匿名質問者

聖書の件ですが、まず、引用させてください。

「カトリック教会においては、ヒエロニムス以来何度となく改訂されてきたヴルガータとよばれる後期ラテン語訳聖書が公式な聖書とされてきた。現在は各国語に翻訳されている。カトリック教会で聖書正典に含まれる諸文書を最終的に決定した公会議はトリエント公会議である。カトリック教会が正典とする旧約聖書には、七十人訳聖書には含まれていたがヘブライ語のマソラ本文に含まれていない文書がある。それらは第二正典という語で指される場合もあるが、正典に含めている。」


質問1 : 共同訳も、新共同訳でも、収録されているものは、おなじですか? それとも、いわゆる「第二聖典」は、共同訳には掲載されていない、のでしょうか。

質問2 : 新共同訳ならば、 ヴルガータとよばれる後期ラテン語訳聖書 に収録のものは、すべて載っているということなんでしょうか。

 この二つの質問は、重なり合ってます、済みません。 

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  • 終了:2018/08/18 22:55:05
匿名質問者

質問者から

匿名質問者2018/08/12 04:24:12

もう少し引用します。

「日本語訳聖書においても、かつてカトリック教会とプロテスタント諸派では異なる翻訳による聖書を用いてきた。しかし、第2バチカン公会議以降の世界でのカトリックとプロテスタントによる聖書の共同翻訳という流れを受けて、日本でも両者による共同翻訳作業が始められた。その成果が初めて形になったのが『共同訳聖書』であり、表記などの問題点を改善したものが、現在日本のカトリック教会で公式に用いられている『新共同訳聖書』である。なお、『新共同訳聖書』では、上記旧約聖書の第二正典の部分を、これを正典に含めないプロテスタントなど他教派へ配慮して「旧約聖書続編」という名称で掲載している。」

回答2件)

匿名回答1号 No.1

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%85%B1%E5%90%8C%E8%A8%B3%E8%81%96%E6%9B%B8

日本で「共同訳聖書」と呼ぶときは、通常は1978年に日本聖書協会から発行された『新約聖書 共同訳』を指す。

共同訳は新訳のみ、つまり旧約は含まれていませんので、
当然ながら第二聖典も含まない、という解が求められます。


ウルガタ訳の一覧は・・・これでいいのかな?
http://www.drbo.org/lvb/
この一覧のうち書名の後ろに*マークが付いてるのがそうらしいんですが、
7つしかない・・・第二聖典は9つ・・・。
ダニエル書補遺とエステル記補遺が抜けているようです。
両書のウィキペディアの記事を見ると
ヒエロニムスの時代のウルガタ訳にはこの両書が含まれていたようなので、
新共同訳には~全て載っている、という事になりそうです。

他13件のコメントを見る
匿名回答1号

同意しかねるような返信を書くのはおやめください
黙っていると同意したものと思われかねないので
こちらもさらなる返信が必要にならざるをえなくなる
いいかげん疲れます

2018/08/18 10:39:51
匿名質問者

失礼しました。

2018/08/18 21:04:36
匿名回答2号 No.2

このサイトには、次のように説明されています。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%96%B0%E5%85%B1%E5%90%8C%E8%A8%B3%E8%81%96%E6%9B%B8

新共同訳聖書は日本聖書協会から出版されており、旧約・新約全書、旧約聖書のみ、新約聖書のみ、旧約聖書続編付き、引照付き(新約聖書の箇所は旧約聖書のどの箇所から引用されたかなどを脚注で示す)、大文字版、英語版との両語版(TEV/GNT・NIV|新国際版聖書)、韓国語版との両語版など、さまざまな形で出ている。


正教会でも、日本語の訳の聖書には、信仰活動に無用なものは掲載していない。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E6%AD%A3%E6%95%99%E4%BC%9A%E8%A8%B3%E8%81%96%E6%9B%B8
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9E%E3%82%AB%E3%83%90%E3%82%A4%E8%A8%98


「新共同訳ならば、ヴルガータとよばれる後期ラテン語訳聖書に収録のものは、すべて載っているということ」ではない。

  • 匿名質問者
    匿名質問者 2018/08/13 00:50:17
    有難うございます。
    ありがとうございます。

    一般的に普及している口語訳は、「共同訳」と、「新共同訳」ですが、新しい訳「聖書協会共同訳聖書」が作成されるのですね。カトリックと、プロテスタント(どこまで含むかは別として)によるのですね。この新しい訳でも、いわゆる外典については、「新共同訳」の整理方法を踏襲するのだろうか、少し気になりました。

    なお、東方教会(コンスタンチノープル系:いわゆるメルキト派と呼んで良いでしょうか?)は、とりあえず、この事業にはかかわらないようですね。つまり、ロシア正教や日本正教会も、別ということですね。

  • 匿名回答1号
    匿名回答1号 2018/08/13 05:51:40
    整理方法というのが何のことを指しているのかよく分かりませんが
    ヒエロニムスのラテン語ウルガタ訳はギリシャ語七十人訳の掲載順に習ったと言われてます
    ただその七十人訳にはいろんなバージョンがあって写本によって収録数がまちまちなんですが
    どこからどこまでを聖典に含むかをカトリックが決定したのは16世紀のトレント公会議で
    実はプロテスタントの成立後の事であったりします
    この際ヒエロニムスの訳にない書物が切り捨てられたものと思われます
    七十人訳の全てを聖典とする正教会からすれば
    詩篇151篇なんかも含めて欲しいところなんでしょうが
    現行の新共同訳には含まれてないらしい
    https://blogs.yahoo.co.jp/sollupo2000/14277541.html
    ウィキペディアの新共同訳の項にあるように正教会が途中離脱したからなのでしょう

    新しい訳はこのページ最下部のPDFによると18の団体が関与しているそうで
    https://www.bible.or.jp/know/know31.html
    翻訳方針前文に掲載されている21人の関係先がそうなんでしょうね(2人出してるところが3ヶ所
    正教会の名前は無いので新共同訳そのままの形で踏襲する可能性は高そう
  • 匿名質問者
    匿名質問者 2018/08/13 23:34:46
    済みません。取り急ぎ、書き込みます。

     >整理方法というのが何のことを指しているのか
     >よく分かりませんが

      新共同訳聖書の
        1.「旧約聖書と新約聖書全巻の翻訳」という方針、
        2.「教派によって扱いの分かれる書物
    (第二正典、Deuterocanonical books)
    を「旧約聖書続編」という名称で収録する」という方針
      のことです。
      このふたつの方針を、踏襲する、ということを指しました。
  • 匿名質問者
    匿名質問者 2018/08/13 23:49:28
    【ウルガータ】
    ウルガータと言っても、トレント公会議で確定したバージョンのほか、
    その前のバージョン(なんども揺れ動いた?、つまり、複数のバージョン)がある、
    ということなのでしょうか?
    そのような中、トレント公会議での確定バージョンは、
      >「ヒエロニムスの翻訳はどれか?」、
      >その時点で特定して、
      >それを以て、ヒエロニムスのお墨付きバージョン
    とするいうようなイメージ感という感じですね。
         (「この際ヒエロニムスの訳にない書物が切り捨てられたもの」と、
           思われる、、、ということですね。
          実際には、学者間では、いろんな説があって、
          確定していないのかもしれませんが~~。
          素人である私としては、そんなイメージでとりあえず、
          済ませばいいのかもしれません。)
  • 匿名質問者
    匿名質問者 2018/08/17 00:40:19
    正教会についても言及いただきありがとうございます。

      *****
    東方教会(コンスタンチノープル総主教座:カルケドン派)が、
    「正」と認める、七十人訳と、
    西方教会で、ウルガータと対応していると認める七十人訳(対応していると、認めたのは、トレント公会議)とで、
    微妙に違うのですね(・・・→詩編151篇とか。。。)。
  • 匿名回答1号
    匿名回答1号 2018/08/17 21:15:59
    こちらにも返信しておくと

    > ウルガータと言っても、トレント公会議で確定したバージョンのほか、
    > その前のバージョン(なんども揺れ動いた?、つまり、複数のバージョン)がある、
    > ということなのでしょうか?

    ウルガタはヒエロニムスの訳が最初で
    同じウルガタの名を冠するものが後の時代の別バージョンとして幾つかあるんです

    > そのような中、トレント公会議での確定バージョンは、
    >   >「ヒエロニムスの翻訳はどれか?」、
    >   >その時点で特定して、
    >   >それを以て、ヒエロニムスのお墨付きバージョン
    > とするいうようなイメージ感という感じですね。

    そうじゃなくてトレント公会議というカトリックの会議で
    ヒエロニムスの正当性が再確認されたという事
    それまではカトリックには正典の定義が無かったわけ
    公会議をきっかけとしてカトリックはヒエロニムスが含めなかったものを
    バッサリ切り捨てる事ができたわけですね

    >       実際には、学者間では、いろんな説があって、

    学者間ではなく教派間です

    >       確定していないのかもしれませんが~~。

    それぞれの教派ではどこからどこまでが正典かというのは確定してます
    だからいまだに揉めてるんじゃないですか
    はっきり言うと正典問題は持ち出すのタブー視されてます(争いしか生み出さないから
    共同訳作成における正教会の途中離脱というのはまさにそういう事でしょ?
    決まってないなら相手に同調することもできるはずですが
    決まっているから相手に同調できないんでしょ?それって自らの見解を曲げる事だし


    > 西方教会で、ウルガータと対応していると認める七十人訳(対応していると、認めたのは、トレント公会議)とで、

    という事でこの解釈は間違ってます
    どう間違ってるのかは上の解説見れば分かるよね?
  • 匿名質問者
    匿名質問者 2018/08/18 21:05:33
     ありがとうございました。

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