もうひとつの困った行動です。
普段自宅では従順で本当に聞き分けの良い理想どおりの犬なのですが、実家に帰るとまったく私の言うことを聞かなくなります。話を聞いたら妹の子供もまったくそのとおりだそうですが、これは人間の子供と同じ理屈なのでしょうか。
実家には人も大勢いますので、落ち着かないとかそのせいかもしれませんが、この二重犬格ぶりのなぞを解きたいのと、できることなら自宅にいる良い状態を保てれば理想です。
犬はグループ生活の動物で、完全な縦社会が存在しています。
なので自宅では一番上でも、実家では一番上ではなくなってしまっているので(実家のご両親が一番上)言う事を聞かなくなってしまうものと思います。
実際、子供の頃の体験として、私とペットだけの時は私の言う事を聞くのに、姉や親が一緒だと全然言う事を聞かなくなりました。
これは親や姉に私が怒られている所をペットに見られていたからのようです。
http://www.pet.co.jp/manner/shituke.html
pet.co.jp−ペットのしつけとマナー−
花王 ペットサイト Dog−犬を知る
まず二重犬格ぶりについて。
家庭に於いて犬は自分を「下から二番目」に位置づけると言います。その通りだと思います。我が家の犬も、
自宅→「私・犬・旦那」
実家→「私・母・旦那・犬・妹」
の順に位置づけていて態度は露骨です。下から二番目なのか三番目なのかはともかく、犬にとっては「自分より偉くない」人がいるのは確かです。
で、言うことを聞かないのは単に激しい興奮状態にあるせいだと思います。うちの妹の犬が、そうです。人が多いと、訳が分からなくなるまで走り回るし誰の言うことも聞きません。日頃に大勢の人と接する機会がないことと、大勢の人と接しているときに皆が甘やかしてしまい、誰も厳しくしないのが原因のようです。
上は一例ですので、質問者様のわんちゃんが同じとは限りませんが…。
ところで、逆に実家の皆様が質問者様の自宅に来ることはないでしょうか?そしてもしも来たとしてわんちゃんの様子はいかがでしょうか。
自宅にいても人が増えれば興奮するようであれば、慣れるまでちょくちょく大勢の人を家に呼んで「人がいっぱいいることが特殊ではない」状況を作るのもよいかと思います。その上で、あまり構いすぎないようにする…家族全員の協力と強い意志が必要ですが。
「人がいっぱいいても、そんなに普段と変わらないし良いこともない」
というのを理解すれば、かなり落ち着きます。
あくまで我が家の場合なのですが参考になれば幸いです。
人がいっぱいいることによる興奮状態から脱することができずに私の言葉も素通りしてしまっている状態なのです。
私に怒られても逃げ場がある、誰かがかばってくれると期待しているかのようです。
人が大勢いても何も良いことはないと、学習させることが大切であるのでしょうが、人が大勢いる環境を早々作ることは難しいため、何度か行くうちに少しずつ慣らすしかなさそうです。
確かに自宅でもたった一人来客があっただけでもうれしくて興奮していますね。
知らない人だと騒ぐだけじゃなくほえるときも有ります。
だけど、状況による格付けの変化は面白いですね。
群れに入ったら絶対落ちこぼれになるタイプのくせに内心では自分は下から2番目と思っているとしたら・・・
笑えるけど大いにありえそうです!
これは典型的な「アルファ」認識の問題ですね。
犬は狼と同じ群れ習性の動物ですから、
一頭のアルファに統率されるか、
自分がアルファになるか、
自由気ままな「はぐれ狼」になるかのどれかなんです。
で、ダックスの特性なんですが、
元々猟犬として作出された犬種のくせに、
総じて従順性に欠け、しつけが入りにくい、
と書かれている文献が多いんです。
つまり、自分がアルファになるか、
はぐれ狼になってしまいやすい犬種、
ということなんですね。
そんなわけで、「二重犬格」の原因は、
犬が自分の判断で動いているから、ということでしょう。
元々猟犬ですから、頭はいいんです。
利発で行動力もあります。
でも、それを支えているのは主に自己判断力ですから、
なかなか人間の思うようにはなってくれないんですよね。
特に自宅にいる時とご実家に行った時では、
人間の方も無意識のうちに、
犬への接し方が変わってしまいまいがちでしょう。
犬から見ると、
人間の方も場所によってボクへの接し方が違うんだよなと、
きっとそんなふうに見えていると思います。
おそらくそんなことが原因ですから、
ここは犬のしつけというよりも、
飼い主の側のハンドラとしての素養。
これを磨いていくことが大切かなと思います。
犬は、自分にとって優秀なハンドラである飼い主には、
周囲の環境無関係によく付き従います。
最近は、犬をしつけるということよりも
飼い主に対して犬の扱い方を丁寧に教えてくれる、
アメリカ流のしつけ教室が多くなっています。
JAHA(日本動物病院福祉協会)の推進している
CAPP(動物介在療法)ボランティアにつながる教室が
だいたいそういうメソッドでやっています。
実施元が獣医の団体ですから、
動物病院を通じてそういうしつけ教室の情報が手に入ります。
そんなわけで、かかりつけの先生に、
いい教室ありませんか、
と聞いてみるのもいい手だと思いますよ。
ぜひ愛犬のよきハンドラを目指してください。
すると犬の方も自然に、
素晴らしい天才わんちゃんになってきます。
ご健闘ください(^-^)/
なるほどですね〜
恥ずかしい話ですが、確かに実家ではおざなりな態度を取っていたのは事実です。
皆いるし、面倒だからいーや・・・と。
だからといって自宅でも私は決して優秀な飼い主ではないのです。
なのに我が家の犬は、しつけの面などでほとんど手を煩わせないため、私たちの関係はうまく行っているつもりでした。
我が家では良い子ぶっているが、実は仮の姿で、実家で本性を現していた・・・とか、考えたくないですが!!
いずれにしても相手に変化を求めたいなら自分から改善しないといけないというのは、人間関係でも同じですよね。
ありがとうございました!
URLはダミーです。
1番の方が言う通り縦社会です。引き分けがありません。
その犬の性格にもよると思いますが、お父様と3歳の女の子が下位にいることによって、ここでならリーダーになれるかもしれないと思っているのでは。
我が家にもゴールデンレトリバーのオスがいます。
来月5歳になりますが、最近ようやくおとなしくなってきました。
それでも、もしかしたらリーダーにというチャレンジ精神は健在です。2歳の息子にも最近、挑むようになってきました。
リーダーになると、下位の人達に危険が迫っていないかずっと気にしていないとならないようで、徹夜になるのもそういった状況からではないかと思いました。
リーダーは休まる暇がないので寿命も短くなるらしいです。
苦労した我が家の体験が少しでも参考になれば幸いです。
どちらかといえば落ちこぼれ犬の部類なので
リーダーへの野望は持っていないと思っていたのですが・・・
上記の行動がリーダーを狙う犬の行動であるというのは大いに理解できると思います。
引っ込み思案のダメダメ犬だとばかり思っていたので頼もしい気もしますが・・・
自宅に帰ったとたんに安心したのかすぐに横になってしまい
翌日まで疲れが取れない様子は確かに寿命を縮める原因になるっていると思います。
飼い主である自分がしっかりしなければと思いました。
大変参考になりました!
実家では私以外の家族にマウンティングをしますので、以前から家族は自分の手下だと思っている節はありました。
どういうわけだか、特に父親と姪にだけ激しくです!!姪は体も小さいし(3歳)わかりますが、別に家で、威厳を保てていない父ということは決してありません。父には「一番好きだからするんだよ」と言い訳してごまかしています。(そう言うとまんざらでもなさそうなので・・・)
また、実家で私が両親から怒られたことは有りません。(私はもう大人ですので)
マウンティングにあわせて私の言うことを聞かないというのは、実家でのみ立場が逆転し自分が一番になると思ってしまうのでしょうか。
また、ちなみにですが実家に泊まった際は興奮してぜんぜん眠らず徹夜しています。