なんか、昔見た記憶があるのとは、違う気がするんですが...
追記。
コム・エル・シュカファのカタコンベ (Catacombs of Kom el Shoqafa) の壁画です。
chinjuh さんの「さらに追記」でリンクを貼っているものと同じ壁画です。
http://www.delange.org/Catacombs/Mvc-005ss.jpg
http://www.perkemet.be/viewtopic.php?f=14&t=2500
ここからリンクが貼られてる写真だったんですが、他にもこんなのがあったり。
ありがとうございます。
自分が図表で見た記憶があるものは、人間が数人でミイラを作っている図だったのですが、なかなか見つからないですね…。
絵画っていうかレリーフですが
コム・エル・シュカファのカタコンベにあるのが有名かもしれないです。
綴りは
Kom el Shoqafa
Kom L Shoqafa
Kom el Sheikh ... とかいろいろ
http://namasteegypt.com/tag/sharm-el-sheikh/
ここの
http://namasteegypt.files.wordpress.com/2010/02/catacombs.jpg
これ。直リンク画像表示も転載も抵抗があるので URL の先を見に行ってください。
けっこう探してるんですが、あまりいい画像がないです。
カメラの性能が悪かった時代はスケッチで記録してたはずなので、
本やなんかにはスケッチのほうが載ってる可能性があります。
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[追加]
http://www.pelican-travel.net/blog/egypt/category/heritage/
ここの、
http://www.pelican-travel.net/blog/egypt/wp-content/uploads/2011/06/img_0919.jpg
↑これ。マヤという人の墓に刻まれたレリーフだそうです。
http://www.geocities.jp/ikuokawaratani2/2.28.html
ここの、
http://www.geocities.jp/ikuokawaratani2/31.jpg
↑これ。バンネンティウの墓に描かれた壁画です。
(あ、これ a-kuma3 の回答にあるのと同じでした。すみません)
古典的なミイラ作りの絵はだいたいこんな感じのが多いです。ミイラが横たわっていて、真ん中で山犬頭のアヌビス神が何か作業をしていて、まわりに女神が数人見守っているというような感じ。真ん中に人面の鳥が描かれることがありますが、これはバァと呼ばれる死者の魂を描いたものです。
できあがったミイラの口開けの儀式だったら、ミイラが立ってる状態のものもあるかもしれませんが、その段階まで来ると内臓を取りだしてる絵には絶対ならないので、違うと思います。
http://yamakarashi.iza.ne.jp/blog/entry/1859833/
口開けの儀式は、こちらの記事の上から二番目の絵みたいな構図です。エジプトの美術は形式重視なのでどれもほとんど同じ構図で描かれます。
これらが似てないとすると、古代の壁画やレリーフではなくて、こういう作業をしてただろうという想像図である可能性もあって悩ましいですね ^-^;
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[さらに追記]
コム・エル・シュカファの写真だと、こちらのサイトにあるのが少し見やすいようです。もうちょっと大きい絵があったらいいんですが。
http://www2.odn.ne.jp/~cic04500/agura0309.html
ジャッカル頭のアヌビスがオシリスの内臓を取り出している。
向かって左にホルス、右にヘルメスが立ち合っている。
ありがとうございます。
たしかに実際の絵画ではなくスケッチだった可能性もありそうです。うーむ。
http://egiptomaniacos.top-forum.net/t757p15-rituales-funerarios-en-el-antiguo-egipto
ここの、
http://img219.imageshack.us/img219/6850/popupjspfotodocsimagenesx1.jpg
これなんかは、神々ではなく人(複数)がミイラを扱ってます。18王朝時代のヘリ Hery という人の墓にあったレリーフだそうです。残念ながら内臓を抜きだしてる感じじゃないですね。
http://www.factsforprojects.com/detail.asp?s=1&ss=1&sb=54&e=114
↑これは完全に想像図ですが、まさにミイラ作りの真っ最中。真ん中がアヌビス、左がトート神。トキ頭で知恵の神であるトートはギリシア神話のヘルメスと同一視されています。右側の女神は、ハトホルかイシスだと思うけどこの絵だとよくわかりません。
http://www.kenseamedia.com/egyptian_gods/anubis.htm
↑このページの一枚目(なんらかの模写のようですが)、真ん中がアヌビス、左がイシス女神、右がその妹のネフティス女神です(かぶりものが見分けのポイント)。ミイラの下にはカノポス壺もちゃんとあります。
http://www.oocities.org/sseagraves/anubiswithmummycolorpage.htm
↑ひとつ上のページの二枚目の絵と同じものの模写っぽいです。アヌビスだけがミイラ作りをしている図。
http://wysinger.homestead.com/anubis.html
↑これまたアヌビスだけがミイラ作りをしている図。ミイラの下に置いてある頭のある壺がカノポス canopic jar です。エジプト第22王朝時代の棺に刻まれていた絵だそうです。
http://egiptomaniacos.top-forum.net/t692-costumbres-funerarias-en-el-egipto-grecorromano
ここの、
http://img519.imageshack.us/img519/9778/tombmural1ov3.jpg
↑これ。エジプトも末期の頃の絵なのかな。あきらかにミイラ作り関係だけどギリシアっぽい。これもコム・エル・シュカファのどっかにある壁画だって書いてあります。左右に立ってる女神はイシスとネフティスだと想像するって書いてあります。
ミイラ作りはオシリスという神であり人でもある王様の死から始まります。オシリスは兄弟のセト神に殺されてしまい、体をバラバラに刻まれてナイル川に流されてしまいました。妻のイシスは夫の体をひとつずつ集めてまわり、アヌビス神や妹のネフティスと一緒に繋ぎあわせて復活させます。
オシリスはなんとか復活はしますが、地上の王をやめて冥府の王になります。オシリスと同じように、あの世で永遠に生きられるように後の人たちも自分の遺体を保存するようになったらしいですよ。
ちなみに、ホルスはイシスの息子ですが、夫が死んでから生まれたので王権に疑いがあるとセトがいちゃもんをつけて大騒ぎになる神話につながっていきます。
神話の説明は、登場人物の名前を列挙してもそれっぽい画像がヒットするので書いてみました。
Anubis = Anup
Isis = Eset
Nephtys
Osiris
Thoth
Horus
Set
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ミイラ作りを容赦なく図解してるサイト
http://web.me.com/kbolman/Egypt_3,000_BCE/Mummifying.html
ミイラ製作中の古そうな絵があるサイト