リポフェクションを使った遺伝子導入の際に、
例えばRNAをLipofectamine2000で遺伝子導入する場合など、
Invitrogenの推奨は、抗生物質の無い培地を用いることですが、
その理由を目にしたことがありません。
何故、リポフェクションを使った遺伝子導入の際に、抗生物質があるとよくない
(恐らく毒性が問題だとは思うのですが、その毒性が何に起因するのか)
のでしょうか?
マニュアルの中に
4. Do not add antibiotics to media during transfection as this causes cell death.
とあるので御推測の通り細胞が死んでしまう要因ということですね。で、その原因については
http://www.b-bridge.com/products/index.php?supplier=bbi&prod...
プロダクツ・インフォメーション : B-Bridge International, Inc.TAGLINE
「トランスフェクション試薬と抗生物質を同時に使用した場合、脂質が細胞の透過性を向上させるため抗生物質までもが細胞内に入り、健康な細胞が維持できなくなるため,トランスフェクション効率が低下するという結果になっていました。」
ということでトランスフェクション試薬によって細胞内に抗生物質も核酸と一緒に導入されてそれが細胞毒性を引き起こすということらしいです。
なるほど。
つまり、やたらと濃い抗生物実効濃度ってことになってしうまうんですね。
B-Bridgeって知らない会社ですが、
ありがとうございました。