質問を読んでいてご不明なところがありましたらコメント宜しくお願い致します。
直ちに直します。
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fiwa ベストアンサー |
なかなか回答欄が使いづらい雰囲気が漂っていますが、少し書いてみたいと思います。:-)
どういう文脈、話の流れのなかで使われたのかにもよると思いますが、表現としては間違っていないように見えます。
たぶん質問者さんは rouge_2008さんのコメントにある 2) の意味には馴染んでいるけれど、1) の意味にはあまり出会っていないために違和感を感じる、ということなのではないでしょうか。
こちらの研究論文では、同じ文章が「なかなか」の使い方の例として紹介されています。
水谷(1989)に,「なかなか」を子供が父親と同じように使った時,みんなが笑うのを聞いて,不思議に思う外国人のことが出ている。5) は父親が,奥さんが作ったケーキをほめている例である。6)は,5)の父親の発言を聞いた子供の発言である。例5)のようにプラス評価をするときの「なかなか」には,ほめることについての保留が含まれ,気どった感じになることがある。控えめな態度や気取った態度は,小さな子供には似合わず,このような微妙なニュアンスを子供が理解しているとは思えないことによる笑いである。
5) なかなかよくできたね。 (水谷1989:35)
6) なかなかおいしいね。 (水谷1989:35)
このように,「なかなか」は,言語に現れない複雑なニュアンスを伴い,話し手の意図しないニュアンスに解釈される場合もあるため,注意を要する副詞である。
丁 允英(2009)
副詞「なかなか」の意味・用法 ─日・韓の翻訳書を用いて─
早稲田大学教育学部 学術研究(国語・国文学編)第57号 13~28ページ
http://dspace.wul.waseda.ac.jp/dspace/handle/2065/29741
論文にはいろいろ難しいことが書いてありますが、いろんな「なかなか」の使われ方の例が出ているので、例文だけでもざっと目を通してみたら雰囲気がつかめるかも知れません。後半は韓国語の話なので関係ないです。
宮沢賢治の「セロ弾きのゴーシュ」に同じ表現が出てきます。
「あああ。鼠と話するのもなかなかつかれるぞ。」
ゴーシュはねどこへどっかり倒れてすぐぐうぐうねむってしまいました。