雑誌の名前は「ピープル」で、悩み相談室の名前は「煩悶作家のひとりごと」だったような気がします。
読者の悩みに答え、また自分の悩みを読者に相談する…というスタイルです。
男に貢いでいる女性の相談に「二人だけの通貨を作りましょう。名前はアガペーです」。自分では「売れる本を書こうとしても、つい傑作を書いてしまう自分に悩んでいます」と相談していました。
毎回ウィットというか毒舌がおもしろくて、単行本化を期待していましたが、廃刊によりその後は不明です。
よろしくお願いします。
ひょっとして。
「月刊アサヒグラフ person」(2001年5月号~2003年4月最終号)に連載されていた『煩悶朝日~懊悩作家の双方向人生相談』ではないでしょうか。当たりかどうか、表紙写真をご覧になってみてください。
え~、朝日新聞社出版本部出版販売部に問い合わせましたら、現在単行本になっておらず、出版する予定もないともことでした。理由は
●「雑誌が終わってしまい、連載の数も少なかったので、単行本でまとめるだけの分量がない」
●「島田雅彦氏の一連の著作群の中で、『煩悶朝日』だけテイストが違うような気もするので、検討はしたものの(社内でも)難しいのではないかという意見があった」
また、
●「もし島田さんが他の著作と併せて1冊に、ということだったら単行本化も可能だと思う」
●「もしそういう(他の著作との合併発行)のつもりがあれば、著作権の関係からうち(朝日新聞社)に何かしらのアクションがあるはずだが、現在のところそれはない」
とのことです。
残念ですね…。
ちなみにここが島田雅彦氏のオフィシャルサイトです。
合っています! ありがとうございます!
雑誌もコーナーのタイトルも間違えて覚えていましたね…どうりで見つからなかったはずです。
わざわざ出版社にまでお問い合わせしていただき、本当にありがとうございました。
それにしても単行本化の予定もないのは残念です…。
氏のホームページに要望メールでも送ってみたいと思います。