百年前の二十世紀―明治・大正の未来予測 (ちくまプリマーブックス)
ちょっと好みが分かれるかもしれませんが、私が好きなものを。
『百年前の二十世紀』1995年・高校
1901年1月1日、未来を予測した新聞記事が掲載されました。また、未来予測的小説などから明治時代の人たちは未来についてどういった見方をしていたか、希望をもっていたかが書かれています。
明治時代の人たちも意外にやわらかい頭を持っていて、明治に親近感を抱くきっかけになりました。
『黒船』1992年・高校
これはまだ読みかけなのですが、オランダ語通訳官を軸にした、浦賀にペリーが来航した時の話です。歴史ものだし、台詞が少ないし、分厚いのでとっつきにくいですが、状況描写が細かく、場面にリアリティがあります。ペリー来航によってどれだけ幕府や町の人々が揺さぶられたかがリアルに分かる、いい本だと思います。
なんか昔の本や歴史ものに偏ってしまった感がありますが、どうでしょうか?
「黒船」は分厚いですね。今年の課題図書はみな薄かったので、13年前はすごかったんだな、と思いました。あと、やっぱり高校生向けとなると、一般書なんですね、事実上。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4580814819/os-22/ref%3D...
Amazon.co.jp: 荒野にネコは生きぬいて: 本: G.D.グリフィス,前田 三恵子
第25回(1979年)の課題図書。
荒野に置き去りにされた一匹の子猫の物語です。
自然の中で生きて行くことの残酷さ、戸惑いが淡々としたストーリーで客観的に描かれていて小学生だった当時ひどく衝撃を受けた気がします。
また読み返したい一冊です。
ありがとうございます。
本書が読書感想文コンクールで指定されるいわゆる「課題本」になったことはないはずですが? 私の勘違いでしょうか。
この本、本当に課題図書になったのですか? 基本的に、課題図書は前年に刊行された作品から選ばれるのです。したがって、定評ある名作は課題図書にならないはずです。新訳という可能性はありますが、書籍の情報を見ると1981年に初版発行。それが1996年に課題図書になったとしたら、非常に珍しいケースですよね。
http://www.bk1.co.jp/product/2180139
オンライン書店ビーケーワン:エミリーへの手紙
共に平成15年・青少年読書感想文コンクール課題図書です。
エミリーへの手紙(高校の部)
おじいちゃんが孫のエミリーへ残した1冊の詩集。
その中には、おじいちゃんからの秘密の暗号が残されていて………。
エミリーがひとつづつ暗号を解き、祖父からのメッセージを受け取る中で変化する人間関係が心に沁みます。
暗号解きも面白く、ぜひ原作で読みたいと思わせる1冊。
水底の棺(中学の部)
古代の貴人を葬った墓所から大量の石棺を掘り出してそれを池の土木工事に使った狭山池。その土木工事を果たす孤児の小松と、東大寺再興の偉業を果たした実在の重源上人、そしてその他沢山の人生が織り成す、壮大なドラマです。
中学生向けにしては渋い1冊だと思いますが、私は大泣きしながら読んだ覚えがあります。
ありがとうございます。
もう少し待ちますが、ここまでに出てきた本には高校生向けが多い。毎年、たった3冊しか指定されないのに。毎年12冊が指定される小学生向けの本は、だいたい忘れ去られてしまうようですね。
http://otou-no.cocolog-nifty.com/kadaitosho/cat3585125/index.htm...
0-0.歴代課題図書一覧: 「夏の課題図書」 読書感想文を書こう!
「夏の庭」は1993年、中学生向けの課題図書です。
安易な文体で読みやすいですが、
「死」をテーマに取り扱っていて、どきどきしながら
読んだ覚えがあります。
「よもぎだんご」は1990年、小学校低学年向けです。
食べ物を作る本って、なんだか楽しい気分になります。
課題図書一覧を載せたブログがありましたので
参考までに、どうぞ。
「安易」ではなく「平易」かと存じます。
参考記事、たいへん役立ちました。
1979年度、小学校高学年向けの課題図書です。
全五冊シリーズの「青葉学園物語」の2作目ですが、独立して読んでも全作通して読んでも面白くて、何度も何度も読みました。
戦争孤児達の収容施設の話、というとすごく重たそうなんですが、
この孤児達がみんな揃ってとんでもない悪ガキばっかりで、
やらこすこととにかく全部、笑えて笑えてしょうがなかったです。
下手な漫才より大笑いできて、初めて読んだときは読んでいる途中にトイレに行きたくなったのに、
それも我慢しながら足踏みして先を読んでしまったくらい笑いました。
それでいて、ラストにしんみりせまってくる切なさがあって、その対比にはものすごいものがあります。
どうもありがとうございます。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4566012182/oyakokuma09-...
Amazon.co.jp: 火よう日のごちそうはひきがえる: 本: ラッセル・エリクソン,佐藤 凉子,ローレンス・ディ・フィオリ
「火曜日のごちそうはひきがえる」
小学校低学年向けの課題図書だったと思います。
絵もとても可愛くて素敵なお話でした。
80年代の課題図書だったと思います。
どうもありがとうございます。
もしよろしければ、何年のどの学年向けの課題図書だったのか、書いていただけますか?