コラーゲンの生成過程において、細胞内プロセッシングと細胞外プロセッシングがありますが、分子型(?型、?型など)は、細胞内プロセッシングのどの段階で決定されているのでしょうか?DNAからペプチド鎖が作られる転写・翻訳の段階なのか、翻訳後修飾の段階なのか、それとも違う段階なのか、よくわかりません。アドバイスお待ちしております。

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回答1件)

id:FK506 No.1

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この文献を参照にしています。長いので、内容を要約します。

まず、コラーゲンの分子型なのですが、質問にあるのは、コラーゲンI型からXXI型まである型の事でしょうか?

コラーゲンは非常に多くの遺伝子群を形成しています。

このI型からXXI型(21種類)まであるコーラゲンは全て違う遺伝子にコードされているために、これらの分子型は遺伝子が転写される時点で決定されているために細胞内のプロセッシングといった過程ではありません。

つぎに、一番よく知られている皮膚などの繊維状コラーゲンは、細胞外の繊維状になるまでに様々な修飾を受けます。まず、遺伝子が転写され後、タンパク質が合成されます。そのあとER内で、糖鎖修飾と水酸基の付加が行われます。その後、小胞によって細胞の外の運ばれて、そこで、両末端を切断されて、残った部分が他のコラーゲン分子と結合されて束状にされていくことによって繊維状になります。唯一、プロセッシング(切断と解釈してますが)がされるのは最後の細胞外で両端が切断される部分です。ただ、これは異なる分子を作り出すというよりは最後の仕上げです。簡単に言えば、のり巻きを作って見た目をよくするために両端を切り落とすようなものです。

質問の分子型の解釈が間違っていたらごめんなさい。

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