はてなは、同一人物が、複数のサブアカウントを、
メインアカウントとヒモづける形で持てるよう、システムを変更しましたね。
(以下、同一人物が持つ「メインアカウント」と「全てのサブアカウント」を
全てあわせて、「(任意の)アカウント」と言います)
私もサブアカウントを持ちたいと思います。
理由は、一つのアカウントで自由に質問してしまうと、
リアルワールドの知り合いが偶然見て、「あ、あいつだ」となる可能性があるからです。
そこで問題となるのは、はてなのこの新しいアカウントシステムの設計上、
同一人物の任意の複数のアカウントが、
第三者から見て、同一人物のものであるとわかるようになっているのか、という事です。
もしそうでなければ、私の場合には、サブアカウントを持つ意味はあまりありません。
つきましては、前段の疑問に関して、yes か no か、お答えいただければと存じます。
なお、この疑問は、人力検索だけでなく、はてなの他のサービスも含んだものです。
宜しくお願い申し上げます。
メインアカウントとサブアカウント、もしくはサブアカウント同士で、システム上 何らかの制約があるのは人力検索だけです。
人力検索では、以下の制約があります。
非公開になった質問・回答は別にしても、人力検索で投稿した内容は誰にでも参照できます。
スクレイピングをすれば、誰がいつ、どの質問をして回答したか、というデータを全て引っこ抜けます(実際に、ぼくは持ってます)。
複数のアカウントで、それぞれある程度の投稿をしていた場合、上記の制約を突破できてないアカウントは、サブアカウントの関係にある可能性があります。
それぞれの回答数が十にも満たなければ偶々ということになるでしょうが、ぼくみたいに回答数が多いアカウントでは可能性が高くなります。
もちろん、第三者には「回答しない」と「回答できない」の区別をつけることができないので、あくまでも「疑い」レベルです。
ただ、
理由は、一つのアカウントで自由に質問してしまうと、
リアルワールドの知り合いが偶然見て、「あ、あいつだ」となる可能性があるからです。
というレベルの心配に関しては、「あ、あいつかもしれない」という疑念の傍証にはなりえます。
また、質問しか行わないのであれば、第三者が検証する手段はありません。
「ニッチな領域の質問が、リアルとネットでほぼ同時に発生して ほぼ同時に解決している」ということがない限りは、ばれることはないとは思いますけれど、「文章の書き方の癖」というのは割りと変えるのが難しいです。
かなり意識してやらないと、人格を作ってる方のアカウントの文体がおかしくなると思います。
この回答を書いている時点でされている四つの質問を見た範囲だけですが、こんな特徴があります。
他に、ぼくを含めた他のユーザで、書き方の癖だなあと思ったことがあるもの。
書き方以外では、偽りにくいのは活動時間でしょうか。
これも、データを集めるとリアルな生活が出てきたりすることがあります。
これは、回答を書いた日時が質問日時からどれだけ離れているか、というのを横軸を回答日時でプロットしたものです(ぼくの過去のデータ)。
「人力検索で回答するどころではない何か」があったのだろうと推測するのは容易ですよね X-|
コメントの入れ方やスターの使い方、自動終了まで放置するタイプだとか、BA はつけないタイプだとか、癖の出るところは他にもたくさんあります。
映画や小説を作るときのキャラクター設定ばりに資料化しておかないと、偽っている方のアカウントは早晩 破たんすることになりそうです。
人力検索は UU がとても少なくなっていることも、推測しやすい環境になっていると言えます。
後、他のサービスもということであれば、気を付けるのは写真です。
位置情報を抜いておく、というのは当然として、撮影時刻はどうでしょう。
はてなのサービスでは、写真は fotolife に保存されることが多いです。
fotolife のデフォルトの設定では、アップされた写真のファイル名(URL)が撮影日時から決まるようになってます。
「先週取った有休に行った湘南よかったわー」と、その日の日付でアップされた写真を持っているアカウント。
逆に、湘南に行けるわけがない日時でアップされたと思しき写真であれば、逆に疑いの目をそらすことも。
「気軽に SNS できねえじゃん」ってことになっちゃいますが、リスクマネジメント的には そんなものでしょう。
そう言えば、女の子の自撮り写真の目に移り込んだ景色からその部屋の状況を推測する、とかかなりやばい感じのやつも世間にはいるようです。
2ch の「特定班」と言われている人達も恐いですね。
# 既に、はてなのサービスに限った話ではなくなってしまいました :-)
そう言えば、はてなハイクとかには「ID の非表示設定」とかがあったのでした。
サブアカウントに影響を与えるのだろうか、と、ちょっと疑問が湧いたのですが、現在はきちんと動作しない(多分、h.hatena.com を整理したときくらいから)ので、どちらにしても、そちら方面から検証することはできないです。
・「同一人物が、複数のサブアカウントを、メインアカウントとヒモづける形で持てる」
のはシステムを変更されたんですか? 以前からブログなどではそのような形でつかえるサブアカウントがありましたけど。
メインアカウントでログインすればサブアカウントのブログもそのまま更新できます。
・「yes か no か、お答え」はできません。
人力ではブロックに相当する「回答NG」機能を使用することでメインアカウントを拒否すればサブアカウントまでも拒否されたりします。
また、今までにサブアカウントや二回目のメインアカウントを取得しても、
文体のクセ、回答時間などからこれは同一人物だと見破られた人が複数います。
中には家族で1アカウントの使い回しをしていることを自白した上ではてな規約違反で通報され運営で確認の上アカウント停止された人もいます。
(つまりアカウントが全く同一でも別人かどうかわかるし、過疎ってるのでアカウントが別でもクセが似ていれば同一人物を疑われる)
地味に二つ以上のアカウントをこっそりずっと使えている人もいます。
それはあなたの活躍の派手さと、「リアルワールドの知り合い」次第なのでイエスかノーかはあなた次第です。
「システム上合法的に2つのアカウントが同一メインアカウントに依存しているかを知る方法」は、普通の使い方ならないけど、あなたが暴れたり規約を守らないことによって道がでてくる。
これは他のネットサービスでも共通します。よくおぼえておいてください。
他にも、いろいろなシステムの穴があり、以前は「ある匿名質問に回答した匿名回答者群」が(どの回答がだれのこたえまでは一致させられないが)どの回答者群が候補であるかははっきりわかってしまっていたシステム事故などもありました。
具体的にいうとスーパーハッカーさん…というほどでもなかったようですが、気がついた親切ユーザーがはてなにむけてデモンストレーションのために匿名質問をたてて、そこに回答をつけたユーザーのメインアカウント?を全員あててみせ、○○の画面から質問者が匿名回答者群のidリストを見られるようになってますよということも明示したので、その後、はてな公式が早急に対処しました。
今後もスーパーハッカーさんが無断で罠質問を立てにくることがあるかも。そうなれば絶対に匿名がバレないだろうとはいえません。そしてそのときあなたがサブアカウントをつかっていたらまきこまれ事故が起きるのかもしれません。
はてなのシステムは完全保証といいきれなくてすみません(^^;)
システム穴について本文に書き足してみました。
匿名質問は、匿名ダイアリ(増田)と同様に会話が荒れ気味でサツバツとしますが、もともと理系回答者の存在割合が多くサツバツとした回答の多かったはてな人力検索にとって、いまや特色となりつつあるのかなという気もします。もうすぐ滅びるだけという気もしますが。
ほかの質疑応答サイトでは一応ハンドルをつけないといけないようです。
追記ありがとうございます。なるほどですね…。
noですね。
第三者から、持っている他のサブアカウントが分からないように使うことはできますよ。
第三者というのは、はてなユーザー同士もユーザーでない人も両方です。
でしたか。ありがとうございます。
メインアカウントとサブアカウント、もしくはサブアカウント同士で、システム上 何らかの制約があるのは人力検索だけです。
人力検索では、以下の制約があります。
非公開になった質問・回答は別にしても、人力検索で投稿した内容は誰にでも参照できます。
スクレイピングをすれば、誰がいつ、どの質問をして回答したか、というデータを全て引っこ抜けます(実際に、ぼくは持ってます)。
複数のアカウントで、それぞれある程度の投稿をしていた場合、上記の制約を突破できてないアカウントは、サブアカウントの関係にある可能性があります。
それぞれの回答数が十にも満たなければ偶々ということになるでしょうが、ぼくみたいに回答数が多いアカウントでは可能性が高くなります。
もちろん、第三者には「回答しない」と「回答できない」の区別をつけることができないので、あくまでも「疑い」レベルです。
ただ、
理由は、一つのアカウントで自由に質問してしまうと、
リアルワールドの知り合いが偶然見て、「あ、あいつだ」となる可能性があるからです。
というレベルの心配に関しては、「あ、あいつかもしれない」という疑念の傍証にはなりえます。
また、質問しか行わないのであれば、第三者が検証する手段はありません。
「ニッチな領域の質問が、リアルとネットでほぼ同時に発生して ほぼ同時に解決している」ということがない限りは、ばれることはないとは思いますけれど、「文章の書き方の癖」というのは割りと変えるのが難しいです。
かなり意識してやらないと、人格を作ってる方のアカウントの文体がおかしくなると思います。
この回答を書いている時点でされている四つの質問を見た範囲だけですが、こんな特徴があります。
他に、ぼくを含めた他のユーザで、書き方の癖だなあと思ったことがあるもの。
書き方以外では、偽りにくいのは活動時間でしょうか。
これも、データを集めるとリアルな生活が出てきたりすることがあります。
これは、回答を書いた日時が質問日時からどれだけ離れているか、というのを横軸を回答日時でプロットしたものです(ぼくの過去のデータ)。
「人力検索で回答するどころではない何か」があったのだろうと推測するのは容易ですよね X-|
コメントの入れ方やスターの使い方、自動終了まで放置するタイプだとか、BA はつけないタイプだとか、癖の出るところは他にもたくさんあります。
映画や小説を作るときのキャラクター設定ばりに資料化しておかないと、偽っている方のアカウントは早晩 破たんすることになりそうです。
人力検索は UU がとても少なくなっていることも、推測しやすい環境になっていると言えます。
後、他のサービスもということであれば、気を付けるのは写真です。
位置情報を抜いておく、というのは当然として、撮影時刻はどうでしょう。
はてなのサービスでは、写真は fotolife に保存されることが多いです。
fotolife のデフォルトの設定では、アップされた写真のファイル名(URL)が撮影日時から決まるようになってます。
「先週取った有休に行った湘南よかったわー」と、その日の日付でアップされた写真を持っているアカウント。
逆に、湘南に行けるわけがない日時でアップされたと思しき写真であれば、逆に疑いの目をそらすことも。
「気軽に SNS できねえじゃん」ってことになっちゃいますが、リスクマネジメント的には そんなものでしょう。
そう言えば、女の子の自撮り写真の目に移り込んだ景色からその部屋の状況を推測する、とかかなりやばい感じのやつも世間にはいるようです。
2ch の「特定班」と言われている人達も恐いですね。
# 既に、はてなのサービスに限った話ではなくなってしまいました :-)
そう言えば、はてなハイクとかには「ID の非表示設定」とかがあったのでした。
サブアカウントに影響を与えるのだろうか、と、ちょっと疑問が湧いたのですが、現在はきちんと動作しない(多分、h.hatena.com を整理したときくらいから)ので、どちらにしても、そちら方面から検証することはできないです。
とにかく、回答のコアを書いてみると、
長くってすみません :-)
システム的に 100% の精度でサブアカウントだとばれることは、ごく稀です。
100% 分かったことが一度だけあります。
あるアカウントを回答拒否に入れたのですが、その後、あるユーザから「回答ができないんだけど」ってコメントが付いたことがありました(そのときは、回答拒否されてても、コメントは書けました)。
回答拒否なんて滅多に使わないので、ああ、あのとき回答拒否にしたユーザなのか、と。
そういうタイミングでもない限り、はっきりとサブアカウントかと分かることはないでしょう。
リアルな方の人物と特定の質問が結びつけられることがあったとしても、普段使ってるアカウントと紐づけされなければそれで良い、ということであれば、サブアカウントは有効だと思います。
そのような動機を持つということは、アカウントに愛着がわくタイプの人物だと思うので、サブアカウント方にも愛着がわいちゃう前にとっとと消した方が良い、かな。
ただ、質問者の質問履歴というのは回答をする際に有益な情報のひとつなので(気にしない人も多いけど)、アカウントを消しちゃうという行為は、妥当な回答をもらう機会を逃している可能性もある、と思っておいた方が良いです。
# ってほど、人力検索には人がいないですけれどね :-|
> ただ、質問者の質問履歴というのは回答をする際に有益な情報のひとつなので(気にしない人も多いけど)、アカウントを消しちゃうという行為は、妥当な回答をもらう機会を逃している可能性もある、と思っておいた方が良いです。
それは気づきませんでした。確かに…。
大変示唆に富んだご回答とコメント、ありがとうございました。
長くってすみません :-)
2016/03/08 17:30:25システム的に 100% の精度でサブアカウントだとばれることは、ごく稀です。
100% 分かったことが一度だけあります。
あるアカウントを回答拒否に入れたのですが、その後、あるユーザから「回答ができないんだけど」ってコメントが付いたことがありました(そのときは、回答拒否されてても、コメントは書けました)。
回答拒否なんて滅多に使わないので、ああ、あのとき回答拒否にしたユーザなのか、と。
そういうタイミングでもない限り、はっきりとサブアカウントかと分かることはないでしょう。
リアルな方の人物と特定の質問が結びつけられることがあったとしても、普段使ってるアカウントと紐づけされなければそれで良い、ということであれば、サブアカウントは有効だと思います。
そのような動機を持つということは、アカウントに愛着がわくタイプの人物だと思うので、サブアカウント方にも愛着がわいちゃう前にとっとと消した方が良い、かな。
ただ、質問者の質問履歴というのは回答をする際に有益な情報のひとつなので(気にしない人も多いけど)、アカウントを消しちゃうという行為は、妥当な回答をもらう機会を逃している可能性もある、と思っておいた方が良いです。
# ってほど、人力検索には人がいないですけれどね :-|
> ただ、質問者の質問履歴というのは回答をする際に有益な情報のひとつなので(気にしない人も多いけど)、アカウントを消しちゃうという行為は、妥当な回答をもらう機会を逃している可能性もある、と思っておいた方が良いです。
2016/03/13 07:31:47それは気づきませんでした。確かに…。
大変示唆に富んだご回答とコメント、ありがとうございました。