好条件を求めて借換するのはべつに不義理とかじゃないので大丈夫です。
でも安易に他の銀行で借換を決めてしまうのはやめましょう。
まず自分の今の状況が分かる資料を揃えて、他の銀行で借換の相談をします。
その結果、返済額、総支払額が今と比較してどう変わるか、あと欠かせないのが
借換の経費がいくらかかるのか、主にこの3点を聞き出しましょう。
それを踏まえて、今住宅ローンを組んでいる銀行へ相談に行きます。
「返済厳しくなると思うんですが何かいい手はありませんか」と聞いてみましょう。
「もっと早く相談すればよかった」と思うような好条件の提案があるかもしれません。
今まで付き合いのあった銀行としては、これからも長く付き合ってもらえるお客様は
逃がしたくないはずだからです。勿論「ルール上できません」という場合もありますが。
そして今利用している銀行に相談する理由がもう2つ。
1つ目は、借換にかかる諸経費というのがバカにならない額になること。最初に
住宅ローンを組んだ時は感覚がマヒしていて記憶に残っていないかもしれませんが、
多分その時に諸経費で50万円とかその程度はかかったのではないでしょうか。
借換というのは別の銀行に改めて住宅ローンを組むということなので、当初ほど
ではないにせよ、やはり数十万単位の経費が掛かる可能性はあります。
今付き合っている銀行で対応してくれるのであればその経費が浮く可能性があります。
2つ目は、手間というか労力の問題。住宅ローンを組むときには仕事の合間を縫って
あれこれと準備したり銀行に出向いたりとかあったと思いますが、別の銀行で
借換するからにはまたその時と同程度の手間がかかるかもしれません。はっきり言って
面倒なのです。
というわけで、好条件を求めて借換を検討するなら、借り換えした場合と、
今付き合っている銀行で見直しを提示してくれた場合、両者を比較して、
経費と手間をかけただけの恩恵があるか、そこをじっくり検討すべきです。