こちらのサイトに詳しく記載がありますので、ご覧ください。
http://www.99do.com/chie/233.htm
豆の撒き方
大豆を煎って升にいれ神棚に供え、年男、年女、厄年の人、または一家の長が撒く。
玄関から順に外に通じる窓や扉のある全ての部屋で行う。
扉や窓を開け、「鬼は外」と言いながら外に2度撒き、すぐに閉めて「福は内」と2度いいながら家の中に撒く。
その後、自分の歳の数だけ豆を食べる。厄年の人は自分の歳より、一つ多く豆を食べて、今年一年間無病息災でいられるように祈るのだ。また妊婦のいる家庭ではこの豆を安産のお守りにしたりもする。
最近では、豆も「撒いた豆を食べるのは汚いような・・・。」という理由から、落花生をまいたり、小袋タイプの豆を袋ごとまくなど、家庭によって工夫があるようだ。
豆まきの豆について、重要なことのひとつは煎り豆を使うということである。万一、生豆を使って、拾い忘れたものから芽が出ると良くないことがある、といわれている。
一般的な豆まきの口上は「鬼は外、福は内」で、少なくとも室町時代にはこの口上ができていたらしいが、地方によって様々だ。お寺や神社では「鬼は外」ではなく「鬼は内」が多い。また、「鬼」の付く姓(鬼塚、鬼頭など)の家でも「鬼は内」の掛け声が多いという。
大きな神社などでは、節分の日に著名人が来て豆を撒くようなことも行なわれ、イベント化してきている。
関西では、節分の日に「恵方を向いて無言で太巻き寿司を丸かぶりして食べると、一年間健康で幸せに暮らせる」という風習がある。これは、太巻きの中のキュウリを「青鬼」、にんじんや紅生姜を「赤鬼」に見立てて、「食べて鬼をやっつけてしまう」という意味がある。巻き寿司は「福を巻きこむ」からで、丸ごと食べるのは「縁を切らないために包丁を入れない」ということ。
実はこれは、海苔屋の宣伝で、海苔の販売促進のために考えつかれたのがだんだん広まっていったそうだ。バレンタインデーのチョコレートや土用の丑の日のうなぎと同じようなものである。