以前は http://q.hatena.ne.jp/1448284535 でお世話になりました。
早速、伴天連の履物である ぶうつ を殿にお勧めしたところ、すぐに取り寄せて履いておられましたが、足にマメが出来てしまい、
「いとうてかなわん! このようなものを勧めおって!」
と殴られてしまいました。
が、申し訳ござりませぬとすかさず懐にしまっておいた草履をお出しすると、「ほほう、愛いヤツめ!」とご機嫌を直され、「そう言えば・・・」と、夏の台風で壊れたお城の石垣修理がさっぱり進まぬのでそのほう何とかせよ申し付かりました、来週打ち合わせなのですがどうすれば良いでしょうか?
何かいいアイデアがあれば教えてください。よろしくお願いします。
市中数カ所に高札を掲げ、期日までに工事を成し遂げたものに金十両を与える・・とでもふれれば腕自慢の職人どもがこぞって集まること必須。
人足さえ集えばあとはどうとでもなるのではござらんか?
ぶうつは、殿のお気に召さなんだか。
要らぬ叱責を受けたと感じておるかもしれぬが、結果として殿の覚えが良くなったのだ。勘弁なされよ。
しかして清洲城の件にござる。
あれは石垣のことでござったか。拙者が耳にしたところでは塀だということであったが、まあそれは話を伺ってからでなければ分からぬことであるか。
夏の台風からということでござれば、半年弱は経ちもうそう。
癇癪持ちの殿に使える御仁であるからにして、今の普請奉行が怠けているとは思えぬし、色々と面倒なことになっているのでござろう。
またしても伴天連の術にてござるが、ふぇんすと申すものがござる。
鋼の細い杭を予め柵の形に組み立てたものを、板塀のように並べるようにして用いるのでござる。
一旦組み立ててしまえば、石垣でも柵でも緩くなったものを支えるようにいたすのには、さして時間はかからぬでござる。
まあ、その打合せで仔細を伺ってみなくては、何をなすべきかは分からぬが、ふぇんすの使い方は覚えておいて損にはならんと存じ上げる。
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