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8年前友人の親にお願いして家を借りました。築40年の家で、家財道具や大量のゴミも置いたまま。始めに口約束ですが、ゴミは借主が片付ける事、家が壊れても大家は修理をしない、家の物は好きに使っていいと言われ入居。住み始めるといたる所が壊れましたが最初の約束通り自費で修繕をしました。老朽化が激しいため引っ越しをするのですが 大家さんが苦情を言ってきます。内容は、鍵が壊れたまま→修理は金銭的に無理だったし始めの約束から大家に連絡しても仕方ないと思っていた。転居の連絡がない→退去の1か月まえに引っ越す旨は連絡していた、新居に移ったが前の家を片付けておらず契約終了日はまだ先だった。置いていた食器や置物を処分した→始めに好きに使ってと言われ8年間使ったので処分するのは自分の責任だと思った。庭をきれいにしていない→柿の木が植えてあり実や葉が落ちたまま。家は春に取り壊し予定です。常識がないなどののしられ精神的につらいです。鍵を返すために会わなくてはならないのですがとてもこわいです。いけなかった所を教えてもらえますか?あと大家さんに会う際の良いアドバイスがあれば教えて下さい。

●質問者: minimama
●カテゴリ:人生相談
○ 状態 :終了
└ 回答数 : 1/1件

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1 ● jo_30
ベストアンサー

厳しめな話ですが、とりあえず一般論として言います。



貸し主は、普通貸した物が返ってくるときは「原状回復」を「常識」として考えると思います。また、世間的の相場より安く貸していた場合、その安い分は貸し主の「好意」によるプレゼントであって、その分はどのような形の「好意」であっても、どこかで返礼のあることを期待するものです(たとえそれが「感謝のことば」だけであっても)。また、「勝手に使って良い」は「使用の許諾」であり「所有権の譲渡」でないことはあきらかです。このケースで食器や置物はあくまで「家具付属品」であり、借り主に所有権はありませんので、勝手に処分してはいけません。もし、借りている途中に壊れてしまったのであれば、その都度(弁償義務の有無は協議するとしても)貸し主に連絡すべき筋合いの物で、世間的にはそれが「常識」です。あなたの振る舞いは、我が物顔に振る舞う借り手の、常識外れな行動、と見られてもおかしくありません。



今回のケースでは、まず、その友人の親御さんが期待した「現状」とは「8年前のその家の現状」であることを注意してください。もちろん、普通の賃貸契約でも経年変化に伴う壁紙その他消耗品の劣化については借り主の保証責任無し、というのはこれまた常識ではありますが、少なくとも

鍵は壊れていない、家具・食器等も一通り揃っている、手入れされた庭付きの、すぐ入居できる状態の家

を貸したわけですから、同等かそれ以上の状態を返却時に期待していたわけです。俗に「来たときよりも美しく」と言いますが、ムシのよい期待まで含めれば、人が入居していたわけですから、掃除手入れの必要のない、美しい家が返ってくると期待していた、「(大家は)修理しないからね」という言葉に従い「壊れたところは自費負担した」とあなたはおっしゃっていますが「老朽化して住めなくなった」時点で大家さんにしてみれば期待はずれなわけです。返却時も家は「住める状態」でなくてはならなかった…それは、「あなた」という人間への信頼も含めてそういう期待をもっていた…と。ここまではよいですか?



ところが、その親御さんが目にした物は

鍵の壊れた、食器はなくなっている、庭は荒れ放題の、しかも老朽化してもはや住める状態ではなくなった家

だったわけです。退去連絡の有無については行き違いがあったかもしれませんが、先方としたら、連絡もなくこっそり逃げ出すように出て行き、後に残されたのは上記の有様の家。家の修繕費を払うのは(あなたには)難しいとしても、借りている家を鍵の壊れた状態で使うのは、大家の財産権が侵害される恐れのあることだと考えると「常識がない」と言われても反論できないレベル。引っ越し代があるなら、鍵くらいは修理するべきでした。「お金がなくて無理でした」は、単なるあなたの都合であり、社会的責任を果たしていないことの言い訳にはなりません。そりゃあ怒るだろうと思います。というか、怒って当然なので、怒ってくれてありがとうというぐらいのものです。なぜなら、怒っているという時点で、あなたからの謝罪を期待している(受け入れるつもりがある)ということだからです。このケースでは、黙って一切の縁を切られ悪口を言われ放題言われあなたの社会的信用がゼロになったとしても、あなたに反論の余地はなかったところなのですから。



知り合い同士で、口約束で不動産の貸し借りなど大きなお金の絡むことをすると、必ずこんな風にこじれますし、そうなると、事態の収拾も関係の修復も厄介なので、面倒でも割高でも普通は業者を介在させるし、世間の人がそうするのは理由があるんだなあ、と理解できたことと思います。あなたもその親御さんも、知人という関係に甘えて、お互いにムシのいい期待をしすぎた、ということから、トラブルは内在していたと思います。



そもそも、(おそらく)安くで貸して貰っていることを折に触れ感謝していましたか?季節毎に挨拶に行くとか、その際に何か手土産もっていくとか、旅行の際に買ってきた物を渡すとか、そういう気遣いはしていましたか。友人を通してだけでなく、自分の言葉と態度で直接感謝を伝えていましたか。「常識」というのは、おそらくそういうこと全部をひっくるめてのことと思います。そういうのが面倒だと思う人は、最初から「知人の好意に甘えて安く不動産を借りる」などという恐ろしく面倒くさいことに手を出すべきではないのです。



以上を踏まえて、アドバイスを述べます。



まず、自分にお金があるとかないとか、自分なりに言い分があるとか、そういう言い訳は一切忘れてください。そういう話は全く関係ありません。今回のケースにおける事後処理については、相手が少しでも許す気になるかどうかだけが問題です。



まず、今後その友人とは縁が切れるという場合なら、

・自筆で「今回の件では、自分の無見識から、大変なご迷惑をかけ失礼なことをしてしまったことをお詫びする。また、自分の至らなさを教えていただいたことを、大変感謝している。どんな風にでもお詫び申し上げたいと思っている。」という内容のことを(上のとおり書いては駄目ですよ。文面は自分の言葉で考えるのがベストです。)書いた手紙を持参する。ちなみに、どんなに字が下手でも、自筆してください。パソコンで打った書面では、何かのコピーかと思われるのがオチで、かえって相手を怒らせます。
・お詫びの品を用意する。無断で捨てた食器・置物が総額でいくらぐらいになるかにもよりますが、常識として安い食器セットとかではなく、名前を聞けば誰でも知ってるブランドの食器などを、家族用一揃いセットで持参すること。ちなみに一揃いセットであることには大きな意味があります。このお詫びの品は、それでお詫び終了という意味でなく、また金額それ自体の総額でもなく、「一式」として借りた食器全体のカタシロという意味合いをもちますので、「一式」として相手に渡すことで「全体への責任を自分は負う」という意思表示になるわけです。たとえどんなに高価でも、カップ一個とかでは、その意味合いが失われてしまい、逆効果です。また、変にお金を惜しんで安いブランドの品にすると「謝罪の意思が薄い」という意味合いになり、これも逆効果です。洋食器なら、ウェッジウッドかビロレイ&ボッホとか。和食器なら香蘭社、大倉陶園(ノリタケ)など。これは、親に借金してでも用意すること。
・鍵を返す際、以上二点を持参して、手紙と同じように「大変申し訳ありませんでした。今まで貸していただいたお礼をするどころか、大変失礼なことをしてしまい済みません」と頭をさげましょう。お詫びの品が受け取っていただけたら、一応謝罪自体は成功です。
・その後も、手紙等でお詫びを申し上げつつ、「大変失礼ですが」と前置きをして、費用弁済について遠回しに切り出してみるなど、フォローします。また、あなたはおそらく成人であろうとは思いますが、相手が親なので、自分の親からもお詫びの連絡がいくと、相手の態度も軟化するとは思います。「大人なのに親は関係無…」とか思わないように。そういう事態を引き起こしたあなたは、相手から見れば「若造」以下の「こども」であり、現時点では「大人対大人」の話し合いにおいて、信頼できる相手とはみなされていないと思わなくてはいけません。

相手と今後関わらないとしても、最低限上記はクリアしておく必要があるでしょう。



今後、友人との関係も維持したい場合。相当困難ですが…

・まず、その友人に直接連絡を取り「大変な失礼をしてあなたの親を怒らせてしまった」ことを率直に打ち明け謝罪する。その上で、相手が「いいよ」とか「大丈夫」とか言ってくれても一切その話には乗らず(自分の気持ちとして謝罪しなければ気が済まないので、等と言い)謝罪の仕方について相談したいので協力して欲しい旨依頼する。これは、相手の親に関する情報を得る上でも、また、友人を介してあなたに「謝罪の意思が明確に存在する」ことを先方に間接的に表明するためにも、非常に重要。
・その上で、過ぎたことを取り返せない以上、亡失した家財(捨ててしまった家具・置物)の全面弁償はもちろんのこと、家の老朽化等で負担すべきであった費用の負担を申し出る。具体的には、あなたの使用で「住めなくなった家」を「取り壊す」費用が発生しているのだから、取り壊しを決めたのが先方であっても「取り壊し費用の一切の負担(せめて最低でも折半)」を申し出る。現在あなたに支払い能力がないことは想像できるので、その費用は親に借りるか、もしくは(虫のいい話だが)10年なりのローンで支払わせて欲しい、と言う。
・相手が、せめて取り壊し費用を折半させてくれたら、一応謝罪は成功。全額負担でもやむなしと考える。言っておくが、上のように言ったらさすがに「そこまではいいよ」と言ってくれないかなあ…などと、甘い期待は一切しないこと(そんな雰囲気を少しでも感じられるような言動があったら、その時点で完全に謝罪は失敗し、相手は一切の説明を受け付けなくなり最悪裁判沙汰も覚悟する必要がある)
・その後も、折に触れ「あの家のことではお世話になりながら、恩を仇で返すようなことをしてしまって…」と申し訳なさそうに言う。中元・歳暮を送ることを欠かさない(あなたが謝罪を忘れておらず風化させるつもりもないことを、相手に印象づけるために絶対必要)。人生の中で大切な勉強をさせてもらったことを、心から感謝する。
・一段落したところで、友人に、協力へのお礼と迷惑をかけたことや信頼を裏切った形になったことを詫び、盛大にご飯を奢る。

ぐらいのことは「常識として」しないと、望むような結果は得られないでしょう。



繰り返しますが、こういうことを「面倒」と思うなら、最初から知人間で金銭の発生する契約に関わるようなことに手を出すべきではないです。その「友人の親」のお年がどのくらいかは分かりませんが、上の話は、それを仮に60前後と想定して書きました。相手がもう少しお若い場合は、ここまでの話にならない可能性もないではありませんが、まあ、難しいとは思いますので、これを決して大げさな話と思わず、真摯に対処されるようおすすめします。


minimamaさんのコメント
ご丁寧な回答ありがとうございます。ご意見もっともだと今は思います。 始めに強い口調で言われた時には恐ろしさで動揺してしまいましたが、この質問をした後に自分の中で反省すべき点がたくさんあると思い直し、今日大家さんの所へ謝罪とあいさつに行って参りました。家の家財道具については最初の質問で言葉が足りませんでしたが、入居の際、「捨てようが使おうが好きに使っていい」と言われていました。大家さんも今になって思い出されたようでした。鍵に関しては2箇所ドアがあったのですが1箇所は始めから壊れている状態でした。そういう事も踏まえ大家さんも 謝罪を受け入れて下さいました。Jo_30様のアドバイスにありますように お詫びの品と今あるだけの現金も持参いたしました。これで終わりとは思いませんが 自分の中に甘えがあったこと、大人としての常識がたりなかったことを教えて下さった大家さんとJO_30さんに感謝いたします。ありがとうございました。
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