１５年ほど前に店舗を借りる契約をして以来、ずっと営業しております。

　退去前に、弁護士か司法書士に依頼して、立ち退くから、立ち退き費用をもらいたいと交渉をお願いするのが良いかと思います。

　そのために、最初の回答にも書きましたが、不当ないやがらせ行為を証拠として法的な場に出すため、嫌がらせ行為を何らかの形にして残さないといけません。
　「ボイスレコーダー」というのが、家電量販店（ヤマダ電機）などに売っています。家主の暴言をそれで録音するようにして下さい。また、過去の嫌がらせについても、「何月何日にこのような内容の事を言われた」というメモを書き出して見て下さい。
　脅しの手紙やメモなどがあれば、それも重要な証拠になります。

　お金をもらわず退去してしまったら、後から請求するのは難しいのではと個人的に思います。
　家主側からすれば「質問者さんが自分の意思で退去したと言い切ってしまえる可能性があるからです。

　兎に角、すぐにでも、弁護士会か司法書士会に、「嫌がらせ行為で精神的に傷つき、退去をよぎなくされた。慰謝料をもらいたい」という感じで弁護士か司法書士を紹介してもらってください。

　退去費用をもらいたいという目的をお持ちであれば、弱腰になってはいけないと思います。強気にならなければ、負けます。
　お辛いとは思いますが、立ち上がって下さいと心から思います。　

　質問文にある３、『月末までに出ていかないと鍵を変える。貴重品は持ち帰っておくように』という発言内容は、不当な嫌がらせ行為だと思います。なんとかして、この発言が家主の口から出たという確かな証拠を残すようにできればと思います。
　
　チラッとにらまれるだけでは難しいと思います。回答者さんとその関係者の方を脅迫するような言動を録音、録画等する事が重要かと思います。先述のような、不法な退去強要言動など「立ち退き料を払わずに契約解除したい」という家主の考えを録音録画でハッキリと押さえる事が重要です。

　また、家主自身が書いた、「○○日までに出て行くように」という一方的な通告の手紙などがあればそれも証拠になると思います。

　ビデオカメラを設置する場所が家主がすぐに気づく所だと、家主が警戒しビデオカメラの付近では発言しなくなるのではとも思います。法的に争う方向にいくなら、むしろ積極的に証拠を集めたい所です。……確かに、質問者さんにとっては非常にお辛いこととは思いますが。また、設置することで家主の心象がさらに悪くなり、ひどい方向に向かうことは避けるべきではと個人的に感じました。設置するなら隠しカメラのような、相手に分からないようなものが望ましいと思います。

　「ボイスレコーダー」をおすすめしたのは、質問者さんのポケットの中にいつもいれておき、家主が嫌がらせ発言をした時すぐにポケットに手を入れて録音ボタンを押し、証拠を残す事が出来るからです。カメラの録画出来る範囲外で何かされた場合、記録を残すことが難しいからです。
　購入した後、どのポケットにいれればすぐに押せるか、声を良く拾うことが出来るかテストを繰り返してみて下さい。

　最近のボイスレコーダーは録音時間が長いもの多いです。家主と会話するチャンスがあるときは常に録音状態にしておくのも一つの方法です。

　精神的に傷ついたという話は、これらの証拠を提示して、「こういう行為があったために傷ついた」と法的な場で示すことから始まると個人的に思います。

　まずは証拠集めをしてみて下さい。
　例えば、ボイスレコーダーを録音状態にし、家主に「相場に見合った立ち退き費用を支払い、なおかつ原状回復費用をこちら側に請求しないというのなら立ち退きも視野に入れても良い」と家主に話しかけてみて、家主の回答を録音するのが良いかと思います。

　なお「立ち退き料」については、ネットで検索すると、住居の場合は賃料の６ヶ月分が平均的だそうです。また、「原状回復費用」は状況によって変わりますが、私個人としては、嫌がらせなどありましたし、「原状回復費用」を回答者さんは一切支払わない旨を貫くのが良いかと思います。

　これらの情報収集方法などについて、本来ならば司法書士か弁護士からアドバイスを受けて欲しいと思いました。自分は法律の専門家ではありません。あくまで、ネットで検索した事例などを参考に書いているだけです。
　自分の発言は所詮素人のものなので、自分のアドバイス通りの事をしたが失敗した、責任を取ってくれとおっしゃられても困るというのが本音です。

　そう言う意味でも、事例に詳しい司法書士なり弁護士に相談しつつ問題解決や情報収集をして欲しいと思います。
　これが最後のアドバイスになります。これ以降は、司法書士会か弁護士会を通じ、是非、司法書士か弁護士とご相談下さい。