普通に自治体が発行しているハザードマップが一番詳しいはず。
なんせ最前線で予算もらって調査しているのは自治体。
国土地理院とかのは集計したのが多く、実際に測って作っている部分は少ない。
崖崩れなら土砂災害だけど、カテゴリー別に分けたハザードマップではないかもしれない。
液状化現象は埋め立て地限定で、崖と言えるほど険しい地形では、そういう虞のある場所は、コンクリートで固めない限りは、なだらかな斜面になる。
石質の土壌でなければ、天然の崖としては長く保たない。
家よりも高いところにある土地は「必ず崩れてくる」が、それが明日なのか数百年数千年数万年・・あるいはもっと先なのかは状態による。
崩れたときにどの程度崩れるかも運次第。
無理して造成した団地などでは崩れるのも早い。
エネルギーは常に平衡を求める。
全てが平らになるまで、エネルギーの平衡が達成されるまで、崩壊は続く。
地質学的時間をかけて。
新規に造成された土地でも、埋め土されている部分は比較的早く崩れる。
逆に、隆起した場所を削って作られた土地は、崩れにくい。
ただ、削った場合は上側が急傾斜になることが多い。
傾斜が急なほど崩れやすい。
そのあたりの分類は自治体発行のハザードマップでフォローするように通達があったはずだけど、未調査の処も多いらしい。
予算も限定されている・・ってわけでね。
傾斜をなだらかにするには広く土地を使って傾斜地の面積を広げるしかないが、コストが掛かる。
傾斜を維持する期間をできるだけ長くするには、できるだけ深く掘ってコンクリートや鉄骨などで固める工法が主流になるが、所詮は安全率を高める程度の工事にしか過ぎない。
絶対的な安全を求めるなら、古くからあるお寺とか遺跡とかがある土地が比較的安全だと言えるが、絶対ではないことは理解してほしい。