条件は以下のとおりです。
・文庫でのみ発売されている(『空の中』やメフィスト・ファウスト系は×)
・一巻で終わっている。話としては繋がっていなくてもダメ(「十二国記」『キノの旅』は×)
・できれば、ライトノベルのレーベルであることが望ましい(電撃文庫など)
・推薦理由は書いてください(一行でもいいです)。量などによって、ポイントを増やします。
『ALL YOU NEED IS KILL』桜坂洋
一巻完結といえばこの作品を忘れるわけにはいきません。タイムループを軸に、戦場の恋を描いた作品です。なにか一冊と言われれば、私ならまずこの作品を勧めます。
ALL YOU NEED IS KILL (集英社スーパーダッシュ文庫)
『ラスト・ビジョン』海羽超史郎
こちらもタイムループをテーマとしていますが、上の作品よりSF要素の強い作品です。構成が非常にややこしく、また少し古い作品なので入手しにくいかもしれませんが、それらを差し引いても読む価値のある作品だと思います。
『さよなら妖精』米澤穂信
ライトノベルレーベルからではなく、創元推理文庫から出ているのですが、十分にライトノベル的な作品です。ダメでしょうか。異国からやってきた美少女と出会い、彼女が抱くちょっとした疑問を解決していくという話。ライトノベルというには、結末がちょっと重すぎるかもしれませんが…。
『永遠のフローズン・チョコレート』扇智史
とても綺麗な表紙が目を引く作品です。雰囲気は暗め、捻くれた少女が主人公ということで、どこか桜庭一樹作品と通じるものがあるように思います。
『空とタマ ―Autumn Sky, Spring Fly―』鈴木大輔
最近の作品ではこれがオススメです。青春恋愛物といえばいいんでしょうか。終盤になるとストーリーがかなり飛躍するんですが、そういったあたりが逆にライトノベルらしいと思います。
空とタマ―Autumn Sky,Spring Fly (富士見ミステリー文庫)