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《眼病に罹った男が医者に目を取り替えてもらうが、間違えて鯉の目を入れられてしまう》という笑話のオチを教えてもしくは考案してください。
考案する場合、ストーリーは自由にふくらませてくださって構いません。

なお、何かから引用される際は、引用元を明記してください。

●質問者: libros
●カテゴリ:芸術・文化・歴史 ネタ・ジョーク
○ 状態 :終了
└ 回答数 : 3/3件

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質問者から

江戸時代の笑話本の一つに、眼病に罹った男が医者に目を取り替え… - 人力検索はてな
(回答2号が私です)
鯉の目、探してもなかなか見つかりません。
いったいどんなオチ? もう新規創作でも何でもいいからオチを聞かせて!とムズムズしています。
いかにも落語的なサゲじゃなくても、笑話っぽければおおむね何でも歓迎です。
よろしくお願いいたします。


1 ● fiwa
ベストアンサー

近頃は全く無関係と思っていたものがあるとき突如として結びついちまうなんて話がざらになってしまいまして、世の中一体何がどうなってるのやら、えぇ何時からそんなことになってんの!とギョッとすることもままあるわけでして。

医 「今日はどうされました?」
患 「ええと、ちょっとどちらを受診したものか判りかねたもんでこちらにうかがったんですけど、こちらはあの、気分というか精神というのか、そういう方面の問題でもよろしいんで?」
医 「結構ですよ。総合科ですので」
患 「実は自分でも奇妙に思うんですが、近頃やけにふらふらと池やら川やらに近付くようになってしまいまして。自覚はしてないのですが、はっと気付くと水辺に立ってるんです。もう我知らず身投げでもしちまうんじゃないかと何となく気味が悪くって」
医 「ははぁ」
患 「別に気分が塞いでるとか悩みがあるとかそんなんじゃなくて、むしろ水辺に行くと浮き浮きする程なんですが、このところ暑くなったせいか段々と回数が増えてきましてちょっと困ってるんです」
医 (キーボードをカタカタ叩きながら)「...2点ほど確認させて頂きたいんですが、近付くのは決まって池とか大きな川で、渓流や海ではないですよね?」
患 「おっしゃる通りです。どちらかと言うと沼とか大きな川に引き寄せられる感じです。お堀なんかもかなりヤバイですね」
医 「あと、最近眼のどこかを移植手術か何かしませんでしたか?」
患 「してます!昨年末に網膜の再生手術を」
医 「なるほど。どうやらつい最近明るみに出てきている医療過誤が関わっている疑いがあるようです。専門の調査チームが立ち上がっていますので、そちらをご紹介しましょう」
患 「それは一体、どういった...?」
医 「なんでも万能細胞から移植用の網膜を培養するときに魚由来のタンパク質を使っていたとかで、ええ通常は微生物に生成させたリコンビナントタンパク由来のものを使うわけですが、そこに鯉から取ったものがそのまま使われていたとかで」
患 「うへぇ。いったい何だってそんなことに」
医 「さぁ詳しいことは知りませんが、おおかた輸入ものの出所の怪しい素材が紛れ込んでいたんでしょう」
患 「それはあの、偽物商品で有名なかの国のものですか。例の『目コピー』商品のひとつってわけですか」
医 「それは一体何のことです?...まぁとにかく詳しいことは紹介先で聞いて頂くとして...この件については耳の移植のほうでも問題が出ていたようですが、そちらは年明けすぐに様子がおかしい患者さんが大勢見つかったとかで。それをきっかけに幸いと言って良いかどうか分かりませんが、目の方の症例も少しずつ見つかって来たんですね」
患 「耳コピ組のほうは何が起きるんで?」
医 「神社でかしわ手を打ってる初詣客に突進して追しあいへしあいしてたそうです」

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fiwaさんのコメント
前座:「CARP細胞はありません」

librosさんのコメント
おお!なんと素晴らしい回答でしょう! あまりの完成度の高さに私の目も落ちちゃいそうです(@_@)ビックリ! このまま高座にかけても違和感なさそう。 鯉の目と取り違える咄も(眼病ではないようですが)あったんですね。 たいへんうれしい収穫です。 いろいろスッキリしました。本当にありがとうございます!

2 ● スパロウ

患者「あなたに鯉の目を入れられてから、良い事と悪い事がありましたよ」
医者「ほう、それはいったい?」
患者「まず良いほう。目のおかげで水中で目を開けていても痛くなくなったんです。恋は淡水ですがそこは魚、海水でも平気なんですね。友人の女性と海水浴にいって驚かせましたよ」
医者「ほう。悪い事って言うのは?」
患者「その海水浴に一緒に行った女友達を好きになったんです。水中では目を開けられるのに、その女性をもう直視できなくて……」
医者「なるほど、恋は盲目というわけですか」


お後がよろしいようで


librosさんのコメント
回答ありがとうございます。嬉しいです! 「恋は盲目」というオチがしゃれてて素敵です。いいですね、これ(*^^*) 前段の「恋は淡水」は誤変換なんですけど、恋愛の淡くはかない雰囲気がかもしだされて、こちらも気に入ってます(個人的なツボにはまった)。

3 ● たけじん

「一体なぜ、そんなことをしたんでしょう?」
「見当もつきません」
検死官の問いかけに、巡査は答えに詰まっていた。
「誰か家族の方は?」
「今調査中です」
「被害にあった女性との関係は?」
「3人とも面識は無いそうです」
「普通、知り合いにやらないでしょうし」
「そうですよねぇ」
「ただの変態ですか」
「露出狂でもないので、難しいですね」
「本人の死因は、溺死ですからいいのですが、その直前の行為が意味不明と」
巡査は手帳を取りだし、状況を読み上げた。
「川本実は、本日午前11時ごろ、市民プールの50mプールの2レーンで潜水を繰り返していたことが目撃されています。その後同日11時半ごろにプールの休憩時間になり、プールの底に沈んでいるのを監視員が発見しました。」
「ここまでは、良くあることなんだよな」
巡査は頷き、先を続けた。
「川本をプールサイドに引き上げて蘇生措置をしている最中、監視員に訴え出た女性が3人いました。3人とも、”潜っていたら、近寄ってきてお腹を摺り寄せてきた”と言っています。」
「やはり、性的異常者かな」
「3人ともすぐに水面に上がったところ、川本は潜水したまま泳ぎ去ったようです。」
「直接触られたわけではないと」
「ええ、非常に接近して近くで体を震わせていたようで」
「震わせていたのか」
「はい」
検死官は、川本の下半身を調べ始め、大きく頷いた。
「川本は、性的衝動というよりは本能に動かされていたようだな」
「それは、性的異常者では」
「いや、メスの排出した卵に精子を振りかけるという、魚類としては正当な性行為をしたまでだ」
「ぎょ、魚類ですか」
検死官は、川本を覆っていたシーツをはぎ取った。彼の遺体には、赤やオレンジの鮮やかな縞模様が付いていた。
「この婚姻色から、川本が発情期であったことは明らかだな」
「発情期ですか」
「ああ、残念だったのは、彼が鯉と同じ鰓を持っていなかったことだ」


librosさんのコメント
回答ありがとうございます。嬉しいです! プールの時期だと鯉の産卵期には遅いんで、川本氏も切羽詰まってたんでしょうね。 子孫繁栄に夢中になるあまり、呼吸も忘れてしまうあたり、馬鹿馬鹿しいながらも切なくていいです。
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