肥沃な大地とよばれるものと、荒れ果てた大地もしくは、痩せた土地
と呼ばれるものは
具体的に何がどう違うのでしょうか?
栄養が違います。
有機物や無機物(ミネラル分)。
http://www.pref.gunma.jp/06/f0110132.html
米にタンパク質やビタミンがほとんど無く、人間が米だけを食べても生きていけないように、作物が必要とする養分が含まれているかどうかが大事です。
http://www.kubota.co.jp/urban/pdf/13/pdf/13_4.pdf
農業未経験者ですが、お応えします。
肥沃な大地:作物に必要な養分が含まれている土地で、概ね容易に農耕が始められる。
荒れ果てた大地:岩や瓦礫が多く、鍬や鋤を入れることも出来ない土地。また、草木も茂り、まずは農機具をつかう為に土地を整えなければならない。
痩せた土地:作物を作り続けたために、作物に必要な養分がなくなってしまった土地。肥料をいれて、土を再生させなければ、農耕が出来ない。
「肥沃度」という言葉があるらしいです。
日本土壌肥料学会というところがあって、そこには土壌肥沃度部門なんてのがあるそうです。
そこでは肥沃度について、いろいろな議論がなされている感じです(これ、と決まった定義は無さそう)。
http://jssspn.jp/file/introduction06.pdf ―― PDF です
その資料中にも出てきますが、いわゆる「養分」といわれる、窒素、リン酸、カリウムなどの分量やバランスのほかに、物理的な特性も加味して肥沃度を決める、ということらしいです。
物理的な特性とは、例えば、土壌粒子の隙間。
水が抜けて、新たな酸素が適度に供給される。
いわゆる「水はけ」というやつです。
# ↓の受け売りです :-p
土壌の化学性と物理的肥沃度
農作物が良く育つかどうかです。
日本の国土は火山灰が堆積している土が多く、非常に酸性度が高い土や活性アルミナ(アルミニウム)によってリン酸分が不足しやすいという特徴があります。
⇒関東ローム層、黒ボク土
黒ボク土(くろぼくど)というものを知る!
http://kossori.g.hatena.ne.jp/kawanoasobi/20130413/1365820637
コメント(1件)
それほど存在しないです(川原・海岸の砂地や岩山は該当しますが)。
一応肥沃とされる土地柄で新規に農業を始めるときに障害になるのは、
「肥沃」ゆえ勝手に住み着く木、はびこる強い雑草、笹、竹などを排除する努力です。
得に、土地所有者が数十年放置した土地を、復帰一年目は苦労することをわかって人に貸し、
二年目以降土地の荒れがもどって手入れされた状態からは貸さないで自分が使うということもあり得ます。
開拓農として使われるわけです。