「スイーツがなかったら・・・、ううん、スイーツがあったからだ!」
雨の中でもアイス食べてる女の子たちを見て、雨の中でも食べたいと思えるくらいのアイスがいちご坂にあるんだと自分に言い聞かせたキラキラ☆プリキュアアラモード第33話感想です。
●闇のアニマル ディアブル
その意味は、フランス語で「悪魔」という意味。
文字通り、町の人達のキラキラルを闇に染める悪魔として、6人の前に現れました。
しかも、ノワールのお気に入りというだけあってかなり強力な敵のようです。あのグレイブ達も一目置いているみたいですから。
ノワールの支配する闇の世界、それが前回百年前の世界で6人は目の当たりにしました。
そして、今回ディアブルが見せた光景は、百年前の再現にほかなりません。
確実に迫りつつある危機、果たして6人は突破できるのか。
早くも新技の「アニマルゴーラウンド」でもディアブルは浄化できませんでしたが、これはまだ新技が完成形ではないということでしょうか?
●キラキラルとスイーツ
ひまりの話で「エンプティフード」の話題が出てきました。まさか、女の子向けのアニメで、スイーツの根幹の話を持ってくるとは中々深いですね。
スイーツは人間が生きていく上では栄養素として不要なもの、それは即ち「嗜好品」という考え方があるくらいのある種では「余分なもの」とも言えてしまいます。
事実、この世界の歴史を遡れば、スイーツは高級品・贅沢品として扱われ、簡単に口にできない地域や時代がありました。
そして、そのスイーツに宿るキラキラルは、闇に染まれば人々を不幸に導きます。
「スイーツがなかったら」百年前のあの光景は起きなかったのかもしれない。
「キラキラルがなかったら」みんなあんなに辛い想いをしなくてよかったのかもしれない。
そう思ういちかを見ていると、何ともいえない気持ちになります。
じゃあスイーツは何であるのか。それもまた単純な話、やっぱりみんな「スイーツが大好きだから」に他ありません。
だからこそ、いちご坂にはあんなにたくさんのスイーツショップがあり、みんな、キラパティで笑顔を見せてくれるのです。
それを利用して闇に染めようとするノワール達がやはり元凶で、そんな彼らと戦う力が、スイーツに宿るキラキラルならば、その力を糧に戦うプリキュアはまさに、スイーツの戦士であり、みんなの笑顔を守るヒロインなんだと思います。
「スイーツがなかったら」ではなく「スイーツがあったから」
そう思う気持ちと、青空が今回一番印象的なシーンでした。
●ビブリーの役割
敵側についていたビブリーが味方になったことで、今回様々な情報が明かされました。ピカリオの一件依頼、敵は一方的に攻撃してくるだけで、向こうの話が一切出てこなかったので、今後もビブリーの役割はその辺りの説明だったり、解説役になるんだろうと思います。
楽しそうにお菓子作りをする彼女を見ていると、当時のおジャ魔女していたどれみの面影が見えたり見えなかったり。
エンプティフードは、私には耳慣れない言葉だったけれど、浅学だったかしらね。
2017/10/01 06:54:53