別に大丈夫じゃないですか
第一に論理的に矛盾です。
推測の域を出ない以上、つまりそれは推測でしかないという事で、推定、定める事はできません。
推測と推定の言葉の定義の問題です。
次に日本語の文章としてもおかしいです。
「・・の域を出ないものは」
と言った場合、それは否定形であり、その後に続く言葉も否定でなければおかしいのです。
「推測の域を出ないものは無効である」
なら正しいですが、
「推測の域を出ないものは有効である」
だと間違いです。
「推測の域を出ないものでも有効である」
なら、文章としてだけは正しいです。
何が おかしいのか?
頭痛が痛いとか 言ってるようなものでしょう。
どちらも 痛いには 違いないけど おかしいですよね?
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匿名回答5号 ベストアンサー |
「推測」と「推定」はほぼ同じ意味ともいえます。
推測…ある事柄に基づいて、おしはかって考えること。
推定…ある事実を手がかりにして、おしはかって決めること。
もし、ほぼ同じ意味だと解釈した場合、
「推測の域を出ないものを推定する」ことは可能です。
同じ域内で推し測っているだけですので。
質問者さんのいわれるように、
「推測」が主観的な推し測り、
「推定」が客観的な推し測り、だとした場合でも、
「推測の域を出ないものを推定する」ことは、
「主観的に推し測ったものを、客観的に推し測りなおす」といった意味になりますので、
これも可能だと思います。
ただ、「推測=主観的」「推定=客観的」とするのは、ちょっと即物的だと思いますね。
(主観的) 憶測→推測→推定→確定・実証 (客観的)
ご注意されたいのは、
質問文中の「客観的事実によりこうであると定める」は「確定」や「実証」に当たると思います。
「推定」は「客観的事実によりこうであろうと推し測る」ことではないでしょうか。
たとえば、「いままで推測の域を出なかったことを、ある科学者が客観的に実証した」という文は、充分納得できるものと思います。
ここで、「いままで推測の域を出なかったことを、ある科学者が客観的に推定した」という文は成り立ちはしますが、「なんだ、推定しただけか。確定・実証できてないのか…」となってしまい、説得力はないですね。^^;
つまり、どちらにも「推」の字を使っている以上、前と後であまり変化がないのかと思われる気がします。