●医師が間違った情報を患者以外からInputされ、それ以外に情報を得ていない場合Input情報(診療情報提供書)を与えた者が刑法上裁かれます。
と聞きましたが、患者がインプット情報を疑うに足る情報を医者に伝えた事が立証出来る場合、インプットされた側の責任は問われますか?(故意に患者の声を無視した場合)?
また、この事は刑法のどこを調べれば分かりますか?
加えて、診療情報提供書などの医療上の手続きを規定している法律・規則を教えて下さい。
●リスボン宣言について・・・
*3.自己決定の権利 ・b. 精神的に判断能力のある成人の患者は・・・http://www.med.or.jp/wma/lisbon.html
とありますが、判断力が無いとみなす判断軸は何ですか?それを規定しているものを教えて下さい。
*6.患者の意思に反する処置 ・特別な場合には例外的に行うことができる。 とありますが、例外に当たる事例や判断軸は何ですか?規定しているものを教えて下さい。
その他、精神医療に関わる人権問題に取組む際に参考になる情報をお願いします。
緊急の問題を抱えていらっしゃる様子お察し申し上げます。わたしはかつて思春期に精神科入院の経験があるのですが、個人的な体験からの推測を少しお伝えしたく思います。
模索されている方向性(刑法や人権規定の理解)は、精神病医療と患者の関係については、「平常時」の状況を動かすときにこそ有効な手段だと思います。しかし、いま抱えていらっしゃる具体的な緊急の問題があるわけですから、たとえば裁判を起こして裁判所に執行を期待するといったことは、実際上(時間的に)難があると思います。
すでにお考えのとおり、精神疾患に関しては患者の方が不利なわけです。わたしも「医者の措置でわたしは本当に困っているのです」と病院内から110番したことがありますが、「精神科のことはお医者さんと話し合って下さい、警察は手を出せないんです」と、警官はわりと誠実な声で門前払いしました。もちろん、看護師や医師などに肉体的な暴力を受けているという傷害罪にあたるような話ならば別なわけですが。
患者サイドにできることは実際には限られていると考えます。
・多数の医師がいる病院ならば、看護師長や精神科の長に対して、口頭と書面で現在の医師を「忌避」する旨を表明する。(わたしは主治医を忌避してみたところ、結果として主治医は替わりませんでしたが、協議を通じて関係の改善にはなりました)
・必要ならば、地域の弁護士会に電話し医療問題に強い弁護士を紹介してもらう。(病院内の診療活動に対して弁護士がいかほど有効かは疑念を持ちますが、ご関心がいま法律方面に絞られていますね?)
・地域内か遠くの別のカウンセラーや精神科を探す。
(紹介状で引継ぎされることにより、決して事態は変わるまいとお考えのようですが、多くの誠実な医師ならば、新しい患者とは誠実に接しようとするものです。その可能性を信じられないのならば、精神科を利用すること事態を考え直すべきです。)
患者の苦しみを軽減していくことが大事だとすれば、現在の医師や病院との関係をましにするか、別の医師や病院に頼るか、その他、となると思われます。しかし、例えば、警察への告発や民事訴訟で事は楽になるとは考えがたいのです。法律や宣言を医師にとうとうと講義して耳を傾けてくれる可能性は低いのではないでしょうか。大学病院のような大きな設備で、教授や助教授に対して論をぶつけることはあり得るかもしれませんが。
AAAYZさんの一連の質問をフォローしてみて、今は、患者サイドの正しさと医師サイドの誤りを証明、認証させることがテーマなのか、それとも問題を抱えた患者の悩みの軽減させることを急ぐ方がテーマなのか、時間も手間も限られている中、一旦お決めになってはいかがでしょう。はてなで通りすがりの私たちができることは、実際はゼロです。この小さなスペースでは、具体事案もご説明しようがありません。対面で接してくれるアドバイザーを地域の弁護士や、もっと手近に民生委員などに当たってみることがよいのではないでしょうか。