http://www.atmarkit.co.jp/aig/01xml/smil.html
XML用語事典 [SMIL]
一言で言うと「マルチメディア向けの言語」です。
テキスト・静止画・動画・音声等さまざまなデータをを一括して制御・処理できる事と、
表現のレイアウトや再生のタイミング等を正確に指定可能な事が主な特徴と言えます。
ビジネスでの実用例はauの携帯コンテンツ制作があります。
また、前述の特長を生かしてプレゼンテーションに使われる事も多いようです。
http://service.jp.real.com/help/faq/prod/jbb015.html
RealNetworks FAQ: jbb015
リアルネットワークス社の製品FAQを見るのが早いのでは?
やはり、実際に動いているDEMOをを見るのが一番でしょう。(DEMOを見るには、RealPlayer10がインストールされている必要がありますよ。)
用語解説はいらん!ってことなので、実際にはどういう風に使うかを知りたいのですよね?
簡単に言えば、SMILは動画や音声コンテンツに、TEXT情報や静止画情報を加えてよりリッチなコンテンツを実現するための、コンテンツ制御言語です。HTTPのコードと似ています。
http://www.jp.realnetworks.com/products/training/index.html
製品&サービス > 教育テキスト
リアルネットワーク社 教育テキスト
この中に「RealPlayer SMIL コンテンツクリエーションコース」ってのもあります。SMILの作成方法を学ぶには適当かも。無償でDLできます。
興味があれば、自分で作ってみるのが理解をする上で、一番早いでしょう。
SMIL Developers Center
リンク先は日本で唯一の SMIL MLを管理する林氏のHPです。
実際にどのようなビジネスモデルに利用されているかですが、なかなか実際に利用されていないのが現状ではないでしょうか。
というのも、SMILをフルサポートしているPlayerはRealPlayerだけなので、必然的にリアルネットワークスの動画・音声ファイルを採用する必要があります。(Apple社 QuickTime PlayerもSMILをサポートしていますが、RealPlayerほど、サポートする範囲が広くないので、QuickTime Player用のSMILコンテンツは見たことありません。)
で、リアルが動画配信市場のシェアを押さえているかとおいと、そうでもないのです。昔は「動画=リアル」でしたが、最近はMSのWindowsMediaの方が採用されるケースが多いのではないでしょうか。(理由はいろいろありますが、ここでは割愛します。)Windows Media PlayerはSMILをサポートしていないので、その他の方法でSMILに対抗する技術を実装しています。
このような市場状況のありますが、SMIL普及の妨げになっている一番の原因は、SMILを書けるコンテンツクリエイターが少ないってことでしょう。SMILを生成をサポートするエディトツールも存在しますが、まだまだマイナーなようです。
以上のことから、SMILコンテンツを実際に目にする機会は減っているのが現実でしょう。数年前は大和證券が株価情報を配信するのに、動画と株価のティッカー情報を同期させるのにSMILを利用していたなんて話は聞いたことがあります。(今もやってるかどうかは知りません。)
あえて言及するなら、IR情報の公開用コンテンツとして、よく株式総会の映像が公開されることがありますが、これにSMILを利用することが多かったようです。(動画とPPTスライドを同期させるのに利用するケースが多いようです。)
今後は、3G携帯電話の動画配信でもSMILが採用されるようですが、これをどのようにビジネスで利用されるかが、市場でのSMILの認知度の向上に影響をあたえるのではないかと。
詳細な回答とても参考になりました。ありがとうございます!
W3C Synchronized Multimedia Home page
SMILはW3Cで標準化されているXML言語の一つで,テキストやビデオ,サウンドなどを配置(レイアウト)して,同期再生することができるマルチメディアオーサリング言語です.簡単に言えばマルチメディアプレゼンテーション作成言語という感じでしょうか.Macromedia Flashの標準版みたいなもので,Real社のRealOne Playerで再生できます.他にも日本の写メールの海外標準版であるMMSというメールサービスではこのSMILを用いて写真やムービーを張り込んだメールを記述します.規模的にはMMSメールサービスに利用されるものが現在最大でしょう.ビジネスモデルは写メールと一緒でユーザ間のコミュニケーション,コンテンツ配信サービス等々となります.W3CのSMIL標準化はSMIL2.0の策定後一時ストップしていたのですが,このたびSYMM Working Groupとして再開されました.SYMMにおいてはSMIL2.1およびSMILの次バージョンを策定することを目的としており,SMIL2.1では先のMMS応用に特化した各種の拡張を行っています.一方SMILの未来版に関してはSONYが中心となって推進しているもので,TV放送などに利用されるプロ用コンテンツをSMILを用いて非破壊編集しようというものです.将来的には,放送コンテンツの一部はSMILとしてオーサリングされるということもあるかもしれません.
なるほど、ありがとうございます
なるほど、auだけなんですかね