郷里が田舎です｡県庁所在地の市ですが｡

一人の時間が作れないということはありませんでした｡

子供の頃からﾏｲﾍﾟｰｽで生きていたので､例えば､知人に出会ったとしても｢よっ！ 元気かｰ｣という会話だけで､後は｢んじゃ！｣と｡図書館や散歩など､一人でのびのびやっていました｡

一人で行動することに慣れているので､気まずいという感情はありませんね｡今でも｡

自分の実家があった所のご近所さんは､子供の頃から親しんできた人なので､両親の葬式などで大変世話になりました｡普段でも色々と心配りをしてくれたり｡良いご近所さんだったので､某所でよく投稿されるような近所ﾄﾗﾌﾞﾙとかはありませんでした｡

郷里は以前からｶﾗｵｹやｹﾞｰｾﾝはあったのですが､それに増してﾈｶﾌｪが増え､外食ﾁｪｰﾝも様々なものが入ってきていると知人から聞きました｡ｼﾈｺﾝなども｡ﾊﾟﾁ屋は昔からありましたね｡大型ｼｮｯﾋﾟﾝｸﾞｾﾝﾀｰとｼﾈｺﾝやｹﾞｰｾﾝなどが入った複合施設が幾つかあり､若い人がたむろしていると聞きます｡

現在大阪に住んでいますが､人人人人｡どこへいっても人の波｡車で病院へ通うのは楽ですが､辛いときに人の波にもまれつつ､さらに駅から歩いて病院まで行くのは大変しんどいです｡まとめ買いをするにも､電車では難しいですね｡

自分は車が好きだったので趣味の範疇でもありますが､地方だと公共交通機関の便がよくなく､車を持たざるを得ないというのがあります｡高校卒業と共に免許を取るのが普通ですね｡

あとは､浄水器を使っても､やはり水質に疑問を持ってしまいますし､魚介類や野菜など､地元産のに比べるといまひとつ……と思うことはあります｡値段も割高ですし｡米など､こちらでは買いません｡こしひかりと銘打って売っていても､それ以外の米をまぜると聞きますので｡地元から送ってもらっています｡

結局､田舎だろうが､都市部だろうが､子供の頃から住み慣れている場所が一番だと思うのです｡その場所にﾏｯﾁした生き方になってしまいますから､それ以外の場所だと違和感を覚えてしまうのだと｡郷里を離れて幾つかの場所に住みましたが､今､振り返ってみて深くそう思わずにいられません｡