二つを調べてみたのですが、ヒップホップは「ラップ、グラフィティーアート、ブレイクダンス等の文化的な現象」で、ラップは「歌詞の中で韻を踏む音楽の形態」であることはわかりました。
ヒップホップという文化の中にラップという音楽があることはわかったのですが、「ヒップホップだけどラップではない音楽」というものはあるのでしょうか・・?
もしできましたら、日本語で「ラップではないヒップホップ」をしているアーティスト、または曲を教えていただけないでしょうか?
よろしくお願いします!
http://dragonash2.at.infoseek.co.jp/hiphop.html
Untitled Document
「ヒップホップとしてのドラゴンアッシュ」−「ヒップホップ入門」
おそらくこのあたりは目を通されていることと思います.
http://www.jahsonic.com/Rap.html
A History of Rap and Hip Hop
上の内容とも重複しますが,Hip-Hopの4大要素は「MCing, DJing, graffiti art, and breakdancing」とあり,ラップを除いては考えられないというのが私見です.
ジャマイカのダブミュージックを起源とし,ロック,ダンス,レゲエ等,複数の音楽をアレンジして「ラップ」するものがヒップホップミュージックであれば,ラップしないものは単なる「ロック」「ダンス」「レゲエ」と分類されるものではないでしょうか.
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E3%81%AE%E3%83%9...
日本のヒップホップ - Wikipedia
ここにもみられるように,いくら日本のヒップホップとして小沢健二があげられても,全ての小沢健二の曲をヒップホップとはできないと思います.
http://under.moo.jp/music/archives/hip_hop.php
undermoon*MusicBlog: Hip Hop
いわゆるアブストラクトヒップホップとかトリップホップなんかを考えると良いと思います。
ヒップホップジャズバンドみたいなのとか。
ラップがなくて、リズムだけヒップホップみたいな
フュージョン的な音楽です。
日本語じゃないですが、インストなのでどうでしょう。
ありがとうございました!インストですか。
ラップがなくて、リズムがヒップホップというのは、やはりフュージョン系の音楽しかないのでしょうか・・。
もう少し考えてみます。ありがとうございました!
http://www.djtimes.com/original/realvideo/resize_scratch.htm
DJ Times Magazine Video Interviews
例えば、HipHopにはDJを中心にした潮流というのもあって、
そこではScratchingを使ってBackTruckにとどまらない音楽を作り上げている人たちなんかがいます。
このサイトのVideoとかを見てると凄いです。
ちなみにDJバトルの世界大会なんかもあります。
http://www.sonymusicshop.jp/detail.asp?goods=AICT000000025
Sony Music Shop
この分野で、日本人では誰かって言われるとDJ Krushってことになるのかな。
それはちょっと、本道のHipHopとは分野が違うという、うるさ方もおられるとは思いますが。
http://www.hmv.co.jp/product/detail.asp?sku=388802
Geisha Girls Show炎のおっさんアワ−【CD】-Geisha Girls/音楽/HMV
残念ながら上記はインストなので、日本語でRapではなくてHipHopなのは誰かなと考えていたら、
これが最初に思い付きました。どう見ても反則技ですが、現地人も認める内容の濃さです。
http://www.hmv.co.jp/product/detail.asp?sku=35730
Visitors【CD】-佐野元春/音楽/HMV
他にも佐野元春の『Visitors』なんかも出始めの頃のHipHopを足がかりに作られているAlbumです。
参考になるかも知れません。
Geisha Girlsと佐野元春は今度聴いてみます。詳しく調べていただき、ありがとうございました!
回答をいただいて、あれから考えてみたのですが、僕が探している「ラップではないヒップホップ」というのは、インストのヒップホップを除くと、ヒップホップにはないということなのでしょうか?
厳密に言えば、ロックやポップスなどにある「歌詞が韻を踏んでいない、ヒップホップ調の音楽」ということになるのでしょうか・・?
よくわからなくなってしまいました・・。
すみません・・。
ご存知の方がいらっしゃいましたら、引き続きご回答をお願いいたします。
http://www.msu.edu/user/okumurak/kouza/whatshiphop.html
ヒップホップカルチャーとは?
悩んで当然のことだと思います。変な例えですが、
HIPHOPが日本の「コギャル文化」だとすれば、ラップはコギャルの自己表現の一手段である「プリクラ」みたいなものです。外国人がこの違いを本当の意味で理解するのと、日本人がHIPHOPとラップの違いを理解するのとは同じくらい困難でしょう。ps1608さんの問いかけは「プリクラを断固撮らないでコギャルを実践している女の子はいるか?」に等しいと言えば分かりやすいでしょうか。
さて、ご指摘のようにHIP-HOPという文化の表現手段として
・ターンテーブル
・ブレイクダンス
・ラップ
・グラフィティ
・DJ
などがあり、ラップは一技法にすぎません。
また、ヒップホップでなくともロックサウンドやハードコアサウンド、ファンクにパンクにラップをのせるスタイルのバンドも少なくありません。サラリーマンだってたまにプリクラとりますもんね。
(ただ、音楽ジャンルとしてのHIP HOPとRAPが別に扱われることはあるようです。例えばビルボードのチャートではHIP HOP/R&BチャートとRAPチャートが分けられています。)
さて、お求めの音楽ですが、ヒップホップ文化を志向しながらもラッパーを持たない日本のアーティストのものということになりますね。
まずは、上記のラップ以外の4項目についてあたってみるといいと思います。クラブとかに顔を出してみるといいかもしれません。
また参考URLを見てなぜHIPHOPが好きなのかを問い直してみるのも、お探しの音楽を見つけるのには有効だと思いますよ。
また、こういう音楽ジャンルは『自己申告』で決まりがちなのでジャンル名だけで深く考えてはイケナイというのも一つの事実です。
主にこの辺の情報を参考に回答しました。
http://oshiete1.goo.ne.jp/kotaeru.php3?q=252816
音楽用語に詳しい方! - 教えて!goo
詳しいご説明、ありがとうございました!
ヒップホップとラップをコギャル文化で説明していただけると、とてもわかりやすかったです。
僕が探している「ヒップホップ文化を志向しながらも、ラッパーを持たない日本のアーティスト」というものは、もしかすると、最近の安室奈美恵の曲の中にもあるのでしょうか・・?
もう少し考えてみます。ありがとうございました!
http://www.di.fm/edmguide/edmguide.html
Ishkur's Guide to Electronic Music | New Home on Techno.org
上記ページのBreakbeatを参考にどうぞ。
アブストラクトHIPHOP等、HIPHOP周辺の音楽の典型例を視聴できます。
上記ページではHIPHOP=RAPとしています。
coxcombさんの見方に賛同します。
(ゲイシャガールズはナイス!)
広い枠でみると、HIPHOPもインストのHIPHOPもBreakBeatsに含まれているのでは?
リズムがBreakBeatsであることがHIPHOPの大きな特徴だと捉えている人から言うと、かなり幅広い曲がHIPHOPに入れてよいと言うと思います。
RapやBreakDanceと同期して出てきたというルーツというところにこだわっている人はもっと狭い範囲をHIPHOPと言っていると思います。
RAPが入っているけど、HIPHOPではないという曲(Drum’n BassにRapを乗せている等)は、HIPHOPと普通は言わないと思います。
狭義のHIPHOP=BreakBeats+RAP
講義のHIPHOP=BreakBeats+Something
ということかなと私は理解しているのですが。。。
FUTURE SHOCK
HIPHOPという言葉が80年代に、一般のリスナーまで広く知られるようになったのは、
ハービー・ハンコックのRockitからかなと思いますが、これはインスト曲でした。
(URLはハービーとは関係ないですが、HIPHOPレーベルということで。。。)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00005R6J2/250-1393188-...
Amazon.co.jp: Reload~The Remix Collection: 音楽: DJ KRUSH,マンデイ満ちる,ハービー・ハンコック,ACO,ガリアーノ,SUGIZO,ブルー・ノート,ラッパ我リヤ,めいなCo.Featuring ATUSHI“木原孝”OKUNO,鼓童,ブンブンサテライツ
マンデイ満ちるやAcoのソウルフルなボーカルでDJ Krushがターンテーブルを回している場合は、HIPHOPというのか、いわないのか微妙。
逆にビートはRockなんだけど、Rapが乗っかってる場合はHIPHOPなのかというとこれも微妙。
最終的には歌っている人、Rapしてる人がHIPHOPのスピリットでやっているのかどうかで決めるしかないのかもしれません。
ありがとうございました!
URLの試聴サイトはとてもよかったです。
あとヒップホップ・スピリットについて、だんだんわかってきました!
> ビートはRockなんだけど、Rapが乗っかってる場合はHIPHOPなのかというとこれも微妙。
ヒップホップかどうかというのは、ロックとは何か?と同じくらい難しい質問であることがわかりました。
もう少し皆さんのご回答を聞いて考えてみます。
ありがとうございました!
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00005HT9M/qid=10925546...
Amazon.co.jp: ライヴ・ミックス・パート 1: 音楽: ブレイケストラ
ラップではないがHIPHOPである音楽は、何をHIPHOPとするか、その観点によって違います。
HIPHOPの歴史の観点で言えば、曲のネタに使われたYMOの「ファイアークラッカー」はテクノポップですが、サンプリングもしくは二枚使いネタとなることでHIPHOPに含まれるようになりました。
「アパッチ」という大ネタの曲がありますが、ファイアークラッカーと同様に重要です。クイーンの「地獄へ道連れ」、シックの「グッド・タイムズ」も更に同じであります。
ラップではない、と言うところに着目しますと、DJのターンテーブル演奏=ターンテーブリズムも立派にHIPHOPです。大御所BUDDHA BLANDやMURO作のインスト曲などは、ラップ無しの日PHOPと断言しても差し支えは無いでしょう。
あるいはHiPHOPのアイコンであるファッションはどうでしょう。ゴールドチェーン、改造ラジカセゲットーブラスター、アディダス・スーパースター等等。これらのアイテムもHIPHOPカルチャーの一部と、今はなっております。
究極的なものとしては、生き様そのものがHIPHOPである人物があります。
KRS ONE,YOU THE ROCK等、賛否両論があれど自分のHIPHOP感覚と美学に従ってシーンを開拓し続ける彼ら/彼女らは、別に彼らの音楽が無くても、すでにHIPHOPなのではないでしょうか。
いささか取り留めなく、悪文ではありますが、失礼いたしました。
丁寧なご回答、ありがとうございました!
僕の質問の「ラップではないヒップホップ」とはどういうものになるのか、ヒップホップというものは何なのか、ここまでの皆さんのご回答でだいぶはっきりしてきました。
本当にありがとうございました!
もう一度整理してみると、新たな疑問が出たのですが、このまま続けると初めの質問の趣旨とずれてしまいますので、ここで一度終了させていただきます。
本当に皆さんありがとうございました!
ありがとうございました!詳しく説明していただき、助かりました。Dragon AshとZEEBRAとスチャダラパーはアルバムを持っているので、聴いてみます!