日本とおなじで、家庭状況によるとおもいます。
ある日本人は、今は40?50歳ですが、
この人が小さいころはテレビもNHKと地方の2チャンネルしかないような
ドイナカ、ほぼ山奥のおじいさんの家につれていかれました。
娯楽が少ないので帰省するたびにおじいさんやおじさんたちと将棋をうっていました。
でも学校の将棋部などには一度も入っていません。
(ちょうど発売されたファミコンをプレイするのにいそがしかったり、サッカー部だかなんだか)
17歳ごろにカナダへ留学しました。
パブリックスクール的な男子校だそうで寮があったそうです。
その学生寮にいれてもらっていろいろなカルチャーショックをうけたそうですが、
数学が出来る(日本より遅れている授業だった)ため、目立っていたそうです。
ある日、チェスはどうかともちかけられました。
コマの動きをおしえてもらいながらうちはじめて、
同級生の友人を破ったら、先輩で一番強い人をつれてこられました。
そのつぎには「学校で一番つよい」という伝説をもつ寮監の教師がつれてこられ、
最後は苦戦したものの全員破ったそうです。
まあ、将棋とちがって手持ちコマの再投入がないですから、
わりあい簡単にやれそうだとおもったとのこと。
ちなみに、ウノもビリヤードもなにもかも、
とりあえずこいつに教えるのはおもしろそうだから
ルールおしえてプレイさせてみよう、とひととおりやらされたようです。
また、交換留学だったので、カナダ人が一人、日本の母校にきていましたが、
その人がチェスを広めたりということは特になかったようです。
というわけで、カナダ人のパブリックスクール生徒にとって、
全員が上手にできるわけでもないしそもそも興味のない人も多いが、
学内で「この人がつよい」ということくらいは誰もが知っているとなれば
けっこう人気のある遊戯なのだろうとおもいます。
将棋がないのはちょっと気の毒ですね。アルファ碁よりずっと前にディープブルーができてましたもんね。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%87%E3%82%A3%E3%83%BC%E3%83%97%E3%83%BB%E3%83%96%E3%83%AB%E3%83%BC_(%E3%82%B3%E3%83%B3%E3%83%94%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%82%BF)
アメリカの庶民の生活しか知りませんが、休日に公園とかでやってる人を良く見ますし、中学や高校にチェスクラブがあったりするんで、昭和の頃の日本の将棋みたいな感じかなあと思っています (「昭和の頃」というのは、縁台で将棋をやって近所の人や通りすがりの人が打ってるイメージです。もう日本を離れてずいぶん経つので最近そういうのがあるのかどうか知らないです。) 特に上流階級のたしなみって感じはしないです。