日本人なら彼の言いたいことが理解できるし、どこかおかしいのも分かると思うんですが、それが何故か明確には分からないと言ったところだと思います。
まあ、彼は長州閥の惣領ですし、彼の馬鹿野郎解散の吉田茂の孫でもある。
常識の部分で一般とは多少の変化があってもおかしくはない。
彼が意識していなくて、私たちも意外に分からない点が、宗教に対する態度だと思います。
諸外国では信教するということは生活の一部であることが多い。
アメリカで「天にまします我らが父よ・・」とかやってる映画があるでしょ。
あれってヤラセじゃなくて。正味信じて天には我らを慈しんで下さる神様が居るって思っているって、信じられないでしょうけどホントです。
特に敬虔なキリスト教徒となると、まず間違いなく信じている。
彼はキリシタンだってことだけど、そういう意味での本来のキリシタンとは一線を画している。
アッラーフアクバルとか、仏教の読経とか、信じることを口に出して言っているって日本人には信じがたい。
けれどもホントです。
つまり、靖国神社への参拝は、そういう意味で見れば、旧帝国の復興と領土の拡大を願った行動と見える。
なんせ、宗教ですから。
実は全然違って、単なるお付き合いと選挙対策と、ついでに静謐な雰囲気を楽しんでいるだけ?・・・って、日本人には分かっていても、宗教に対する世界の常識から言えば違って見える。
旧帝国にしても、列強の植民地支配や宗教の排除を目的に靖国を利用しただけって面もあったわけだが、そういう「宗教が軽い」常識を持つってことが、諸外国には理解しがたいことなんです。
ナチスと同盟したのでも、敵の敵は味方って単純な理由しかなかったって・・・普通には信じられない世界に多くの外国民は生きている。
だから、静かに靖国参拝って、ナニ寝言いってんだよって気持ちになると思います。
普通は宗教って強力で、信じて人間爆弾になる人もいるくらいですから。
あれと神風特攻隊は違うって説得力無いなぁ。
ワイマール憲法の改変は当時のロシア革命への恐怖が追い風になって、比較的抵抗無く実現したようですが、内部に古い体質のキリスト教の負の遺産を内包していたわけです。
ナチス主義はヒトラーの専売ではなく、ユダヤ民族への迫害も含めて長い歴史を持ちますが、そういったことは向こうの人には常識でも日本人には、特に麻生氏のような単純な理論を好む人には分かりにくい部分でしょう。
この部分はキリスト教の暗黒史の部分でもある。
おそらく彼の常識からは想像外のことだと思う。
政府内部でも外国が何故それほど彼の発言を問題視するのか、明白に理解できている人は少ないでしょう。
日本政府の弱点に情報の軽視がありますが、我が道を行くでは今時の世界では通用しない。
ただ、マスコミにしても明白にそういう事実を認識している論調ではないようです。
単純に為政者の失言を非難すれば読者に受けるって軽薄な考え方が透けて見える。
マスコミのスポンサーは読者だけではありませんしね。
そういう複雑な事情なので、明快な理由が分からないままに「何故?」ってみんなが思っている状態だと思います。
マスコミの扇動報道は受け狙いですが、そうではない深刻な事情もあるってことです。
異口同問 ? わたしは、すでに他の類似質問に答えています ?
第三の男 ? 麻生の出番はなく、石破も出鼻をくじかれる ?
http://q.hatena.ne.jp/1375283624#a1209704(No.5 20130802 03:57:15)
ベストアンサー首位を狙っているあなた自身も、模範回答すべきです。
たぶん、質問者は「この問題には、議論の余地なし」と思っています。
ふつう、質問の意図を説明しない質問者に、回答するのは無意味です。
さらに、ふりだしに戻す「そもそも論」は、回答者を軽視しています。
…… 利用者が公の場で質問者に苦情を言うのは不公平ではありませんか?
公の場で苦情を書いている人は、けっこう年寄りの人も多いみたいです。
http://q.hatena.ne.jp/1375439184 ユーザーはどれだけ偉いのですか?
こんなジョークはご存知でしょうか?
ヒットラー独裁下のドイツで、「ヒットラーの馬鹿野郎!」って叫んだ一人の男が逮捕され、判決が下った。懲役21年。内訳はヒットラーへの侮辱で1年。国家機密漏洩罪で20年。
今回の麻生副総理の発言問題も一部は先述のジョークのオチと同じ問題を含んでいます。麻生は現在は財務相・副総理ですが、外相、首相経験者ですからね。
国際的にナチスに対する嫌悪感がどれだけ強いかを理解していない人物を特に外相にまで就けていたんですから、どれだけ閣僚への人材が不足しているかって機密を露呈したんですから。戦前なら死刑もんです(笑)。
で、徐々に真面目に回答していきますが、質問にある
>ドイツのワイマール憲法からナチス台頭に至る史実を述べ
って麻生の騙った内容は史実とは違います。麻生は改憲を主張したいがために、ワイマール憲法が改正されたとしたのか、いつもどおり単なる無知だったのかは分かりませんが、実際には全権委任法という法律を制定して憲法を有名無実化したのが史実です。
また、ワイマール憲法を当時としては最高の憲法と賞賛していますが、全権委任法の制定を許した最悪の憲法というのが国際的には正しい認識です。
今回の麻生発言を日本人に分かりやすいように超訳するならば、
「憲法を改正するにはカリスマ的指導者を中心とした革命しかありえない。その点でオウム真理教の麻原彰晃に学ぶべき点は多い」
麻生は麻原の名前なんかは出していませんが、国際的にはこっちの方がまだマシなんです。ヒットラーやナチスの名前は出していませんからね。
国際的にはヒットラーの方が麻原よりも残虐的な独裁者であり犯罪者です。
で、国内的に問題なのは、これで憲法の改正が最低でも5年。おそらくは10年遅れます。
東西に分かれていたドイツが何故一つにまとめられることができたか?あれは経済的に豊かになり過ぎた西ドイツを疲弊させるために国際社会が後押ししたからです。ユーロに通貨が統一されたのも同じ。特にフランスはドイツをどうやれば抑えられるか。それしか考えていませんからね。
憲法改正。特に9条についてはアメリカは支持したくてしょうがないんです。どこかと戦争になったとしても日本が味方として参戦してくれませんからね。今回の麻生発言で、それを表立ってできなくなりました。ユダヤ系ロビストが反発してくるのは必至です。
これまで、北朝鮮や韓国、中国の反発は予想できました。これで、アメリカやヨーロッパからも反発されるとなるでしょう。
全文を読んで、純粋に文意として捉えれば「マスコミは憲法改正だからといって騒がす、ヒットラーが憲法を改正した時を見習って喧騒を避けたらどうか」と言っているようです。
橋本氏の言うようにマスコミ向けのブラックジョークとも捉えられる文意です。
しかし、そこにはやはりナチスが憲法を改正した経緯を一種の理想として見習う意味が含まれ、ブラックジョークとしても国際的には許されない言動となります。
後に弁明した否定的な例示としては使われていません。
そして憲法と言う国家の根本となる法律を改正するならば、むしろ国内外で大いに議論するべきというのが国際常識ならば、喧騒を避けるという言葉で表現される事態は、人によっては、陰謀的に密かに改正してしまうべきであると受け取る人も居るでしょう。
この二点が主な論点となっているようです。