といいますのは、過日の坂の上の雲というテレビ番組で、サルサルと呼んでいたからです。もちろん、「私の知り合いのロシア人は、日本人を差別していない」、という個別的な話もあるかもしれませんが、それは措いておいてください。
たしかに、見た目、明らかに違います。
(1)一般に白人は、黄色人種を差別するにあたり、
「黄色いサル」と呼んで蔑視することがあったのですか。
(2)一般に、白人側からは、黄色人種を差別する感情があったのですか
(つまり、下に見るという意味での差別感情)
ロシア人は、黄色人種を差別することがある、という前提で、、、
(3)ロシア人も、黄色人を差別するときはサルと呼んだんでしょうが、
いつごろからでしょうか。
(モンゴル時代にこんなことを言ったら、
大変なことになってと思いますが、どうなんでしょうか。)
(4)ロシア人は、
モンゴル人(黄色人)に支配されていた記憶も有すると思いますが、
それなのに、なぜ、差別する感情があるのでしょうか。
モンゴル帝国に支配されていたことがある・・と言うことは支配される前に征服されて同胞を大勢殺されたことがあると言うことです。
もちろん略奪にも遭っている。
そして、現在はモンゴル系ではないと言うことは、モンゴル帝国の弱体化に伴って民族系の勢力が強くなっていき、最終的にはモンゴル系の勢力を軍事的に敗北させて追い出した・・と言うことです。
ついでに言えば帝政ロシアやソ連も周辺諸国を侵略していて、ロシアの南下政策は有名ですが、各国国民、特に東欧諸国や中近東の国民に嫌われています。
さて、似たようなケースに大日本帝国に征服された中国(当時の清)と現在の中国の日本に対する感情があります。
情報を歪曲してまで日本を非難しないと気が済まないのが現在の中国で、この負の感情は中華民族が滅亡しない限り続くと思われます。
こういう負の感情のパターンは世界共通で、イギリスとフランスとかドイツとかでも本心ではケンカ腰に近い物があります。
ベトナム人が中国を嫌うのも過去に征服された歴史があるからです。
従って、モンゴル人はロシア人には嫌われています。
質問を少しだけ微妙に変更させてください。差別というか敵意というか、そのあたりのことです。
白人が、黄色人種をサルと呼ぶとしたら、サルに近いということで見下げているのだと思います。単に、敵同士だというのとは違います。
ドイツ人とフランス人の場合、敵意かもしれませんが、見下げるという差別感情もあるのでしょうか。
①あいつは、親の仇であり、先祖代々、敵だ、
②あいつは、「野蛮人だ、下品な習慣を持っている」
③あいつは、もともとは野蛮人だ、あいつらの祖父は下品な習慣を持っていた。
それぞれ、差別の程度が違います。といいますか、二番目と三番目は差別感情が強く含まれています。三番目は、特に強いと思います。
三番目は、本人が今後どのように変わろうとも、差別対象から外すということはないわけです。
あるいは、
④うちの方が、先進国である、とかいう優越感でしょうか。
⑤うちの方が、高等動物であり、あっちはサルに近いという優越感でしょうか。
⑤は差別だと思います。人種には優劣がないという前提からみて、
いわれなき差別ということで、「どうしようもない差別だ」と思います。
以上のように考えているのです。
歴史的な経緯を踏まえたご説明を頂きありがとうございました。
2015/09/04 23:12:33①白人が黒人に対する否定的な感情(・・アメリカの公民権運動みると、強く感じます)と、②黒人の白人に対する感情(ずっと支配されてきたという思い)、両者は違うと思います。
ロシア人のモンゴル人への感覚も、②に近いのかなぁ、と、
お書きになられた文章を読みながら、思いました。