覚醒剤は麻薬です。覚醒剤は品質のよいものを適量使うといい人(やせている、活動的で明るい)になった気になれ、しかし薬が切れると一定期間は必ず逆に怠け者、ダメ人間になるので、自分が社会的に受け入れられなくなる恐怖により、毎日使う(=つかいすぎによる依存)になり、そのうち薬をつかわないと本当に手足一つ動かせなくなります(いわゆるジャンキーよりひどい状態になります)。最初に少しいい効果があるのでハマりやすく、社会的に効果があった人ほど依存に進みやすく、そして何より大事だった他人からの「いいひと」評価を最後に自分の手でくずすという苦しみを味わわされる。社会的依存性が高いので、おそろしい薬です。
覚醒剤以外の麻薬(みんなが良く知っているアルコールも弱いながら医学上は麻薬の範疇に含まれます)はぼんやりと感覚を失い、眠って夢を見てばかりいるために使います。そのうち手足が思うように動かなくなり(筋肉が落ちる、下痢がひどい、知能が下がるなど体力と知力を徹底的に失う)、ガリガリの芋虫になります。マンガにでてくる宇宙人(実はヤク切れの肉体苦痛なのですが)に脳を乗っ取られたように暴れる典型的なジャンキーはこちらですが、末期ガンの苦痛を消すためにもつかうことがあります。肉体的依存性が高いですが医者の監督があればつかえる薬にもなるということです。
どちらにせよ、またアルコール依存症にせよ、つづければ、または一度でも質の悪いものにあたれば、一度人間のゴミになることは確実で、周りに迷惑をかけまくって全ての信頼を失ってシヌ!というところまでいってようやくまた人間として生きようという気になる人もいますが、かならずまた手を出します。平均的にいって人間以下の人生しか送れません。子供のころから積み上げてきた普通の親子関係や友人関係を、大人になってから全部自分の手でぶちこわしてしまう。大人になってしまってから、また1から子供のような信頼関係をつくるのはどうしても難しいです(純真無垢な少女と新たな友情をほしがってもロリコンとして事案通報されたり条例で逮捕されるのがオチです)から、それが苦しくて余計に薬に頼りたくなる。友人にはもう頼れないとおもうからですね。結婚など普通の幸せはまず手に入りません。格別尊くもない親友達、クソのような結婚をしてるつまらないやつらとおもっている人が、ジャンキーでも病人でもないあたりまえの普通人として社会で働いていることの尊さありがたさは自分がクズになったあとしみじみわかるでしょうね。
努力なら「クスリをやらない努力」がいちばん簡単で楽に済みます。田代まさしさんの説明をみればわかりますが、一度常習してしまうとストロー見てもトイレみても思い出されてしまってヤクがヤリタイヤリタイ。それしか頭になくなります。これを昔は中毒、毒に中ってると呼びました(依存症というのも常識的すぎますね)アルコールもなぜか社会的に認知されておりテレビCMを堂々と打ってくる、道をあるけば自販機やコンビニが目につく。禁酒は難しい社会です。
ですので覚醒剤もそれを大きくふくめた麻薬もついでにお酒も、「薬やめますか?それとも人間やめますか?」という標語のとおりの覚悟が必要です。
最近のスマホゲーも麻薬的な部分があるので多少心配です。
必ずしも習慣性の強いものの方が治療に努力を要するとは限らない。
薬物によって依存症の治りにくさは違う?―大麻、ヘロイン、モルヒネ、コカインなど、薬物依存症を引き起こす薬の種類|メディカルノート
一番弱い麻薬はタバコですが、最近禁煙した人が増えています。
全ての麻薬中毒患者の入り口になるのがタバコです。
麻薬をやっている人はほぼ100%、それ以前にタバコを吸っています。
しかし、タバコだけなら個人的な努力や、精々通院程度で縁切りできる人が多い。
個人の意志の力で何とかなるのはここまでのようです。
それ以上になると、例えば最近有名な某元スポーツ選手など、自力では絶縁できない。
おそらく彼は今後何度も逮捕されると思います。
一度でも薬に手を染めたら、後戻りできなくなります。
結果として99%以上が早死にする社会不適応者になります。