人の話を聞く職業は、精神科医、ケースワーカー、看護師、宗教家等
様々ありますが、心理学に基づくカウンセリングには特別な意味があるのでしょうか。
そう考えた理由は、
相手が誰であっても人に黙って話を聞いてもらうと、心が落ち着くのではないか。
にも関わらずいわゆるカウンセラーとして活動している人は臨床心理士がほとんど(のように思う。)
臨床心理士(ここでは心理学を専門的に学んだ人くらいの意味で使っています)が、
カウンセリングを行うのは特別な意味があるのではないか。
様々な意見を聞きたいですが、できれば立場を明らかにしていただけるとありがたいです(心理士かそれ以外の職業など)。
心理士、カウンセラーに興味を持つ(ある意味では学びつつある)一般人です。
臨床心理士さんや認定心理士さんなどには実際に何度かお世話になったことがあります。
悩みが深刻でなくお話を聞いてもらうだけですっきりするのでしたら、正直誰でもよいと思います。
ただし、悩みや症状が重ければ、それらを分析、分類でき、対処方法、症例など専門知識を持った
方でないと適切な対応は得られないと思います。専門家でしか成し得ない療法もいろいろあります。
(心理学の知識がなくてもとても経験を積んだ方であれば同じかそれ以上の対応が可能な方も
おられると思いますが、こちらから見分けることが難しいですよね)
また、ご存知だとは思いますが、カウンセリングに先立って心理検査などを行うことができます。
これらは、万能ではないですが、事前情報無しで始めるよりも効率的、有意義である可能性が高いです。
心理士さんは基本的にはクライアント自身で解決させる方向で話を進めますので、特定の宗教を信じたり、
相談相手の人格や知識を闇雲に尊敬、崇拝する必要がありません。
臨床心理士という肩書きを持っていらっしゃる方は現在進行形で心理学について
学ばれているので、古い偏った知識を元に意見される危険性が少ないと思います。
プライバシーの保護に関しては、そこらの誰某より、看板を掲げた医院、それを専門に職業としている
カウンセラーに聞いてもらうほうが安心できるのではないでしょうか?
極端な例では、臨床心理士はクライアントの利益を最優先にするため、暴力行為や誹謗中傷などを
行ってしまいそうな方に対してのある程度の免疫やリスク管理ができている(それを目指している)
そうなので、不用意にこちらから危害を加えてしまう危険を回避できる可能性が高まります。
以下は補足
●精神科医
精神科医は、患者さんのお話をじっくり聞けないという制約があるそうです。(間違ってたらすみません)
現状の保険制度かなにかの経営上の問題で。なのでじっくり聞く場合は心理士さんなどになるかと。
●カウンセラーとして活動している人は臨床心理士がほとんど
これについては、取得と継続が容易ではなく、最も高位の資格(私の知識では)の臨床心理士ですら
安定した就職が望めない面もある供給過多の背景が一因であると思っています。
カウンセラー募集などあっても経験者に限られ、まず経験をつむのが難しい現状。
●経験談(臨床心理士さんのカウンセリングを受けて)
私自身が認識できていない問題や、あえて意識しないできた問題について引き出して、いくつか例を
あげていただいたりしつつ具体化していただけました。
具体化したあとはどうするべきか考える時間をくださったりします。
で、いくつかこちらから対応案を述べたあと、軽く後押しするような情報をいただけたり。
黙っているとあくまで一例としていろいろなお話をしてくださいます。(ごく自然で押し付けがましくない。たまに自分の趣味の話に走る心理士さんもいましたが、まぁそれはそれでひとつの手法かなぁと)
このあたりのテクニックはやはり、学んで経験をつんでおかないと身につかないなぁと。