ご参考までにどうぞ。
こちらの本もいかがでしょう?
しょうどうぶつ程多く、
大きいどうぶつほど少なく、
寿命に比例するようで
計算式があります
運動時の脈拍数の問題でなく、平常時においての脈拍数において、70打という数字がどうして基準になってくるのかが知りたいところです。いずれにしてもありがとうございました。
>本川達雄著「ゾウの時間ネズミの時間」
>また寿命を心臓の鼓動時間で割り算すると、ほ乳類ではどの動物でも一生の間に約20億回打つことになる。
>例えば人間の場合、寿命÷鼓動間隔=(75 歳×365 日×24 時×3600 秒)÷1.17(=脈拍が1分で 70 回とし
>て)=2,021,538,462 回である
心臓のある生物での一般的な傾向から考えると、鼓動回数がほぼ定まっているのでしょう。すると、心拍数が早い程、早く限界に来てしまいます。
>脈拍数は79.5±14.2拍/分であった
>正常血圧群に比べ正常高値以上の群では、年齢、身長、体重、BMI、脈拍数、赤血球数、ヘモグロビンなどがい
>ずれも有意に高く
>特に男女とも、脈拍数とBMIの回帰係数が他の因子に比べ明らかに高値であった。
>正常血圧群に比べて正常高値群や高血圧群では、体重、BMIおよび脈拍数が有意に高く、正常高値群に比べ高血
>圧群ではさらに高値を示した。
つまり統計的調べたら、「脈拍数が高い人は、BMIが高く、血圧も高い」ということです。他にも同様なデータはあるかと思います。ここで肥満な人や血圧が高い人は、標準的な人と比べ、病気になりやすいので、結果的に平均寿命が短くなります。そしたら、直接の因果関係が無くても「脈拍数が高い人は寿命が短い」としてもあながち間違いではありませんし、平時の脈拍数が低くなるように、適度な運動をして心肺機能を高めるのは効果的です。
ここからが、そのラジオ放送の直接的な根拠になるかと思います。
>東北大学の今井教授による、宮城県の大はざま村における10数年間に及ぶ地道な研究から
>脈の速い人ほど、寿命が短いことも判りました。今井教授の研究によると、朝起きたときの脈拍数が73以上の
>人は、良くないと判りました。
http://www.lifescience.jp/ebm/opinion/200109/
今井 潤−日本人による日本人のためのエビデンス構築に向けて
>家庭血圧によって得られる心拍数の情報はかなり予後予測能が高いということがわかってきています。Framingham
>研究のような10万人規模で30年も追いかけると,そのようなことがわかってきます。ところが,大迫研究はたか
>だか1,500人の人を7年間追跡した結果,心拍数の高い人ほど死亡率は高く,相対ハザードで4倍という結果
統計的な結果に基づいてるのでしょう。
http://www.cpt.med.tohoku.ac.jp/Ohasama.html
Ohasama(大迫)研究のご紹介
最後に、専門用語やら英語ですが・・・、これら論文を読むと、詳しく判るのではないでしょうか?。
疾病、運動などの負荷がかかった場合に、そこに心拍数が基本的に大きいというデメリットがあれば、それが寿命に少なからぬ影響を与えるということは理解できるのですが、拘るようですが[70]以上という数値の設定というものがまだ呑み込めません。いろいろなsiteのご教示、ありがとうございました。
初めにお断りしておけばよかったのですが、本川先生の「15億回説」については、これでいけば私など、すでに10年以上の昔に寿命が終わっている計算になります。
本川先生にそのことでお尋ねしたところ、人間は社会環境など他の動物ではない条件があるので、人間は例外とのことでした。そこを大塚先生は「寿命が短い」とおっしゃるので新しい見解でもあるのだろうかと思ったわけです。ありがとうございました。