・週数(未熟児か成熟児か)
・出産形態(正常/帝王切開その他)
・人種
等による違いがあればそれもお願いします
卵円孔以外にも出生後すみやかに変化する体の部位があれば教えてください
人間の物じゃなくて申し訳ないのですが・・・本文中程に猿の新生児を放置して実験、という部分があり、それによると1時間40分で閉じるとのこと。ただそれは外気に触れた状態で、という実験結果であり、産湯を使って即産着を着せたりすると閉じきらないこともある、という話のようです。
ちなみに私の弟はサイズが小さいので命に別状はないものの成人した今も開いたままです。41週4300gの超健康優良児でした。
質問の意図が違ってたらごめんなさい。
8ページの「6.胎児循環の出生時の変化」をご覧ください。
簡単に言うと、機能的には初回呼吸後すぐに閉鎖されます。また卵円孔以外にも動脈管・静脈管の閉鎖、肺呼吸の開始などの変化があります。
なおこれらの変化は、新生児が初回呼吸を行った際に生じるため、帝王切開でも同様と考えられます。
呼吸がトリガとなるのですね。了解です。
>初回呼吸後すぐに
とは数分程度ということでしょうか
「普通は数時間から数日で閉じてしまいます。」
http://www.jsachd.org/qaa/view.php?id=5
卵円孔開存に関してのご質問
「一般的に卵円孔は、子供の25%程度、成人でも10-20%程度は開存しているとさ れています。」…とありますので、10%ほどの人は、子供から大人になるまでに、ゆっくり時間をかけて閉じるということになるのでしょうか。
「出生後すみやかに変化する体の部位」
とりあえず有名なところで、「頭蓋骨縫合」ですかね。新生児の場合、頭のテッペン(大泉門)や後ろ(小泉門)の部分で頭蓋骨はまだ開いていますが、後者は3ヶ月、前者も18ヶ月ほどでふさがるものなのだそうです。ご参考まで。
一瞬とかではなく数時間はかかるということですね。
続く質問にも答えていただきありがとうございました。
指の骨なんかも乳幼児のあいだは離れてますよね
卵円孔とともに胎児循環を形成するのは動脈管(大動脈と肺動脈の間の短絡)ですから、出生後、卵円孔のみならず動脈管もすみやか(数分以内)に閉鎖することとなります。
卵円孔の閉鎖の方が可逆的で上記URLによると、成人の20%に(小さなものですが)存在する、しかしこれは心房中隔欠損とはいわない、とあります。
何等かの理由で呼吸障害が起ると、胎児循環からの遷移が遅れる可能性があり、未熟児には、動脈管開存が多いとする報告がありますが、これは理屈にあっていると思います。
しかし、出産形態や人種差にまで踏み込んだ論文は見つからず、わたしもちょっとわかりません。
英文文献まであたれば、もっと知見が得られるかもしれませんが、力不足で、そこまで及びませんでした。
出生後の脈管系の変化については1番目のURLでよく分かりました。
卵円孔に関しては数時間〜数ヶ月あるいは閉鎖しないということで非常に幅があることがわかりました
ありがとうございます
上記のE. 出生後の変化(図7)をご覧ください
回答の2.に補足ですが
卵円孔が「機能的」に閉鎖する(つまり、新生児が生命を維持できる程度の変化)のは数分程度で生じます。
しかし、卵円孔が解剖的に閉鎖するのは数ヶ月から1年かかるとされています。
他の胎児循環に関しても機能的にはすぐ(数分程度)で生じ、そのため新生児は胎盤が無くとも生命を維持できます。
ああ、なるほど。
機能的な変化と形成的な変化をごっちゃにしていたようです
ありがとうございました
すみません。
質問には書いていませんが当然人間です。
個人差があるらしいことは承知しております