匿名質問者

化学が得意な人にお尋ねします。

東京電力福島第1原発事故で放出された放射性セシウムなどを含む微粒子は、窓ガラスなどと同じケイ酸塩ガラスだったと、
東京大大学院の小暮敏博准教授(鉱物学)らのグループが3日、英科学誌サイエンティフィック・リポーツに発表した。
セシウムはガラスの表面付近で濃度が高かったが、時間が経過すると外に出る不安定な状態だった可能性があるという。
研究グループは2011年12月、福島県内の森林などから、大きさが数ミクロン以下の放射性微粒子を採取。
電子顕微鏡を使って構造を調べた結果、二酸化ケイ素を主成分とする酸化物ガラスと同じで、セシウムやカリウムなどが含まれていた。
セシウムなどのアルカリ成分が、ガラス表面付近で少なくなっている微粒子もあり、
小暮准教授は「少しずつガラスの外に出ていると考えられる」と話している。 
http://jp.wsj.com/articles/JJ10512800791763134530616654438662320343479
より
というニュース読みました。
ガラスの外に出でいるセシウムの量などの計算は出来るものですか?
参考資料
http://www.niaes.affrc.go.jp/techdoc/press/160203/

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  • 終了:2016/03/04 23:15:03

回答2件)

匿名回答1号 No.1

2番目のリンクで最後の段落に「採取した微粒子の耐候性試験等を行う」とあるので、そこで算出されるとおもいますが、採取されたガラスつぶは砂のように小さいもののようなので、それ+雨ざらしだとあまりながくはもたず溶出するかもしれません。
あと、ガラスになったのはたまたま加熱されたときにガラス原料があったセシウムだけであるかもしれない(東大でも調べがついていない)ので、そもそも論にもどりますが、セシウムなど放出された放射性元素の総量が問題ですね。炉の発熱を止められれば鉛などを用いて残量をゆっくりしらべにいくことができますが。

匿名回答2号 No.2

論文中に、溶出速度について検討を試みたものの、実験に十分な量の粒子を集めることが困難なため出来ていない、今後の検討課題としたいとの記述があります。また粒子のサイズが小さいので溶出はそれほど長くは続かないだろうとも書かれています。
最初の方の回答と重複しますが、論文中に書いてあるとおりこの粒子の放出量は解っていません。ただし高度な手法を用いないと見つけられないということは、量的には相当少ないのかもしれません(あくまで推論ですよ)。

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