと、オブラートにくるんだ表現で)。「ところでラノベって何だ」って調べたり、他の方の「本を紹介してよ」という質問の回答で紹介されてたラノベを読んだりしてるうちに、うやむやになってます。
・ラノベの必須要素
リアルさを抜きにしたトンデモ設定が含まれていることと、挿絵があること。
この二つを満たせばラノベである、ってことじゃないけど、どちらが欠けてもちょっとさみしい。
・読書歴、うちラノベの割合とかを簡単に
ラノベは大雑把に六種類しか読んでない。
割合にすると という感じです(意外と読んでる)。
他のジャンルは雰囲気で言うと、ミステリ:SF:時代物 = 4:2:1 という感じで、純文学はたまに読む程度。
・推奨キャラクター群
・お好きな世界観、ストーリ
偏ったラノベ歴の範囲ですが、菊地秀行の魔界都市新宿が、世界観として一番好き。
でも、これらはいわゆるラノベレーベルから出てるわけではないか。
いわゆるラノベレーベルの中だと、吸血鬼ハンターと言いたいところだけど、最近読んでる“文学少女”は結構お気に入り。
・ラノベの定義(あなたにとって)
関連質問でコメントにあった「ライトノベル誕生秘話」を興味深く読ませてもらったうえで、ジャンル全体としては「(ヘビーではない)軽い読みもの」だという印象はぬぐい切れていません。 最近読んだものでは、作家の姿勢や内容というより、編集者が軽いのか、と思ってしまうようなものも。
ただ、「ライトノベル誕生秘話」を読んで思ったのは、「ライトノベル」という分類は、そのときの分類の枠に収まらなかったものに付けられた(仮の)呼称で、それ自体にはっきりした枠が無い、ということ。「その他」に対して明確な定義をしようとするから、ライトノベルの定義があいまいだという話になるんじゃないか、という気がします。
SF は科学的考証がなされていなくてはいけない、時代小説は時代考証されていなくては、ミステリには謎と論理的な解決が無くてはいけない。そういった縛りからちょっとずつ外れてるものがライトノベルといわれる肩書をつけて世に出てくるんじゃないかな、というふうに思い始めています。
形式を満たしていないという理由でライトノベルの肩書が付けられているから、中身が軽いわけではないという文句があったり、形式を満たしていないことに対して軽さを感じる人がいたり。
関連質問に何となく違和感を感じてたのは、「ラノベとは」とか、「ラノベと言われるためには」というような形式を、ラノベに持ち込んできたことだったのかな、とひとりで納得している自分がここにいます。
# 「売り方」という意味でも、他のジャンルとは違うかな、とも思いますが。
夢枕獏ってヘヴィ・ノヴェルって感じが。ストーリーの安易さは、軽いかもしれない。
きちんとしたSFの枠に入っているものだって、科学的考証が甘いとか、センスオブワンダーが感じられないとかで、SFとは認めんとか言われているものはいっぱいある。
この数年は、「『このミステリがすごい』大賞」を結構ねらって読んでるけど、どこがミステリやねん、というのもいっぱいある(というか、そっちの方が多い?)。そんなこと気にしてたら、京極夏彦も森博嗣も読めん。
“文学少女”もミステリだと思って読んでなかった。
後、二冊で本編を読み終わるので、次の候補を仕入れておくのも悪くない、とか思ったり。
内容は10~20代が読む恋愛物であまり重い感じがしない本です。
表紙が漫画で描かれたものが多く、始め漫画と勘違いしたことがあります。
補足にも触れて回答してほしかったです。
・ラノベの定義(あなたにとって)
まあ書いてる人がラノベと言えばそうなのかも。
あくまで客観的に判断するのであれば、従来ジュブナイルと呼ばれてたジャンルと近いのかも。
ただ、カテゴライズについてはあーくまさんと近い考え方で、要は分類したい人にとっての「便利なキーワード」なのかな、と。
ジュブナイルとラノベが違うのは、対象とする読者層かもしれない。
もちろんジュブナイルとか児童文学と銘打たれた作品を夢中になって読む大人が居ても構わないけれど、いわゆるラノベというのは必ずしも若年層だけをターゲットにしているわけでは無い様な気もする。
まあ、僕個人は、「ジャンル分けって売る人とか批評する人に取っては便利かもしれないけど、一介の読み手からすればあまり重要ではないのかな」と思ってる人なのであくまで参考として聞いてくさだればと思います。
・ラノベの必須要素
特にない、と思う。強いて言えば「読みやすさ」か。
・推奨キャラクター群
保留。
・お好きな世界観、ストーリ
世界観…うーんラノベで読みたいとすれば、
1)機械と魔法の融合した世界。ゲームで言えばFF4とかFF6とか魍魎戦記MADARAみたいな感じ。
どっちかといえば機械よりの方が好きだけど、バイストン=ウェル的世界観はイケる。
2)空飛ぶ軍艦が活躍する世界
舞台は宇宙でも水中でもいいけど、主役はヒコーキやロボじゃなくてフネ。
やたら頑丈なフネが敵の攻撃を耐え忍びつつ主砲で反撃だ!的に活躍できる世界。
アウトレンジ攻撃は不可。艦隊戦はOK。岩肌とか氷塊を削るとなお良し。
ストーリー…難しいなあ、思いついた例を挙げると
1)落ちこぼれ集団一念発起の巻
アニメで言えば王立とか機動警察とかみたいなやつ。
特に、一旦解散して再集結みたいなんが燃える。好例は機動戦艦とかですか。
2)偏った能力者
王道ですが、某ダンピールの人とか、某ビリビリ中学生とか
バランスの悪い人って素敵です。
3)運に翻弄されるがシブトイ人
皇國の守護者の新城さんとか。
・読書歴、うちラノベの割合とかを簡単に
数は少なくて偏ってますので割合は難しいけど
中学くらいの頃は富士見F文庫にハマってたクチですね。特にタイラーは好きだったなあ。
最近読んで見たいと思ってるのは、鬼切り夜鳥子かなあ。表紙絵が凶悪過ぎて手が出ないけど…。
のぼうの城とかは僕的にはラノベ。
爆撃聖徳太子はラノベなのか悩ましい。
「あなたにとって」とあるのであくまで自分にとってですが
ライトノベルとは本の一つの形式だと思っています
・ラノベの定義(あなたにとって)
・ラノベの必須要素
この2つは
正直に言ってしまうと明確な定義はなくほぼ個人の裁量と思います(考えています)ので
などといった抽象的なものになると思います。
・お好きな世界観、ストーリ
世界観は、簡単に言うと説明が難しいので無常観をイメージしたらたぶんそれです。
ストーリはとくに好きなものは定まってはいませんその一つには世界観とほぼ同じようなところはあると思います。
・読書歴、うちラノベの割合とかを簡単に
読書歴は途中で飛んでいるところがあるので正確には不明ですが3年以上年齢以下で3割から7割がラノベです。こればかりはどう数えるかで大きく変わるようになったのでどの数字に定めても怪しいです。
イマジン秘蹟(サクラメント)〈1〉魔女症候群(ヘクサドローム)の春 (角川スニーカー文庫)
最近、たまたま図書館で見かけて予備知識なしに借りた本。
まだ100ページくらいしか読んでないっすが、良くも悪くも、ライトノベル、これぞラノベ!!
ってか、わたしの夢想していたラノベのど真ん中だと思いました。
決して文学してません。
突拍子もないファンタジーで、萌キャラ満載で、軽いノリ。
なんとなく面白い。
これはラノベ的にどのあたりのポジションに入るのかが非常に気になった。
と、補足でもなんでもないんですが、アマゾン商品紹介できるので補足に書きました。
学校を舞台にするっていうのが多いのかな?と思ってますが、違います?
2013/03/11 18:29:48(どうしても少年ドラマシリーズに繋げたがってる。)
昔書いた記事ですが(http://d.hatena.ne.jp/grankoyama/20120807/ranobe_sho)
2013/03/12 12:49:17募集のうたい文句というかジャンルとして、ファンタジーとかSFとかホラーに並んで、学園ものとか学園ラブコメとか明記している新人賞が結構ある。1ジャンルとして確立されちゃってる感じがします。
さらに、なぽさんが書いたようにキャラが学生であることから、どうしても学園ファンタジーとかが多くなりがちなんでしょう。例外もあるでしょうけど。異世界系とか中世ファンタジーとか、未来系バトルSFとか。
角川スニーカーなんかは、一時、学園小説大賞とそれ専用の賞を催してたくらいですから、需要も高いんじゃないかというのが私のご意見です。