法学部といっても、大学や学科によって内容が異なります。
質問にある中央大学法学部は、
法学及び政治学の分野に関する理論と諸現象にかかる教育研究を行い、幅広い教養と深い専門的知識に裏打ちされた理解力、分析力及び問題解決能力を涵養し、現代社会のさまざまな分野において活躍することのできる人材を養成する。
が教育研究理念になっていて、3つの学科に分かれています。
各々の学科の方針や卒業時のレベルについては下記に詳しいです。
http://www.chuo-u.ac.jp/chuo-u/law/b01_01_04_j.html
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s.ogawa ●20ポイント ベストアンサー |
法学部法律学科の事と仮定して少し書きます。
法律を学ぶのが法学部だと外では言われますけど、条文とか全部は暗記しません。強いて言えば覚えるのは学説と判例ですね。もっと突き詰めると法律を読み解く素養を習得します。
仮に高校生レベルに合わせて説明すると「古典」と似た学び方ですかね。1.平家物語を音読する。2.意味の注釈を行う。3.解説された文献を読み比べて諸説の違いを理解する。4.実生活と重ねて先人の知恵として生かす。
これが法学部法律学科だと。1.民法を音読する。2.平易な日本語に置き換えて理解する。3.解説された文献を読み我妻学説等を並べて違いを理解する。4.判例を確認して実際にどのような運用が行われているのか理解して実習時に生かす。となります。
卒業したら法学検定アドバンストコース合格するのかという質問については。この試験が概ね必修単位でカバーできそうなので、単位をまともに取得していたら合格できそうだと言っておきます。私の頃は腕試しに宅建とか取る方が流行っていたので、私はそちらは持ってます。
法学の何を得て卒業するのかと問われると、繰り返しになりますが「法律を読み解く素養を得る事」と答えることになります。普通の人は条文読めないし・理解できませんし・微妙な線引きできませんし・裁判の勝ち負け意識して行動できません。素養が身についていれば、必要なときに法を意識した選択が出来るようになります。
世間で潰しが効くと表現されるのは、法律が世の中の隅々まで行き届いた、法治社会であればこそなのだと思います。
末尾になりますが。法学部といえば中央大学というのは聞いたことないです。五大法律学校の一校であり旧名が英吉利法律学校なので、優秀な研究者を多く輩出していますが、学生時代に良く目にした学説の著者は東大とかの方が多かったです。
基本的な判例を六法全書を片手に照らし合わせることもしますが、判例とは関係ない数的推理などの一般常識も学びます
法律を勉強したから全員が法律関係の仕事に就くのでなく法律で得た社会の一般常識を事務員や会社員で役に立てるというのが一般的です
大学のHPやシラバスを直接読むことをお勧めします。検索で比較的早くヒットした名古屋大学のものを載せて起きます。
法学部生に求められる能力とは何でしょうか。個別の法律や政策についての知識でしょうか。私たちは、究極的には、それは、大局的見地に立って総合的にものごとを判断する能力であると考えます。複雑化し価値の多元化が進む現代社会では、社会のさまざまな領域で、解決困難な問題の噴出が予想されます。このような中で、法学部生には、現実に生じる具体的案件について、的確妥当な価値判断や意思決定を行う能力が期待されているのです。
法学部生に期待されること of 名古屋大学法学研究科
法学部の内容について詳しく・・・
http://oshiete.goo.ne.jp/qa/909301.html
こういうところをみてみるのはどうでしょうか。